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「箱庭療法」◆HSPさんにもおススメです◎心の内側を映し出す心理療法についてくわしく紹介します◆

こんにちは。

心理カウンセラーのじゅんさんです(^^)

いつも記事を読んでいただきありがとうございます。

今回は「箱庭療法」◆心の内側を映し出す心理療法についてくわしく解説◆についてお話しますね。

あなたは昔「砂場遊び」をした記憶はありますか?

「小さいときに幼稚園でよく遊んだ」

「公園でよく遊んだ記憶がある」

「大人になってからはそんな遊びはしないな」

など、さまざまな思い出を持っているのではないでしょうか?

また、お子さんがいる方は、一緒に現在遊んだりしているかもしれません。

今回は砂場遊びではないのですが、そのような環境と近い状況で行う心理療法の「箱庭療法」についてお話します。

1.「箱庭療法」とは?

◆箱庭療法◆
「無意識の心の世界を映し出すユング心理学派の心理療法」

イギリスの小児科医のローンフェルトが考案した技法を、スイスのユング派セラピスト、ドラ・カルフが分析心理学のイメージや象徴の理論を適用して治療法として確立したものが「箱庭療法」です。

これを河合隼雄先生が日本人にとって馴染みやすいものにして1965年に日本に紹介したものなんです。

河合隼雄先生はユング派分析家の資格を日本人で初めて習得された心理学者です。臨床心理士の資格整備などにも貢献された人です。

箱庭療法は寸法が72cm×57cm×7cmの箱を用意します(内側を青色に塗られているもの)

これに1~2cmの深さまで砂を入れて、人形、動物、植物、怪獣、乗り物、、建物、家具、さまざまなミニチュアを用意します。

このミニチュアは定義はなく、セラピストが自由に用意します。

「この砂とおもちゃで何でもいいから作ってみよう」とセラピストはクライアントに伝えます。

実際はカウンセリングと併用して行うことが多くあり、セラピストのいる所でクライアントは思いのままに箱庭の中に世界を作っていきます。

出来上がった箱庭をクライアントとセラピストと共に感想を共有していきます。

これによりクライアントの箱庭作品はクライアントの心の内側の表現として役立てるということができます。

2.「箱庭療法の効果」とは?

◆箱庭療法のプロセス◆
①箱庭作りの過程を観察する
②全体のテーマとは?
③作品のまとまりの象徴とは?
④空間の使い方は?
⑤クライアントとカウンセラーが感想を共有する

内面を表現することでクライアント自身も自分の内側の気持ち「無意識の部分」に気づくということができていきます。

また箱庭を作るということ自体にも、ストレス解消になり、心の内側の問題に芸術表現の形で取り組むことで、治癒的な効果があるとされています。

またはクライアントの内側は完成した箱庭作品だけでなくて、「箱庭の作っていく過程」にも無意識というものが現れてくるため、カウンセラーは作業をしているクライアントをしっかりと見守りながら受け止めていくということが大切になります。

この箱庭療法の場合は作成はカウンセリングの時間内で行われて、だいたい30分~40分くらいで行われていきます。

出来上がった作品を見ながら面談を進めていったりしていきます。また一度作って終わりというわけではなくて、また次回の面接でも作っていき、連続していくことでクライアント自身もその内側の世界というものを受け止めて、変化を感じるとことができてきます。

箱庭療法ではカウンセラー側の解釈の力量が求められるので、高い知識と経験が必要となり、カウンセリングの効果もその力量によって左右されやすい側面もあるように思います。

3.「箱庭療法と日本の伝統の関係」とは?

日本には、伝統的にお盆の上に石を置き、風景を作る盆石(ぼんせき)があります。古くから箱庭で遊ぶ文化が日本にありました。

江戸時代末期から明治初頭にかけては多くの流派がありました。当時の子供は幼い頃、盆石遊びをし、その遊びを通して「自分の世界を作っていた」といいます。

このように、箱庭が日本に古くから伝わる遊びや風習の中にあったともいえます。

河合隼雄先生は箱庭療法に接した際、欧米と比較して非言語的表現の多い日本の文化に適していると感じ、日本へ導入したと語ったそうです。

4.まとめ

今回は心の内側を映し出す心理療法「箱庭療法」についてお話しました。

箱庭療法とは「無意識の心の世界を映し出すユング心理学派の心理療法」です。

箱庭を作るということ自体にも、ストレス解消となります。

箱庭療法ではカウンセラー側の解釈の力量が求められるので、高い知識と経験が必要です。

気になった方は箱庭療法を専門とされているカウンセラーのもとで取り組まれてみるとよいと思います。

今回は「箱庭療法」◆心の内側を映し出す心理療法についてくわしく解説◆についてお話しました。

なにかあなたにとって一つでも参考になることがあったらとてもうれしいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)

私は現在、心理カウンセラーとして活動しています。

何かご質問やご相談したいことがあれば、下記のホームページかLINEよりご連絡いただければと思います(^^)

それではまた次回の記事でお逢いしましょう。

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HSP心理カウンセラー じゅんさん
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