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【福祉フレンド編】ダイエットその④ - 試行錯誤する引きこもり。【始】

痩せないと!!!

痩せる決意。
モテにモテたい決意。

を持った画伯ちゃん。

価値のない人間。
価値を放棄した人間が、価値を取り戻す作業。

最高が最低に
または
最低が最高に

面白いのは、そのどちらかの途中の状態だけだと思ってる。
良くも悪くも安定は死だ。

最低なら目指しやすいという甘えの理由で、ワーストを目指した。
それまでの環境と自分の人生力や限界点も把握しきれていないまま。

たどり着いたのは自己否定自殺願望
蓄えすぎた脂肪固まった思考

死ねない死。
死にもしない死の中で"救いは死だけ"だと信じるように。

ハングリー精神のあるワーストではなく、
ただただワースト状態

初めての精神科で社会不安障害
今の精神科で統合失調感情障害だと診断された。

統合失調感情障害のことを今もよく理解できていないが、
躁鬱の感情障害に統合失調症めいた部分もあるらしい。


前回までは

・体重増加する思春期まで
・引越して実家に戻ったこと
・福祉制度を使い始めたこと

これらをキッカケに、長い鬱から躁状態になっていった模様をお届けした。
そしてヘルパーさんと散歩をしている途中で、市営ジムを見つけたんだ。

運命を感じた。それもまた病状なのかもしれないけど。


"痩せよう。
この街で一番モテよう。

それから死のう"
そう、それからでいいんだ

前回の様子↓↓↓


担当ヘルパーへの感謝

担当ヘルパーは新卒で入社した23歳の女性だった。
高齢者世代以外の、男性利用者の担当になるのが初めてだったらしく初対面では向こうの方が緊張していたくらい。

でも彼女の接し方は素晴らしかった。
いい距離感。こちらのテンションを上げさせすぎず、下げさせすぎず。

年が離れてるのに話しやすく爆笑しあえた。
そんな日々が本当に自信を与えてくれた。

彼女のおかげで電車に乗れるようになったし、生きるモチベーションを保つことができた。
免許更新も、障害年金の申請も、障害年金に至るためのいろんな検査もついてきてくれた。

てんかん疑いが出たときに脳波検査が必要になった。
遠い病院までヘルパーさんに着いてきてもらい、そばにいてもらった。

検査ジェルでびちゃびちゃ頭になった俺と、ビジネスホテル内にあるコンビニイートインスペースで紅茶を飲んで1時間過ごしてくれるなんて彼女くらいだろう。

いや、正確に言うと"そう頼めるように思わさせてくれる"なんて彼女くらいだ。
他のヘルパーさん達だと言えなかったと思う。

そして、てんかんは無かった。びちゃっただけだった。

カードは手帳の中で眠るみたい

しかし、そんなヘルパーさんにも"ジム通い"への付き添いをしてもらうのは申し訳なさを感じた。

ダイエットを決意したとはいえ、毎週3時間もヘルパーさんを付き添わせるのは、さすがにおかしいかなと思ったからだ。

だけど1人ではさすがに行けない。
ヘルパーさんがいないと、まだ密室に長時間いるのは無理だったから。

講習会でカードを作っただけで
通うことはなかった。

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カードは障害者手帳の間に挟まれ、存在は薄れていった。
ダイエットとして、軽い食事制限と自己流の筋トレを始めた。

効果はあまりでなかった。


その1年後

ある事情でヘルパーさんが退社することに。

謎の信頼を得て個人LINEを知っていたので、「半年後に障害年金や検査の結果を連絡するね!ブロックしててもいいし任せるね」と話し、一旦別れを告げた。

最後の日。ヘルパーさんを泣かそうと、阪急電車の中で必死に思い出話をしていたら、画伯ちゃんが号泣していた。

「わたしは絶対泣かないからね。仕事の時は泣かないって決めてるから」

そう言いながら、目が赤くなって「心配やなぁ」とギリギリで我慢しながら心配してくれてる様子だった。最後は笑顔でばいばいした。

その別れは2018年の春のこと。 

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日中活動 

2016年頃にまで話を戻す。

精神疾患で外に恐怖を感じていたが、ヘルパーさんのおかげで少しずつ外に出れるようになっていた。

ヘルパーさんと過ごす以外は、日中活動先としていろんな障害者が集まる施設へ行ってボーッと話して過ごしていた。


ヘルパーさんとは対社会を。
施設では対人関係を構築したり改善できるように自分なりに訓練していた。

前回のnoteに書いた、精神保健福祉士と相談して1番初めに使うことになった福祉制度はその施設との契約。


-施設に通所し、1年経過-
ある日の施設にて。

「ダイエット始めたくて、市営ジムの会員カードだけヘルパーさんと一緒に行って作ってん」

「でもヘルパーさんに毎回ジムついてきてもらうのも、あっちも暇だろうし気使うから行けなくて。1人で外出できないから1人でも行けないんよな〜」


と施設で同世代の子に話していた。

すると

「わたしも行きたいと思っててん。仕事の後とか時間あるから一緒に行こう」


それは会員カードを作った数ヶ月後の2017年秋のこと。

通いだした市営ジム

施設の女の子とジムへ行くことに。
画伯ちゃんはすでに講習会を受けて会員カードを持っていたが、女の子は初めて。

他の友達にも付き添って来たことがあったので、講習会を3回も受けている画伯ちゃんにジムスタッフ

「代わりに講習会できるんじゃないですか?」

と笑っていた。
なんと返せばいいかわからずヘラヘラ笑ってごまかす画伯ちゃん。

コミュニケーション能力がほしい...

無事に講習会を終え、週一回から通い始めていくことに。
115kgまで体重増加した身体はどうなっていくのか...

友達の女の子は、カードを手にしてどうしていくんだろう?

大丈夫かな?画伯ちゃんは。

ワースト気取りせず、ちゃんと自分と向き合い
市営ジムで痩せることができるかな...?

がんばれ。

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つづく

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