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エスタブの為の定期預金白熱講義/大阪厚生信用金庫
先日、『定期預金大賞2024秋/「大阪シティ信用金庫」』と題した大特集記事を投稿したところ、金融資産100億円超のスーパーフィナンシャルリッチを中心に大きな反響をいただいた。
「もっと教えて欲しい」「定期預金を侮っていた。今は後悔している」「他におすすめはないのか w」といった声、声、声。
どうやら庶民がグローバル資本の陰謀とも知らず、
まんまとNISAにのせられ株式投資に向かう中、エスタブリッシュメントたちの本流は静かにだが確実に定期預金へと向かいつつあるようだ。
だがエスタブたちはここ20年間定期預金から遠ざかって久しい。
だから定期預金の良き指南役が必要なのだ。
そこで定期預金をこよなく愛す筆者が、日本のいく末を担うエスタブリッシュメントの名伯楽となろうではないか。
資産を安定運用し、なおかつ中小企業への間接金融を支援し、ノブレスオブリージュを体現するにうってつけの舞台。
令和版ノブレスオブリージュin Japan。
それが定期預金なのだ。
無粋な株式投機なんぞを燻らすのは庶民に任せて、エスタブリッシュメントならば定期預金。
これが令和のエスタブイズム。
前置きはこれくらいにして、「エスタブのための定期預金」を発表するとしよう。
アナログを制したものが金融を制す
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ともすれば、インターネットにて情報収集を完結させてしまいがちな現代。
だが、それだけでは見えない光景がある。
特に信用金庫や信用組合の定期預金は千紫万紅にして千変万化、時々刻々と姿を変えオンラインでは本性をなかなか見せてはくれない。
実際に窓口に行かなければ、良き伴侶を得ることは覚束ないのだ。
窓口に行き、パンフレットをいただき、机にパンフレットを並べ、吟味精査する。
インテリジェンスの世界で、昔も今も変わらぬ基礎的な分析行動だ。
アナログを制したものが金融を制す。
21世紀の金言であろう。
ラインナップの大阪厚生信用金庫
前回紹介した定期預金は大阪シティ信用金庫さんの「3年もの0.6%定期預金」。
個人向け10年もの変動金利型国債の金利が0.575%の現下日本において、この大阪シティ信用金庫の元本保証型金融商品(1000万円まで)は掛け値なしにオススメである。
ネット預金以外の現実的な金融機関の中において、大阪シティ信用金庫さんを推したのだが、実はもう一つおすすめがあった。
それが大阪厚生信用金庫さんの1年もの定期預金だ。
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大阪厚生信用金庫さんは多彩なラインナップが武器。
同じ定期預金でも、
預け入れ額1000万未満or1000万以上、年金受け取りの有無などで事細かな分別がなされている。
確かに、この中で「年利0.6%の5年もの」も魅力ではある。
だが、同じ0.6%であれば大阪シティ信用金庫さんの「3年もの0.6%定期預金」の方が機動性において分がある。
しかし、1年もので見ればいち早く0.5%を世に示した大阪厚生信用金庫さんに訴求されるものが強い。
1年なら厚生、3年ならシティ、5年なら…
1年もの0.5% 大阪厚生信用金庫
3年もの0.6% 大阪シティ信用金庫
5年もの… 該当金融機関なし
口上が長くなったが、結論は上図だ。
一年の短期定期ならば大阪厚生信用金庫さんの0.5パーセント定期.
三年の中期定期ならば大阪シティ信用金庫さんの0.6パーセント定期.
これが今秋のベストミックス。
五年ものの定期預金となると、
0.6パーセントより高いところを目指したいが、
今のところ現実的にはめぼしいものが見当たらない。
よって今回は断腸の思いで「該当金融機関なし」となった.
あくまでネット預金を含めず、リアル銀行とリアル信用金庫のみで信用組合は割愛した分析🙏ではあるが、どうだろうか。
国債・・・
個人向け国債???
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国債をいきなり買ってしまうと、間接金融によって中小企業を支援するという我々エスタブのノブレスオブリージュ精神に反することになってしまう。
ここは0.2%ほどを世の中に回して、我々の力で日本経済を基盤から建て直し、然るのちにおいて果実を回収するのがエスタブの流儀であろう。
定期預金という投資の王道
現下日本において直接金融が猛威をふるっている。
多くの人々が株式で一攫千金を狙う。
だが、有価証券の理屈は古ぼけた机の隅に置いてけぼりだ.
なぜ有価証券のセオリーを理解できないかといえば、根本的な金融リテラシーが欠落しているためであろう。
よくわからないまま株式投機を始め、投資と投機の違いも定義できないままフェードアウトしてしまう人が多い。
まずは定期預金に「投資」して、投資とは何かを自己定義した上で「株式投機」を吟味するのが本筋だ。
投資と投機の違いを知らない人が、投機を行うのは甚だ危険である。
まずは定期預金にて自分と日本の足元を固めるべきではないだろうか。
エスタブリッシュメントへの果てしなき旅路はまだ始まったばかりだ。
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