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厳格対位法・命題的な文章能力のためし薬

 こんばんは。夜のあいさつだぴょん(*'▽')。この本のここがスッと理解できる人はこの本の文章を過不足なくきっと理解できるだろうなあという試薬を、二(的外れの可能性大!)画像ポチッとな。

その1
その2

 「パリ音楽院の方式による厳格対位法」山口博史 著 を昔読んだのです。小生、バークリー方式の和音の理解で演奏をするギタリストなのですが、まあ和音の展開系をそれほど意識しなくても演奏できちゃう楽器なので、この本を読んで理解するのはいわば「サン・ホセへの・・違った「いばらの道」だったのですが(笑)。
 フランス式低音表記、ト音記号・ハ音記号・ヘ音記号三段楽譜などでのインターバルの把握と音名同定・和音の特定、移勢・華麗など形式別に生じる禁則の理解などなどいろいろと難儀したなあと。ざっと文章を読んだのは一応だいたい読んだのですが、実践は2声華麗対位法までで終えました。
 楽譜の音符の組み合わせが果たしてどの和音なのかを把握するのに、複数ある禁則と交えて脳内で照らし合わせて判断する過程で、数学の命題的能力の部分を使ったりすることになると思うのですが(そうではなく理解できそな気もするけれど・・)、このふたつの試薬、楽譜と書かれている説明するところの一致する理解に漕ぎつけたのは、毎日数度考えつづけてひと月程経過した頃でした(爆)。他の文章はまあ割とすぐに飲み込めたのですけどね。命題的文章が小生ホント苦手でして、でなんかここが腑に落ちずに悔しくてくすぶり。
 バークリーの所謂コードシンボルで和音を弾くときは、インターバルを意識しなくとも好みの積み重ねかたですぐに和音を出せちゃうわけで、きっとそういうこと、つまり「インターバルを読む」ことに慣れていなかった事も、すんなりとはいかない理解の一因になっていたのだとも。
 ここすぐポンと理解できちゃう人はきっと学習も早そうだなあ(一か月も特定の頁周辺をうろうろはしないだろう)となんか思ってしまった次第でして。なんか単なる特殊ケースの失敗談?もしかしてこの話って。

 これを読んでみたことが役にたったのか?うーーん後年ドヴォルザークの「アメリカ」の各パートをギターでなぞってみた時に、これは「一般的な書法で書かれてはいない」というのがなんとなくですけれどちょっとだけ理解できたような感触があった。極度に対位法的ではないと(自分の)理解をしたり、一般的なオケのハーモニーの雰囲気とも違う、なんか土着的な旋律と展開形の組み合わせの妙で書かれいるのかなあ、みたいなことを思ったりしました。今でもとても好きな四重奏です。

 しかしまあ、空想ですけれど、対位法を単旋律楽器で理解する猛者なんて存在しちゃったりするのでしょうか?ピアノ経験のないサックス奏者で、バークリー方式で和声を完全に把握して演奏できるプレイヤーってまあいますけど、なんかそれですら驚異的なことなのに更に・・と個人的に。

 ギターはもう主流の時代ではないらしく(泣(;'∀'))、DTMでやっぱ(セカンド楽器とかでも)鍵盤楽器ですよねこれからは。

(*'▽')

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