野菜直売所の畑にフキノトウが沢山顔を出していました。うねりながら上に延びる花まわりのガクや、沢山のボタンを集めたような小さく丸い蕾たち、それらの造形が縄文土器のうねる形に似てるような気がしました。縄文土器の造形とフキノトウに繋がりがあったら面白いなあ。
山梨に行った時の話。梅の枝にお正月の繭玉飾りみたいにピンポン玉ほどの丸い土団子が付いていました。スズバチという蜂の巣だそうです。丁寧に丸く整えられた可愛らしいおうち。中で春を待ってるのかな。膨らんだ梅のつぼみも一緒に春を待っていました。
四ツ谷の緑道で出会ったスミレ。小さな蝶が止まっているようです。鮮やかな紫色が枯れ葉とまだ丈の低い草たちで覆われた沿道に植物の息遣いを感じさせてくれます。インターネットで丸い葉のスミレを探しましたが、種類が沢山あって特定できませんでした。ノスミレさんです。
玉川上水沿いを散歩してたらツバキの花にメジロがやって来ました。逆さまに止まるとふわっと丸くて薄いグレーのお腹が可愛い。
四ツ谷の緑道にて。アジサイの芽が開いてきました。少しテカりのある飴色の冬芽が少しずつ緑色に変化していて美しいです。葉がある時は目立ちませんが、枝の曲線が綺麗でした。 #紫陽花
連休に山梨県にプチ帰省しました。早朝の散歩で見た八ケ岳。丁度朝日が差し込む時間帯で冠雪がピンク色に染まってとても素敵でした。空気が冷たくて耳が痛かったけど、景色は最高でした。
緑道のネズミモチ。日当たりの良い沿道にはトウネズミモチが多いのだけど、日陰の場所でひっそりと実をつけていました。黒豆みたいな色をしていて綺麗でした。
四ツ谷の緑道沿いのカラタチ。冬で落葉してトゲトゲの樹みたいです。立派なトゲで動物はなかなか近づけそうにないですが、つる草にとっては好都合だったようです。ヤマイモの枯れたつるが沢山絡まっていました。ムカゴがぶらぶら。
スーパーの駐輪場脇に咲いたヒメリュウキンカ。葉っぱはフキやスミレに似た丸い形状で大きさはフキよりも少し小さめ。花は輝くような黄色、しかも花びらがツヤツヤしていて綺麗。寒い朝も元気な黄色につられて気持ちも明るくなりました。
朝、緑道でスズメ達をスケッチしてたら人慣れした一羽がやって来て、すぐ近くの手すりに留まってポーズを取ってくれました。ご飯をくれるのかな?って寄ってきてくれたのでしょう。手ぶらでごめんね。冬のスズメはコロコロしていて可愛い。嬉しいひとときでした。
街道沿いのお屋敷のサンシュユ。丸いコロコロの蕾から黄色い花びらが見え始めました。このお屋敷には誰も住んでいないようですが、かつては縁側から眺めたのかな。垣根越しに見える日本家屋を眺めて、その頃の風景を想像しました。
近くの街の道端でマンサクの花を見つけました。さすが「先ず咲く」マンサク。丁度、立春の前日でした。春が少しずつ近づいて来てますね。錦糸卵のような糸状の花びらが、枯れ葉からチョロチョロとのぞいては隠れるように咲いています。
ハクセキレイ。すらりとして足も長く、黒と白をお洒落に着こなした上品な小鳥。襟元にある黒いバンダナ模様が可愛らしいです。ホトケノザが咲く畑の中、ペアのハクセキレイが背筋をぴんと伸ばし胸を張って、あっちへこっちへてくてくと歩きまわっていました。
四ツ谷の緑道で椿をスケッチ。少し下の枝に秋の剪定を免れた小さなセミの抜け殻がありました。真夏の生きものたちの命の輝きと冬の澄んだ空気感、ふたつの時間が繋がった気がしてちょっぴりロマンチックな気持ちになりました。