1. 銀行員でも誤解している人が多いのが信用創造の概念。財布の中に現金があるのは、かつて誰かが預金口座からその紙幣を引き出したから。現金より先に預金が存在することに気づくのが正しい貨幣観への第一歩です。
2. 預金は銀行が融資を行った瞬間に発生する。現金を預け入れても預金残高は増えるが、それはかつて預金口座から引き出したお金を元の銀行預金の形に戻しているだけのこと。
46. 間接金融という言葉は幻想。どこに融資するかは銀行が決められるが、預金者のお金を使って融資するわけではない。銀行員がそれを理解していなくても世の中は回っていく。
26. 間接金融という言葉もやっぱりおかしくて、銀行が集めた預金を融資に回しているという事実がない以上は、そろそろ説明方法を修正すべき。銀行が意志を持って特定の業種、企業に融資を行うことは事実だけれども。