最初は誰も気づかない そして誰にも気づかれない 道端の砂利のなかの 一粒の砂のように そうして始まっていく
会えば祝日 花束を胸に 外灯が照らす帰り道 カレーの匂い 子どもの笑い声 遠い記憶の幸せ また明日 終着駅は どこにあるのか 真っ黒な時刻表 眠らぬ街 時間は平等 地球上にいるもん 優劣つけないで語っていよう 巡り巡って いつか届くはず あのときのエネルギー また会える日まで
「君には一日 我には一生」 教科書でみた詩を思い出す ぽたぽた 濡れた窓の先 憧れてた''もしも"を思い浮かべて 夢物語 勿体ないことしたね? スカートはすり抜ける 花は咲き続けることはない どうして恨まずにいられよう 瞳には映らない 立ち止まっている目の前で 観覧車は廻り続ける