11月18日いい家の日にかこつけ、ライバー「痛みどめの対価」を紹介。盗んだ家に死んだパートナーの霊がでて、いるべき者がいないという夢と現の差を見せつける。その差を主人公たちは行動で埋めようとする。生と死という重い主題を行動というヒロイックファンタジーの手法で貫いた、まさに名短編。
短編一言感想 猫は宇宙で丸くなる 『影の船』フリッツ・ライバー もやもやした影と光を感じる程度の視力しか持たない主人公。弱った目にぼんやり映る船内にはびこる吸血鬼たちの恐怖。あれは夢なのか。酩酊と現実の境界を彷徨う。そんな彼を「バカ!ウシュノロ」と噛みつき起こしてくれる黒猫がいた
フリッツ・ライバーによるチェス✕ホームズものThe Moriarty Gambit読了(The Game is Afoot所収)。記述式の棋譜をペンで指し、チェス駒として将棋の駒を指し、棋譜を読み間違え、キャスリングを間違え、やっと劇中の対決を再現した。読書とは相互行為かも。