やはり、純正三度上下方向の新しい機能、自然七度上下方向の新しい機能を敷設しないと、従来のピュタゴラスを均す形のT,S,Dの機能循環が破綻する。 微分音体系での機能定義においての、最も壁となるのは、「無視出来るコンマ」と「別個の機能として捉える楽音的音高、音程」の閾値である。
12平均律においても、微分音を意識してしまうような、微分音慣れしている人は「もう少しなんか欲しい!」となるような、そういう和声が沢山ある。 微分音的な音律も、使いこなせなかったら、12平均律で良いじゃん、となる事も。楽理が自己目的化してないか、音楽として何度も聴き直す必要がある。
80年代リバイバルではないです。楽理が80年代で止まったから、若い人がその先を掘り起こして、こねくり回して試行錯誤しているだけです。 本来は、そうだったのですが。
真夜中に起きて、取り憑かれたかの如く、音律開発。門外不出の音律を開発しております、とはいえども、そこまで斬新なことはしておりません。
Tonnetzの短三度軸を取り除いた、五度圏のx軸線(3^n)と、 純正三度単位で縦に純正三度が重なる(5^n)純正三度のy軸線で、 平行する網目状の二次元平面を想定する。 その平面をz軸方向に自然七度の奧軸を設定することで、立方体的に7-Limitは表せるのではないか。
360/343、((2^3)•(3^2))•5/(7^3)が、Xenharmonic Wikiとやらに書いてない理由がわからない。その割には、19-Limitとかワケのわからないものはあったり。なんじゃらほい。
濱瀬元彦は、下方倍音を虚数のようなものとブル調で書いていた、その真意が見えてきた。 私は、この「逆数倍音」は、相対的な音高関係の見出しによるバスパートの本格的奴隷解放であり、差音の意識に対する新たな境地だ。これだから、楽理はおもろい。
とってもポンコツな7-Limit Interval Calculatorを作りました。でも、一応機能します。
12平均律の妙味は、そのディゾナンスと非整数"的"差音認識による錯聴にある。 最も12平均律で不協和な悪魔の音程こそ、実に奇妙なファンダメンタルの入り口であり、 耳を甘やかす純正性への"怠惰"こそが、悪魔的なものと解釈も可能だ。妄信は怠惰で、背信行為である。
独自の音律を開発中。恐らく、この領域まで達しているプロミュージシャンは、商業フィールドがゆえにほとんど居ないと思う。忙しすぎるもん、プロの人。
付け加えると、 「単音程と複音程の差音の音程の違い」 「どこまで純正からのズレを均すか」 「楽音の独立性と音響和音」 「複調性と、他の調域との音程を含む旋法との複合とその脈絡」 「G♯とA♭の違いをはじめとした、異名同音の機能性の違いと脈絡による多義性」 こんなところですかね。
「12平均律の差音」 「2,3,4,6,12平均律とその乗算された合成数分割の合成数平均律」 「合成数平均律との位相的ずれ、EDn平均律まで敷衍し、素数平均律を捉える」 「cent分割の非対称性を描く操作、引き伸ばされた音律と心理オクターブ」 ここに、音律論が詰め込まれています。
だいぶ個人的な24EDOの理論整備の兆しが見えてきたぞい。やっぱり、作曲や音鳴らしながらじゃないと、理論整備はうまくいかないなあ。