きっと、一度響いたことは、忘れてもまた思い出せる。 その植物を見たときや、思いを馳せた時に。 私はツユクサが好き。 そうだった、そうだった。 いつも〝勝手に〟決めつけているのは私の方だった。 あの柔らかい、繊細な青の世界。 そうだった、そうだった。