【映画「砂の器」の裏テーマを考える4】主人公の青年が背乗りにより成功を手にした瞬間、以前の自分をよく知る人物に出会い殺人を犯してしまう話。親子愛でぼやけてしまった映画ではあるが松本清張が伝えたかったのは【戸籍にまつわる闇】この一点であったのではないかと感じてしまうのだ(おわり
【映画「砂の器」の裏テーマを語る3】商業映画にとって涙を誘う親子愛は必要不可欠だが、この小説の本当のテーマは【背乗り】ではないかと思っている。つまり戸籍のロンダリングだ。主人公の青年は自らの出自を偽るために空いた戸籍へ入り、その人物に成りすますことで成功を手に入れる(つづく