盛岡市「盛岡てがみ館」では、1950~80年代の「なつかしの昭和」の企画展が開催されている。東京五輪や大阪万博など、昭和を彩った一大イベント、東京タワーの絵ハガキセット、顧客に配った飲食店、旅館、銀行、商店などさまざまな業種の店名入りのマッチラベルの展示も面白い。デザインが見事。
【コレクション紹介】「大軌ビル理髪部 笈田」のマッチラベル。 大軌は近鉄の前身の一つである大阪電気軌道。そのターミナルの上本町にあったのが本社も入る大軌ビル。 多数のテナントの一つがこの理髪店だったのでしょう。細い線のみで描かれた男性の顔や文字デザインが秀逸。
【コレクション紹介】神戸にあった阪急会館(三宮駅)のマッチラベル。 左下の電車や「大阪ユキ阪急電車のりば」の文字、右上の社紋に阪急のシンボルカラーであるマルーンが使われています。 建物は戦後長らく使われていましたが、阪神淡路大震災で損傷し、その後解体されました。
【コレクション紹介】戦前の銀座三越の広告マッチ。 店の広告は建物を下から描いたものが多い中、これは上空から俯瞰した図案になっているところが珍しい。 行き交う人々や車に路面電車と、にぎやかに描かれてます。