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「断り上手になるには?」◆HSPさんにもおススメ記事です◎断ることができなくて困っている…断れない心理と対処法を紹介します◆
こんにちは。
心理カウンセラーのじゅんさんです(^^)
いつも記事を読んでいただきありがとうございます。
今回は「断り上手になるには?」◆断ることができなくて困っている…断れない心理と対処法◆についてお話します。
あなたは誰かの誘いを断ることが苦手だなと感じたことはありますか?
「会社の上司の誘いをいつも断れず困っている…」
「周囲に合わせることが当たり前になっている…」
「今現在、断る勇気が持てずに困っている…」
と、会社の上司の誘いや何か頼まれた時に、うまく断ることができなくてついつい引き受けてしまった経験は誰でもあるのではないでしょうか。
また今現在その断る勇気が持てずに、悩んでいる方もいると思います。
私自身も過去に職場の上司の誘いを上手く断ることができず、仕事後の付き合いを無理して続けてしまったことがあります。
私の場合は会社の上司など上下関係がはっきりしていたので、目上の人の誘いは断りにくかったこともあります。
ただ、よく自分の行動を振り返ると、友人の誘いなどでも断ることができなくて、ついつい合わせてしまっていたことに気づきました。
当時の私のように「気づくといつも周囲に合わせてしまっている…」と悩んでいるかたも多いと思います。
今回はそんな断る勇気がもてない人の心理や原因、その対処法についてお話していきます。
1.「断れない人の特徴」とは?
◆「断れない人の特徴」◆
①「元々人に頼ることが苦手な人」
②「責任感がとても強い人」
③「優しく思いやりがある人」
①「元々人に頼ることが苦手な人」
断れない人の特徴としては「元々人に頼ることが苦手な人」です。
人に頼ることが苦手な人は自分から人に頼るのが苦手で、ひとりで抱え込んでしまう傾向があります。
「自分が頼ると、相手に嫌な気持ちにさせるのではないか…」
「頼ってしまうことで余計な心配を掛けたくない…」
と、相手に迷惑ではないか?相手に嫌な気持ちを感じさせてしまうのではないか?と過剰に気にしてしまうのです。
そうなると、職場ではなんでもかんでも言われるままに、仕事を引き受けてしまうことにもなってしまいます。
気づくと自分ができる範囲を超えた頼みごとを引き受けた結果、誰にも頼れず自分を追い込んでしまう場合もあります。
過去の私がそのようにしてしまい、頼まれることは全てに「YES」をすることが癖となってしまい、自分自身を追いこんでしまったことがあります。
人に頼れない人は、「自分が頑張ればいいんだ…」と一人でなんでもこなそうとしてしまう傾向が強くなってしまいます。
そのようにして自分の気づかない所でストレスを溜め込んでしまうことも少なくありません。
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②「責任感がとても強い人」
次に断れない人の特徴としては「責任感がとても強い人」です。
責任感が強い人は周囲から信頼されていて信望も厚いため、周囲から頼られることも多くあります。
「自分がいつもしっかりとしていなければいけない」
「頼まれたことは最後までやり遂げなければいけない」
と、責任を持って最後までやり遂げようとするところがあるので、頼みごとをされると断らずに引き受けてしまうのです。
また、責任感が強い人は何でも100%の全力で物事に取り組みます。
「誰かに任せるよりも自分が完璧にこなしたほうがいいな」
「自分が完結させてしまったほうが早いな」
と考えて、なんでも引き受けてしまう傾向があります。
私も過去にそのような「完璧主義」となっていた時期があります。
そうなるとちょっとしたミスをした場合でも、「完璧にできなかった自分が情けない…」と思い悩んでしまうときもありました。
責任感もあって頼りがいもあるのですが、何か失敗したりしてしまうと強い挫折感を憶えてしまうこともあります。
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③「優しく思いやりがある人」
次に断れない人の特徴としては「優しく思いやりがある人」です。
優しく思いやりがある人は相手の気持ちを考えすぎて、誘いや頼みごとを断れないことがあります。
「自分がここでやらないと困ってしまうだろうな」
「自分が断ることで、混乱が起きることは避けたい」
と考えてしまい、自分よりも相手の気持ちを優先して行動します。
これはHSPの人にも多い悩みです。カウンセリングをしていてもよくこのようなお悩みを持っている方が多くいらっしゃいます。
HSPの人は、周りの人の表情の変化や、気分の変化にとても敏感である人が多いです。
何かそのような周囲の人の変化を察知すると、早い段階でその状況を回避する行動を無意識的にとってしまうこともあります。
優しくて思いやりがあることは長所となる場面ももちろんあります。
ただ、自分が自己犠牲的な行動ばかりとっているようであれば、危険信号がでているかもしれません。
そのことから周囲の期待に応え過ぎて、自分自身をさらに追い詰めてしまうこともあります。
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2.「断れない人の心理・原因」とは?
◆「断れない人の心理・原因」◆
①「断って関係悪化することを避けたい」
②「誰かの役に立ちたいと思っている」
③「人から認められたいと思っている」
①「断って関係悪化することを避けたい」
断れない人の心理・原因としては「断って関係悪化することを避けたい」ということがあります。
断って関係が悪くなることを避けたいと思うことから、周りの人に嫌われたくないという心理が強く働きます。
「断ってしまうと今までの関係が壊れてしまう…」
「ここで断ってしまったら罪の意識を感じてしまう…」
と、頼みごとを断ることに【強い罪悪感】があって不安を感じてしまいます。
また、他人への依存心が強い人も「良い人間関係でいられるなら自分が我慢していればいい」と、なんでも相手の言うことを引き受けようとしてしまいます。
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②「誰かの役に立ちたいと思っている」
次に断れない人の心理・原因としては「誰かの役に立ちたいと思っている」ことです。
人の役に立ちたい、困っている人を助けたい、という心理が強い人も相手の頼みごとを上手く断れない傾向があります。
「相手のためにしてあげたい」という純粋な気持ちで頼みごとを引き受けているのなら、人情に厚く頼り甲斐のある人でもありますよね。
「相手が喜ぶなら自分が我慢して耐えることは苦痛ではない」
「周りがよろこんでくれるなら、無理をしてでも引き受ける」
と、そのように相手の気持ちを優先しすぎて、自己犠牲が強くなってしまうこともあります。
そうなると気づかないうちに心身に強いストレスを溜め込んでしまう場合もあるので注意が必要です。
③「人から認められたいと思っている」
次に断れない人の心理・原因としては「人から認められたいと思っている」ことです。
人から認められたいと思ってしまう人は他人からの評価を過剰に気にする傾向があります。
「人から評価されて認められたい!!」
「周囲から誰よりも自分が注目されていたい!!」
という心理状態から人の頼みごとを引き受けている場合もあります。
この場合は【承認欲求】が強く、常に人の目を気にしていることから人から頼まれたら断れません。
「人に頼ってもらえている。今の自分はしっかりできている」
「誰よりも評価された。自分は能力がある人間だ」
と、そのように承認欲求を満たして、周りから認めてもらうことで自己評価を感じている部分が強いです。
また、承認欲求が強くなり過ぎて、無意識に相手に見返りを求めてしまう人もいるので注意が必要です。
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3.「上手に断る3つの思考方法」とは?
◆「上手に断る3つの思考方法」◆
①「断ってもいいという選択肢を許す」
②「自分の本心を意識して相手に表現する」
③「小さなことから断るようにして慣れる」
①「断ってもいいという選択肢を許す」
上手に断る思考方法については「断ってもいいという選択肢を許す」ことです。
断れない人の多くは相手の気持ちを考えすぎてしまい、断ってはいけないと思い込んでいる場合があります。
私自身も過去になかなか自分に断る選択肢を与えることが出来ずに、苦労していました。
「断る=相手を否定している」と勝手に思いこみ、そのような罪悪感を感じたくなかったと思っていたことも原因だったと思います。
よくよく考えてみると、なんでもかんでも自分が引き受けてしまうことで、相手が経験するはずだった【体験の場】を奪ってしまうことにもなります。
そのように柔軟に物事を考えることができるようになると、自分が疲れるだけでなく、相手のためにもならない場合もあると思えてくるはずです。
「相手のためを思えば断る選択肢も必要。頭に入れておこう◎」
「断ることで上手くいくこともある。無理はしない◎」
と、まずは【断ってもよい】と自分に許可を出してあげることです。
そのようにすると、お互いが気持ち良く付き合える関係を段々と築いていくことができていきます。
②「自分の本心を意識して相手に表現する」
次に上手に断る思考方法については「自分の本心を意識して相手に表現する」ことです。
本当は自分はどうしたいかを考えて、意思表示することです。
「意思表示するなんて…怖い…」と最初は感じることもあります。
ただ、このようなことも場数をこなしていくことで慣れてくることができます。
「本当は嫌だと私は感じているんだな◎」
「本当は今日は一人で過ごしたと思っているんだな◎」
とまず大事なのは【自分がどうしたいか?】を認識して把握することです。
自分の気持ちや状況を優先して、そのあとに相手の気持ちを十分に尊重した言葉で意思表示をしていくことです。
③「小さなことから断るようにして慣れる」
次に上手に断る思考方法については「小さなことから断るようにして慣れる」ことです。
まずはスモールステップを踏んで、断ることに慣れていくことです。
どんなことでもそうですが、今まで断ることができなかった人が、いきなりすべてを断れるまでに変わるのは難しいものです。
そのようなことをスパルタで自分にしてしまうと、反動が大きく返ってきてしまい、落ち込んでしまう可能性もあります。
まずは、普段自分が【何を断りたいと思っているのか?】を把握するために、紙に書き出していきます。
書き出した中で、自分にとって断るときに感じる【心の負担が少ないもの】を選び、次に頼まれたときは実際に断るようにしてみてください。
一気に自分の雰囲気や対応を変えようとせずに、徐々に断ることに慣れていくのがポイントです。
言葉使いやニュアンスを事前にメモ帳に書き出しておいたり、スマートフォンのメモ機能に入れておいくとよいです。
また普段からその言葉をたまに確認しておくと、いざその場面になっても対応できるはずです。
4.「簡単な断り方の公式」とは?
◆「簡単な断り方の公式」◆
「【断る言葉】+【代替案】をセットにする」
最後に「簡単な断り方の公式」を紹介しますね。
断りたい場面があったときは、次に紹介する「簡単な断り方の公式」を意識してみてください。
とても簡単な手法ですが、相手も嫌な気がしないのでとても便利な公式です。
ただ断るだけはではなく、代替案もセットにして相手に伝えるのがポイントです。
「すみません今日は予定が入っています。〇曜日だったら大丈夫ですよ◎」
「嬉しいよ。今すぐは無理だけど仕事が落ち着いたら大丈夫だよ◎」
このようなフレーズを相手に伝えるだけで印象は変わってきます。
また、代替案をどうしても出せないときもありますよね。
「すみません。今日は予定が入っています。ごめんなさい◎」
「嬉しいよ。しばらくは忙しくなりそうなんだ。ごめんなさい◎」
と、代替案の替わりに「ごめんなさい◎」と誠意をもって伝えてみてください。
きっとスムーズに断る体験をすることが出来るはずです。
5.まとめ
今回は断る勇気がもてない人の心理や原因、その対処法についてお話してきました。
誰でも生活していると仕事やプライベート、あらゆる場面で断らなければいけない場面はやってきますよね。
HSPの人や繊細な人は特に相手に頼みごとをされると、断ったら相手に悪いと思ってしまうこともよくあります。
私自身もそのような自分の気質と向き合うまでに苦労してきました。
「断ってしまうことで、相手が嫌な気がしたらどうしよう…」
「相手をガッカリさせたくないな…」
と、毎回相手を軸にして考えてしまって、そのことがストレスとなっていたこともあります。
個人差はありますが、断ることも少しずつ慣れていくことができます。
「私には無理だ…あきらめよう…」
と決めつけないで色々と自分に合う方法を試してみることです。
抱えているストレスやトラブルを大きくしないためにも、なんでも受け入れてしまうことを避ける意識をもつことです。
まずは自分の状況や今の気持ちに合わせて、引き受けるか断るかを決めることです。
頼みごとを引き受けるのは、相手の都合だけに合わせるのではなくて、自分に余裕があるときだけと割り切ることも大切です。
断れずに後悔することが多いなら、自分磨きのひとつとして【断る勇気】をまずは少し持ってみましょう(^^)
是非、今回紹介した「簡単な断り方の公式」を実践してみてくださいね。
今回は「断り上手になるには?」◆断ることができなくて困っている…断れない心理と対処法◆についてお話しました。
なにかあなたにとって一つでも参考になることがあったらとてもうれしいです。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)
私は現在、心理カウンセラーとして活動しています。
何かご質問やご相談したいことがあれば、下記のホームページよりご連絡いただければと思います(^^)
また次回の記事でお逢いしましょう。
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— じゅんさん🌼@HSP心理カウンセラー (@ch87619600) December 20, 2020
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