「ずっと看病していたのに僅か3分トイレに行っている隙に亡くなってしまった」 「死なないで!大きな声で引き留められるから静かに最後の時を迎えたい」と伝えてくれます。別れの時は旅立つ側が選んでいるのです。大丈夫あなたは悪くない。愛をありがとうそんな気持ちで旅立ったのです。
一人暮らしだけど、帰りたくない時あるよね。全ての人が、この世にいても、違う世にいても、幸せであるように。でも、美味しいは煩悩なのかな。
体から魂が抜け極楽浄土で仏になる。浄土は煩悩や苦しみが存在しない、安らかな心でいられるところということだけど、私から煩悩と苦しみを取ったら、何が残るのだろう。安らかになって何を考えるのだろう。
死んだらあとかたもなく消えてしまうことを望んでいる私にとっては、いまさらあの世のことなど言いたくない。でも、ひとこと、私も行くから待っててね、と言えたらよかったのにと思っている。言えなかったことの後悔なのか、わたしというものへの後悔なのか。
昔、何度も夢の中で目が覚めた。恐怖が押し寄せて、狂ってしまうのだろうかと思った。目が覚めるほんの数秒のことなのに、とても長く感じていた。 最後を迎える前、穏やかになんてなれるのだろうか。