上田豊太

SF、ホラー、ミステリ、近代文学を特に好んで読みます。映画や将棋も好きです。

上田豊太

SF、ホラー、ミステリ、近代文学を特に好んで読みます。映画や将棋も好きです。

最近の記事

【こじつけ読書会】フィリップ・K・ディック「変数人間」

【#こじつけ読書会】 「#変数人間」#フィリップKディック 【本日21時 #YouTube にて公開開始📺️】 【下記のリンクから見れます👀】 星間戦争が迫る、コンピュータの未来予測が浸透している地球に、過去から男がやって来る。 彼は、この世界では不確定要素である「変数」であった。 コンピュータは未来予測が出来なくなった……。 変容する世界を描く鬼才ディックの中編が登場。 #sf #だてレビ #時間sf https://www.youtube.com/liv

    • 小説の情景をジオラマ化

      【フィリップ·K·ディック「変数人間」より】 西暦何年かは知らないけど(作中に書かれていたような……)、この時代は結構予測コンピュータが幅を利かせている世の中なのだが、それとは別に過去にタイムマシンのドローン的なのを飛ばして、情報を収集しているらしい。 その科学班のジオラマである。 ガラスのチューブみたいなのが、タイムドローン「バブル」のポータルで、中の円盤型の物体が「バブル」。 全然関係ないけど、 世にいう「UFO」とか「UAP」も未来人のタイムドローンかもしれない

      • 【予告】【11月14日(木)の「こじつけ読書会」】課題作品→フィリップ・K・ディック「変数人間」

        【予告 #こじつけ読書会】 【課題作品】→「#変数人間」#フィリップKディック (ハヤカワ文庫から刊行) 【11月14日(木)、21時より #YouTube にて公開開始】 【内容】 全てが予測可能になった未来社会に、時を超えてやって来た男は、唯一の不確定要素だった……。 ディックが描く、めくるめくSFアクションの世界! ディックのSFは多く映画化していますが、 ちょっとマイナーだけど、 質のいい中編小説を読むと、 自分なりに映画化したくなります。 自分の脳内だけの

        • 【こじつけ読書会】イタロ・カルヴィーノ「ティ・ゼロ」(「柔かい月」より)&「帰路」ダシール・ハメット

          【#こじつけ読書会】 「#柔かい月」より「#ティゼロ」#イタロカルヴィーノ&「#帰路」#ダシールハメット 【本日、21時より #YouTube にて公開開始】 【下記のリンクから見れます👀✨】 ライオンと対峙する男の、脳裏に浮かぶ思索の流れ→「ティ・ゼロ」 地球規模の追跡劇の行方は?→「帰路」 現代イタリア文学の旗手と ハードボイルドの始祖の組み合わせ だてレビ  #sf #小説 #文学 #ミステリ https://www.youtube.com/live/i

        • 【こじつけ読書会】フィリップ・K・ディック「変数人間」

        • 小説の情景をジオラマ化

        • 【予告】【11月14日(木)の「こじつけ読書会」】課題作品→フィリップ・K・ディック「変数人間」

        • 【こじつけ読書会】イタロ・カルヴィーノ「ティ・ゼロ」(「柔かい月」より)&「帰路」ダシール・ハメット

          記憶

          偶然両方中村保男さんの訳。 「非A」の方は加藤直之さんの表紙だったんだね~。 よく見ると緻密だし、作中の円錐の塔や、リアルゲームものの象徴であるチェスのモチーフも描かれている。 先日読み始めた「変数人間」にヴァン·ヴォークトの影響があるということで、ヴォークトを持ち出して来ました。 この本には個人的な思い出があります。といっても大したものではなく、コレを初読のときに、自分がドコにいたかを覚えているだけなんですが……。 当時ほくは高校生で電車通学をしていた。学校は県庁

          「今、SF読んでる!」という充足感が味わえる、50年代SFの佳作⭐

          「#アジャストメント」の本編と「#マイノリティリポート」のメイキングを見た。 「マイノリティ·リポート」のスピルバーグ監督は多分原作が脚本化された段階から読んでいるらしいが、ディック世界が工夫され映像化される面白さがあった。 (ちなみに脚本を持って来たのはトム・クルーズ) 同じディックの「#変数人間」を読みながら、脚本家と監督目線で脳内映画に変換して楽しんでいる。 「変数人間」は、そこそこ長い中編で、SFガジェット満載な割に映像化されていない、という手付かずの二次創作

          「今、SF読んでる!」という充足感が味わえる、50年代SFの佳作⭐

          次回【こじつけ読書会】第171夜 予告⭐

          11月7日(木)21時 #YouTube にて公開開始。 #イタロ・カルヴィーノ による時空の不思議を描いた 「#ティ・ゼロ」(河出文庫「#柔らかい月」収録)と、 ハードボイルドの始祖 #ダシール・ハメット 「#帰路」(河出文庫「#ブラッド・マネー」収録)が課題。 #だてレビ #sf #イタリア文学 #アメリカ文学 #ハードボイルド

          次回【こじつけ読書会】第171夜 予告⭐

          【こじつけ読書会】カート・ヴォネガット「スローターハウス5」

          【#こじつけ読書会】 「#スローターハウス5」#カートヴォネガットジュニア 【本日 21時 #YouTube にて公開開始📺️❇️】 【プロフィールのリンクから、どうぞ⭐】 WWⅡの最中、ヨーロッパで米兵のビリーは時間跳躍能力者となる。それは彼の奇妙な人生の始まりだった……ヴォネガットの大傑作が登場! #だてレビ #sf #アメリカ文学 https://www.youtube.com/live/e_1ZPyMDz-I?si=wNpkLaTpIhrrtj_6

          【こじつけ読書会】カート・ヴォネガット「スローターハウス5」

          【こじつけ読書会】藤子F不二雄「昨日のおれは今日の敵」&「パラレル同窓会」 そして、「パラレルワールドは実在する」→デイヴィド・ドイッチュ

          【#こじつけ読書会】 本日21時 #YouTube 配信開始 #藤子F不二雄 ⭐下記のリンクから見れます⭐ 漫画家がタイムスリップ→「#昨日のおれは今日の敵」 成功した男が参加する、それぞれの平行世界の自分が集まる同窓会→「#パラレル同窓会」 他に、#JPホーガン の小説、「#量子宇宙干渉機」や、パラレルワールドの実在性についても話します。 #だてレビ #sf #パラレルワールド #時間SF #マンガ https://www.youtube.com/live/oQHV

          【こじつけ読書会】藤子F不二雄「昨日のおれは今日の敵」&「パラレル同窓会」 そして、「パラレルワールドは実在する」→デイヴィド・ドイッチュ

          【こじつけ読書会】「巨鳥モア」河野典生、「霧笛」レイ・ブラッドベリ、「残酷!光怪獣プリズ魔」朱川審(岸田森)

          【#こじつけ読書会】「#巨鳥モア」#河野典生 &「#霧笛」#レイブラッドベリ &「#残酷光怪獣プリズ魔」#朱川審 ⭐本日 #YouTube にて21時に配信開始⭐ 現代人が巨鳥モアを目撃‼️ ブラッドベリの「霧笛」と #岸田森 さん(朱川審)が執筆した「帰ってきたウルトラマン」の脚本も取り上げます。 #だてレビ #sf #特撮 【下記のリンクから見れます】 ↓↓↓ https://www.youtube.com/live/jP4MrzFRn_g?si=iUOET3z

          【こじつけ読書会】「巨鳥モア」河野典生、「霧笛」レイ・ブラッドベリ、「残酷!光怪獣プリズ魔」朱川審(岸田森)

          ポー、再読

          今気づいたけど、この栞って黄色なんですね。 さて、ポーである。 この巻は、SF·ファンタジー編。 まぁ、SF編でいいと思う。 「メエルシュトレエムに呑まれて」という邦題が好きだった、でもまぁ、「大渦巻への落下」という分かりやすい題も悪くない。   埴谷雄高の「虚空」は、これに影響されて書かれたと思うのたが、これも見事な短編だ。 よく、模型とかの横に昔ならタバコの箱を並べたり、 モアなど、絶滅した巨大動物の図には、人間が並べられたりしたものだ。 それにより、そのモノ

          ポー、再読

          【こじつけ読書会】筒井康隆「ヤマザキ」&芥川龍之介「西郷隆盛」

          【#こじつけ読書会】 「#ヤマザキ」#筒井康隆 「#西郷隆盛」#芥川龍之介 【本日21時 #YouTube にて配信開始📺️❇️】 【下記のリンクから見れます👀】 ⭐中国大返し中の秀吉軍を、時空の混濁を交えて描く→「ヤマザキ」⭐ ⭐芥川の歴史観がうかがえる傑作短編→「西郷隆盛」⭐ #だてレビ #sf #日本文学 #歴史 #日本史 #山崎の戦い #中国大返し #豊臣秀吉 #明治維新 #西南戦争 #西郷隆盛 https://www.youtube.com/live/

          【こじつけ読書会】筒井康隆「ヤマザキ」&芥川龍之介「西郷隆盛」

          買った古本について徒然に書く

          最初、「つらつらと書く」としようと思ったが、思っていた意味と全然違った(笑)。 スグ辞書になるスマホは便利だ。 さて、気の向くまま3冊買ったが、全部面白そう。 「足利高氏」は、昔、榊山潤さんという人の「毛利元就」という小説を読んだことがあり、内容が暗くて、結局ギブアップしたが、緻密な感じ良かった記憶があり、この本は、榊山さんだと勝手に勘違いして買った。 別の作者だったが、少し読んでみた所、これはこれで面白そう。 山本常一の「忘れられた日本人」も冒頭を読み始めたばかりだが

          買った古本について徒然に書く

          【こじつけ読書会】レイ·ブラッドベリ「タイム・マシン」&横光利一「機械」

          【#こじつけ読書会】 「#タイムマシン」#レイブラッドベリ&「#機械」#横光利一 【本日21時 #YouTube にて配信開始📺️❇️】 【⭐下記のリンクから見れます👀】 ⭐老人は、野牛の大群を、南北戦争を語り始めた…。→「タイム・マシン」 ⭐錯綜する人間関係を描いたモダニズム小説の頂点→「機械」 ノスタルジックなアメリカ文学と、 サルトルも称賛した、日本の実験小説を取り上げます。 #だてレビ #sf #ファンタジー #新感覚派 #歴史 #文学 #小説 http

          【こじつけ読書会】レイ·ブラッドベリ「タイム・マシン」&横光利一「機械」

          007シリーズについて、ちょっとだけ語る

          背景のセットが、目になってるんですね~。 SF味もあって、よき。 「コロ(ム)ビア映画」もいいなぁ。 007映画の正伝(?)の方ではなく、 スパイ·コメディ映画としてとられた。 しかし、イアン·フレミングの原作は、 これが第1作目なんですよね~。 表紙のイケオジは、悪の組織のボスではなく、 ジェームズ·ボンド役の、デヴィッド·ニーヴンです。 だが、元々原作者のイアン·フレミングは、ニーヴンをイメージして、ボンドのキャラクターを作ったとか。 ニーヴンは当時57歳で、

          007シリーズについて、ちょっとだけ語る

          芥川龍之介「西郷隆盛」

          ※ネタバレあり この作品は、以前読んだことがあり、そのときも印象は良かったのですが、今回再読し、なかなか感銘深いものがあったので、少し語ります。 =========================================== 語り手(芥川?)が出会った、「本間さん」が学生のときの話。 本間は、史学科の学生で、寝台急行で旅をしていた。 そこで老紳士と出会う。 老紳士と歴史の話になる。 老紳士は、西郷隆盛は、城山で戦死していず、まだ、生きていると言う。 史料

          芥川龍之介「西郷隆盛」