潤観グラビティ 長谷川 茂(タイ料理チェーン クワンチャイ経営)

タイ料理チェーン クワンチャイを経営する長谷川茂が、波乱万丈の人生経験の中で掴んだ政治、文化、芸術に関する洞察や見解を、時に辛口に掲載する

潤観グラビティ 長谷川 茂(タイ料理チェーン クワンチャイ経営)

タイ料理チェーン クワンチャイを経営する長谷川茂が、波乱万丈の人生経験の中で掴んだ政治、文化、芸術に関する洞察や見解を、時に辛口に掲載する

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最近の記事

鈴木剛さんの時代が再現される

朝日放送初代社長だった鈴木剛さんは、敗戦直後の経済界のパージで若くして住友銀行の頭取になられた方だ。戦後の日本はGHQの指導で、旧財閥は解体され、松下電器(現パナソニック)の松下幸之助も財閥解体で事業に暫くの間、復帰できず、その暇な時間にPHPでの啓蒙活動を始められた。本のサイズはリーダーズダイジェストと同じサイズとして手頃に読める様にした。 今の日本も、戦後のパージでガラガラポンをする時期とシンクロしている。今までの既成概念はNETや生成AIによって根本から崩れ去ろうとし

    • 飲茶は愉し、が、今の中国は愉しくない

      ずっとお付き合いいただいている廣記商行の専務のタンさんに久しぶりにお目にかかった。温厚なタンさんにはいろいろお世話になって来た。今回は青茶(半発酵茶)の安渓黄金桂、花茶の特選ジャスミン茶、黒茶の宮廷プーアール茶を頂戴した。早速安渓黄金桂を落葉を愛でながら飲ませて頂いた。中国茶は6種類36品種あり、色、香り、そして煎じ方によって味も変化する。 イギリスでマスターオブワインの仕事をしていた合間に、紅茶のテイステイングも行い、発酵具合、乾燥具合、そして香りの付き方を愉しんだものだ

      • 世界一美味しいトムヤムラーメンを出す

        最近でこそラーメン巡りをしなくなったが、昔はアメリカから日本に帰ってきたらラーメン屋さん巡りをして来た。大学時代はラーメン次郎に嵌り、豚骨、魚介系、様々なラーメン店が出来たら、いの一番にすすりに行った。 お陰で、お腹が相撲取りの様に出る羽目になった時期もあった。さてラーメンの秘訣は、やはり「出汁」に行きつく。大将の思いと気合が出汁に集約される。時間をかけ、好みの素材をタイミングを見ながら放りこみ出汁を煮込み続ける。気を抜いたり、いい加減だと灰汁が混ざりこんで不味くなる。 僕

        • 不倶戴天の敵を倒すにも程がある

          僕は今頃気が付いた。「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」という諺が世の中を差配している事を。トランプ、プーチンや世界の巨魁に対する外交面に於ける人たらしの天才だった日本の安倍元総理。その彼にダメ出しされて、不遇を託ってきた現総理 石破茂の今回衆議院選挙と、逆恨みとも見える安倍派潰しの異常な執念。不倶戴天の敵だった安倍氏に対する復讐を行っている。怨念が生きる動機になる事は悪い事では無いが度が過ぎると跳ね返ってくる。 旧安倍派追い落しのために、身勝手な理由を付けて苛め抜くエグイの手法。

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        • 潤観グラビティ マガジン
          8本
          ¥980

        記事

          コメ価格高止まりは国の大失策

          世界のコメ価格を我らが日本の思考停止マスコミは一切報じない。いや政府に阿り海外の価格公表する事を放棄し、今年はインバウンドも多く米価格が高止まりしていると政府失政のつけを批判すらせずシラッと報道している。 タイ米に関しては、少し前までは輸入関税極悪の600%だ。輸入卸業者の手から我々エンドユーザーの手に入るのは5㎏3500円と相成り、日本米と同じ価格に成っている訳だ。国産米の小売価格と合せるために超高関税を付加。 カリフォルニア米5㎏を今アメリカで買ったら10ドル1500円

          斉藤元彦よ最狂知事になれ

          一人の静かな選挙戦から、熱狂の知事選へ突入し、静かな男は男になった。 百条委員会での執拗な追及にも、僕達の無知な県民へのマスコミのミスリードによって洗脳されたパッシングにもめげず、元県民局長の度を越えた不倫 には一切触れず、スマートに静かに県の未来を語った斉藤元彦は闘った。 大声を出すわけでもなく、他人を誹謗する事無く、彼は男らしく振舞った。 さて、兵庫県には森林事業他で不良債務1300億円を抱える厳しい財政事情にある。しかし惰眠を貪り、利権をしゃぶって来た県会議員や、井戸

          オールドメデイアは生まれ変われるか? 

          今は取り壊されてしまったが、大阪福島にあったホテルプラザ社長で、その朝日放送社長、住友銀行頭取を歴任された鈴木剛さんは、文化人であり、我々庶民の立場に立って仕事をされた人格者であった。鈴木剛さんが関西チャーチル会(絵画好きの財界人の会)の会長だった事もあり、僕も絵心があったので鈴木さんにホテルプラザに会いに行って、様々なお話を拝聴した。 朝日新聞創設者の村山龍平さんとも懇意だったらしく、東灘区にある村山宅(香雪美術館も併設されていた邸宅)に書類を届けさせられた事もある。 鈴

          誰が日本のゼレンスキー候補か

          今の日本の将来は財政的にも戦争抑止力的にも危機的状況にある。いつウクライナの様に国家存亡の危機に陥るかわからない。正義を振りかざすマスコミは放送利権を守るだけで危機感ゼロでおちゃらけバライエテイ番組と怪しげなTVショッピングを垂れ流すのみ。みなさまのNHKは中国共産党のNHKに落ちぶれてAIアナウンサーと見間違う紋切アナが無表情で抑揚のない話を垂れ流すのみ。市長、知事、国会議員達の殆どは私利私欲と保身に四苦八苦。 トランプにもシカトされる日本の恥、いねむり狂四郎こと石破茂は

          日本からゼレンスキーは生まれるのか

          親ロだった弱腰のポロシェンコ前大統領の時代にプーチンの闇討ちのクリミア半島奪取が行われた。当時は世界から一時的な非難があったが、いつの間にか黙認されていた。後を受けて、5年前に自由主義的でNATO寄りなゼレンスキー氏がウクライナの大統領に選ばれた。梟雄プーチンはコメデイアン上がりのゼレンスキー氏を甘く見て3年前にキエフ侵攻を行った。ゼレンスキーは根性があった。彼は逃げ出さずにウクライナを背負って対峙した。 日本の国土の広さはウクライナの半分。しかしEEZ(排他的経済水域)を

          枕元の紅葉狩り

          病に伏せている母を紅葉狩りに連れていけない 枕元に瓶詰めで紅葉の落ち葉達を置いた 紅葉の一葉、一葉にはそれぞれの表情がある 今までは遠くから真っ赤に焼けた紅葉が美しいと感嘆していた しかし小さな瓶の中の紅葉の一葉 一葉にも物語や表情がある きっと母も、退屈な時間に一葉 一葉と語り合っているだろう 紅葉さんありがとう

          愉快なる晩年 玉村豊男氏との邂逅

          本屋で立ち読みしていたら週刊現代に玉村さんの事が取り上げられ驚きました。今から遡ること20数年前、玉村豊男さんとフランス関連でお目にかかった。長野県東御市(昔は東部町)のご居宅と代官山のお宅と行ったり来たりされていた頃で、同地にワイナリーを始めようと考えられていた頃でした。 代官山のお宅では庭に咲く桜をご家族の一員の様に愛でさせて頂きました。 あの頃の創造的な玉村豊男さんとの時間は、僕の豊かな財産でもあります。 お子様が居られない玉村さんは、当時は男性スタッフが居られなくて

          お馬鹿22人衆の兵庫県の市長が討ち入り

          兵庫県知事選挙投票が明日行われる。斉藤元彦前知事の人気急騰に焦った県下29の市町の内22の市長が市長時代にUSB紛失で何故か増額した退職金を受領して引責?辞任し、陰で「しばき隊」を暗躍させていると噂される稲村和美の支援を表明した。幸いなことにニューヒーローである芦屋市の高島市長は名前を連ねていない。22名の特定候補支援で選挙違反とも取られかねない市長のリーダーは7期連続に渡り市長に居座って来た机叩きバンバン爺だ。 余っ程、融通の利かない斉藤前知事の復権が嫌なんだろう。そりゃ

          NHK党 立花孝志とは何者か?

          今回の兵庫県知事選挙で立候補している立花孝志氏は良い悪いは別にして県知事選挙に影響を与えている。ガーシー事件やその他で悪印象しかなかったが、立花孝志氏は19年間、NHKで勤務し、週刊文春に内部告発し「NHKから国民を守る党」党首であり「NHKをぶっ壊す」と標榜し、それなりの支援者を持っている。僕もNHK元会長・島桂次氏の秘書として10年以上働きNHKに対する愛情と問題意識を持っているので彼の考えと生き方に私見を述べる。 高卒の苦労人である立花氏は一種の天才である。パチプロで

          ファーストペンギン選別知事選11/17

          後4日で、兵庫県知事選挙だ。この知事選挙は今後の兵庫県政のみならず日本国政治や社会システムの将来にも大きな影響を与える。慎重に確実に県民としての投票権を行使したい。アメリカでは大きな政府を望む愚民政策の民主党政権と小さく効率的な未来志向の政府を望む共和党との闘いであった。アメリカが成長しているのは、米国民がチャレンジを愛する風土にある。 結果は保守的オールドメデイアや悪質なダークステートのデマ拡散や暗殺未遂にもめげず未来的ネット戦略のトランプが圧勝した。日本では残念ながら愛

          テンポスバスターズの破壊力

          株式会社テンポスホールデイングス社長で、飲食店経営者なら誰でもお世話になって居るテンポスバスターズ創業者である森下篤史社長のセミナーに行ってきた。1997年創業で2002年には早くもNASDAQに上場すると言うスピード成長を遂げたテンポスグループのお話は1時間半程度の短い時間だったが深い愛情と人間臭さと破壊力を持ったとても楽しく魅力のある内容だった。 体育会系の性格を持った僕だが、若い時は情熱の余り怒り過ぎてパワハラもどきに成ったとスタッフに指摘された事があるが、森下社長は

          5次元情報戦争

          地球軸という立体、時間軸と宇宙軸を組み込んだ世の中 つまり5次元の世の中がすでに始まっている。プーチンが仕掛けたウクライナ侵攻は古き良きロシア帝国復活を目指した復古型の4次元の低次元の侵攻作戦だった。しかし宇宙軸を組み込んだ平和主義者として5次元の複合型事業展開をするイーロンマスクにその野望は今のところ躓き被害を深め、阻止されている訳だ。 ゼレンスキーとトランプの電話対談にイーロンも同席した。そりゃそうだろう、ロシアがウクライナに侵攻した時、最初に攻撃したのは情報遮断するた