多項式計算プログラムはなんの応用もないと思っていたのだが、実際は格子暗号に使えることが判明。この際だから格子暗号で何か作ってみようかな。円分多項式の勉強マンドクセ。Kyberの論文難しい。完全準同型暗号でチャーミアンコインを作ったらどうなるのだろうか。PKIはどういう仕組みか?
140字の公開鍵暗号の仕組み。よく公開鍵に対応する秘密鍵を対称鍵暗号に使ってもいいんですかという質問をみかける。まず第一に同じ呼び方である秘密鍵と言っても対象鍵暗号と公開鍵暗号の秘密鍵ではサイズが違う。同じ場合でも公開鍵の秘密鍵を使うことはできるけどランダム性がなくなってしまう。
セキュリティと言う用語は色々な意味で使われていて混乱している用語である。その中でも安全な公開鍵暗号を作るという目的はデータ・セキュリティに当たる。サイバーセキュリティの用語には大きく分けて、データ・セキュリティ、システム・セキュリティ、ネットワークセキュリティの3つがあり複雑だ。
公開鍵暗号を実装するためには数式を読めなければならないが、使うためにこれらの数式を理解する必要はない。問題なのは既存の暗号アプリが電子レンジと同じレベルの操作性を持っていないことだ。もちろん暗号の仕組みを理解していた方が安心だろう。しかし暗号アプリに必要なのは技術的知識ではない。
公開鍵暗号を計算するためには、計算困難な問題を構成する関数を作る必要がある。例えばRSA暗号は平文mをe乗して、それを2つの素数p,qの積である合成数n=pqで割った余りyを暗号文とする関数を計算する。関数で書くと次のようになる。y= m^e mod n、公開鍵はe,nである。