さっきの続き。アバドはニューヨークフィルの副指揮者時代セルと出会い、セルのハイドンとシューマンの演奏に感銘を受けたらしい。影響があったのか。グールドのピアノは、本当にひとつの偉大な"現象"だ。他にこんなピアニストはいないと思う。アバド盤もグールド盤も、きょうブックオフで購入。
きのう聴いた曲。ハイドンの交響曲第6番"朝"(ウォード&ノーザン室内管)。同協奏交響曲(アバド&ヨーロッパ室内管)。交響曲はフルートのさわやかな音色が、朝の雰囲気をうまく出している。協奏交響曲も、佳品である。雇い主とケンカせず、長い楽長暮らし。傑作をたくさん残した苦労人ハイドン。
きょう聴いた曲。ハイドンの交響曲第96番"奇跡"と、協奏交響曲。アバド&ヨーロッパ室内管の演奏。この”奇跡”の演奏を聴いて、ジョージ・セルの指揮を思い出した。見通しがいい、キレのある快速な演奏。次にグールドのピアノによる、ブラームスのラプソディーと間奏曲117-1と117-2。
続き。ハイドンの協奏交響曲も聴く。アバド&ヨーロッパ室内管による演奏。この曲は、ハイドンの第1回ロンドン楽旅の際に作曲された。交響曲"朝"は、副楽長におさまったときに書かれた曲。苦労人のハイドンが、やっと手にした定職である。石井宏の"反音楽史"に詳しい説明があり、興味深い。
ブラームスの”セレナーデ第1番ニ長調作品11”を聴いている。本日2回め。アバド&BPOの演奏。ブラームスの音楽のすばらしさはもちろん、アバドの才気に驚かされた。毀誉褒貶ある指揮者だったが、やはり"すごかった"のだと思う。ムチのようにしなる推進力。瑞々しい歌心。サウンドが美しい…
ブックオフで110円で買ったCDで楽しんでいる。今日はシューマンのピアノ協奏曲。ブレンデルとアバド&LSOの演奏。PHILIPSの正規盤を、"世界の音楽"の1枚にした盤。音質も演奏も、正規盤と変わりない。ジャケットはカッコ悪いが、これだけお買い得なら仕方ない。演奏は最高です。
ブラームスの”セレナーデ第2番イ長調作品16”を聴く。本日2回め。弦はヴァイオリンがなく、管楽器主体の編成で、金管楽器、ティンパニもない小型のオーケストラが使われる曲。”曲の性格は、いわばオーケストラと室内楽の中間”。(吉田秀和『ブラームスの音楽と生涯』)アバド&BPOの演奏。