「深田萌絵はCIAですか?」と電話があった件
2024/08/16
//www.youtube.com/watch?v=3reVJFruLHE&t=1s
最近いろんな人とコラボして動画をやっていると、その人のところに「深田萌絵はCIAの手先だ」という連絡が入るようだ。その人から「深田さんってCIAなのですか?」と質問が来たので、「CIAが私はCIAですと言うと思いますか?」と答えたら、「確かに」となった。
多くの人が勘違いしている。CIAの職員と利用されているアセットの違いが分かっていない。CIAは内調と同じく、単なる政府職員である。そして、アセットはCIAだけでなく、諜報機関のエージェントに利用されている民間人のことを指す。しかし、私はそのようなところからお金をもらったこともなければ、アセットとして利用されたこともない。
私は生活のためにYouTubeを始めたのだが、生活のためにYouTubeを始める者がCIAの手先だろうか?と問い返すと、なるほどとなった。CIAの手先ならお金をもらえるはずだ。お金をもらえるなら生活のためにYouTubeを始める必要はない。
私は中国のスパイだという噂と、CIAの手先だという噂の両方が流れているが、これには由来がある。私はもともと仕事で中国に行っていた。中国では、江沢民の秘書と会う機会があった。江沢民の秘書は400人もいるが、監視システムを作りたいというのでジェイソンと共に中国に行き、そこで彼らに会った。しかし、どのビジネスも成功しておらず、1円も儲かっていない。中国ビジネスはそんなに甘くないのだ。
昔は中国が好きだった。習近平が政権を取る前までは中国に好感を持っていたが、彼が政権を取ってからはあまり楽しくない国になってしまった。昔の中国人は「ポンヤオ」(友達になろう)という精神を持っていたが、今ではそういったモードではなく冷たい態度を取る。そんな国にはなってしまった。
私はかつて短期留学で中国語を学んだりして中国に親しみを感じていたが、今の中国に魅力を感じていない。中国の監視社会を構築しようとする動きを見て、私はそのリクワイアメントに基づいて本を書いている。私の書いた本は『IT戦争の支配者たち』についてなど、悪くない本が多いが、なかなか売れない。これだけ働いているのにCIAの手先と呼ばれ、1円ももらっていないなんて、不公平だと感じている。
CIAの手先という噂が出るようになったのは、2016年3月頃だと思う。私は2015年頃から、背乗りとネット上での戦いを始めた。彼の戸籍を取ってウェブサイトに掲載したところ、非常に強烈なDDoS攻撃を受けた。
ジェイソンは元々FBIの被害者アシスタントプログラムに入っていたので、FBIの担当官がいた。その担当官に何度も相談していたが、背乗り問題を全く取り扱ってくれず、何の役にも立たなかった。
私は毎日、テラバイト級のDDoS攻撃を受け続け、サイトは何一つ立ち上がらなかった。さらに、毎日深田という名前の検索結果が5000件ずつ消えていき、これはGoogleのサーバーが攻撃されているか、内部反抗でなければできないと思った。
ついに、私はCIAに通報した。その通報窓口のサイトにめちゃくちゃ文句を書いたところ、連絡があり、虎ノ門のアメリカ大使館に行くとCIAのオフィサーがいた。
そこで私は「民間人なのにこんな目に遭って辛い。早くDDoS攻撃を止めてくれ、助けてくれ」と頼んだ。すると、FBIの担当捜査官が現れ「なんでお前はそんなに中国に詳しいのだ?」と突然攻め立ててきた。
彼は私のことを中国政府に雇われているに違いないとCIAのオフィサーに言い始めたので、私は「そんなことはない。私が書いているレポートは全部オープンソースから取ったものであり、ネットで調べたら誰でも分かることだ」と説明した。最終的にはCIAも納得して、その話は終わった。
その後、しばらくしてDDoS攻撃が止まった。それが2016年3月頃の話である。本当の話かと聞かれても、私が体験しただけの話であり、私以外にソースはない。信じたくないのであれば、それで結構だ。
最近、CIAというと、基本的にIntelの仕事をしている。Intelとは何かというと、インテリジェンスの略であり、もともと諜報機関の下請けのような性格を持つ。インテルと仕事をすると、NSAなどが現れることがある。それは、インテルが手掛けているチップがアメリカの諜報機関の基盤を支えているからだが、そのインテルが崩れそうになっているということは、アメリカが世界の諜報機関を抑えていた時代が終わりつつあることを示している。
CIAに会いに行った時は、あまり英語が得意ではなかったので、FBIに通訳してもらっていたが、中国のスパイに仕立て上げられそうになった時、突然頭が冴えて、英語が勝手に口から出てきた。自分で話さなければ、中国のスパイにされ、CIAにも狙われることになる。中国のスパイと戦い、背乗りという不気味な問題にも直面しているのに、CIAにまで狙われたくないと思った。
その後も、インテルとの仕事をしていると、諜報機関の関係者が出てくることがある。例えば、欧州の大使館に行くと、その人たちもおそらく諜報員なのだろう。色々と質問されるが、情報を教えてくれることはない。諜報機関の人々は情報を収集するのが仕事であり、情報を提供することはない。情報を提供するということは、アセットとして利用されているということになるからだ。
今年の5月に「ディープステート大集合事件」があった。それは、カーボン半導体の開発で打ち合わせに行った企業で起きた。その企業の人は、元CIAのチーフサイエンティストであり、彼が作ったカーボン半導体を巡って、NSAやFBI、CIAの長官から表彰された写真がたくさん飾られていた。同行していた保守派の男性が「ディープステート大集合」とつぶやいたことが印象に残っている。
多くの人は、諜報機関について映画のように特別なものと考えがちだが、実際は単なる政府機関である。基本的に、情報を提供することはない。日本の公安からもコンタクトがあるが、何かを教えてもらうことはない。したがって、「私はCIAだ」「特別な情報を提供する」といったことを言う人は、おそらく嘘つきか詐欺師なのだ。
ITはもはや民間が軍事を超え、IT技術を制する者が世界を制すという国際マフィアと国際政治の世界。
深田萌絵メルマガ「世界とITのヤバい話」では、日米中のニュースを中心に、IT起業家と元アナリストの視点から多角的に解説。
他にも、紙面ではなかなか取り上げられにくい幅広いお話ができればいいなと思っています。
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