教育委員会制度は、現場を知らない、耳障りのいい”改革”を強行する行政側、自治体の首長を牽制し、抑制する存在として有意義。もはや首長に任命権を握られ、有名無実化していると思っていたが、あまりに極端な姿勢の学校再開、授業確保案に対して異議を申し立ててほしい。チェック&バランスを願う。
目的と手段の倒錯。授業時数の確保は、教育目標の実現に必要。だから、熱中症の危険や意欲、学習効率を無視しても、夏休みなしで授業時数確保とか言えるんだろう。教育は、授業時数をこなすためにあるのでない。児童生徒の心と体を育てるのが本来のはず。100年に一度くらいの事態だから、慎重に。
報道によると、自治体の首長で、休校で授業がつぶれた分、夏休みを短くし、かつ土日授業や放課後補習で補填するという人が何人かいた。休校が長引いた分、再開後はまず、子どもの”心”のありようを探り、徐々に学習を本格化しないと。夏休みの短縮等も、それからが本来だと思う。人間は機械じゃない。
日本では国民が勤勉で、政治家はバカでもやっておられる。ここに日本の幸福と不幸とがある。政治家は必死にならない。自分のためにも、国民のためにも。いつも醜い薄ら笑いを浮かべており、失政には増税で対処する。国民は何もいわない。余裕たっぷりだ。https://youtu.be/-gYjop_2c0s
自分の身は自分で守る。これは基本だ。しかし、それにも限界がある。1月政府は春節で中国人観光客を規制せず、2月はエビデンスを示さない、思いつきの一斉休校。3月は3連休前警戒を緩めるような政府の動き。政府はマスク2枚で自粛し自衛せよと?今こそ国会が、緩慢な政府を動かせないのものか。
コロナはクラスター対策から、市中感染への対応が必要なフェイズに移った。ここまできても、政府は感染爆発って言わない。医療機関へ必要な物資を届けることもできていない。アベノマスク決めた時期に、防護服と医療用マスクの増強を始めて欲しかった。ここまでミスが続くと、人災と言わざるを得ない。