今、那覇ではナチュラルワインのお店がブームです!!!
さて、今回は沖縄在住の筆者による「お酒」のお話です。
現在の那覇は「ナチュラルワインとオシャレ風味内装のお店」が氾濫し、
そこに内地からの観光客が殺到して日々地獄絵図を繰り広げております。
那覇のそここで、白キャップに白ノースリーブのBBAとサングラスを頭に乗っけた浅黒い坊主頭のバブルジジイがナチュラルワインのグラスを片手に浮かれております。
そこには、いくつかの「飲食としての根本的な問題」が散見されます。
まず第一に、それらのお店に共通するのは「出てくる料理は素人料理」である事です。
そして、オシャレっぽい「雰囲気」の素人料理に、値段が書いてない(大変に高価な)ナチュラルワインがグラスで出てきます。
この記事を書くにあたり、それらのお店は一応一通り廻りましたが、どこも似たような「ワイン蘊蓄大好き」なワイン・オタク(そういうオタクが存在することを筆者はこれらのお店で初めて目の当たりにした)とバブル・バカップルで溢れてました。
具体的に申せば、ナチュラルワインをグラスで3〜4杯に素人小皿料理を2〜3品で客単価一万円です。
「だったら、ちゃんとした料理と安くて美味しいハウスワインがあるお店」に行くわなあ、、、
と辿り着いたのが那覇の某イタリア料理店「〇〇〇〇〇」なのですが(悪名高いアソコではありませんよ笑)、コチラは筆者のキューバの記事を購入された方だけにお教えいたします笑。
さて、「沖縄ナチュラルワイン・ブーム」のお店が、
「素人がワインかき集めてオシャレな雰囲気の中でグラスに注ぐだけ」
なのに対して、
上記の筆者のお気に入りイタリア料理店は「キチンとした料理人ベース」です。
基本的に「沖縄とイタリアン」はミスマッチですが、料理としては大変にレベルの低い沖縄料理に飽き飽きした沖縄在住の筆者のデイリーユースとして、大変に重宝しています。
しかしまあ、
何でわざわざ沖縄まで来て、世田谷区や目黒区に山ほど転がってるようなナチュラル・ワインと小皿おつまみのお店に行くのでしょうか?
恐らく、彼らは「情報が大好物」なのでしょう。
恐らく、この安手のブームの一端は某ファッション建築雑誌のネット記事であると推測しています。
「那覇行ったらナチュラル・ワインだよねー」という「情報」を消費するカルチャーの方々なのでしょう。
例えばワインならば、筆者は栄町のスーパー「リュウボウ」で千円代のナチュラルワインを買って、自宅で自炊して晩酌しています。
コストは約1/3で、クオリティは「那覇のナチュラルワインのお店」と何ら変わらりません。
つまり「情報を消費する」以外に何の「沖縄まで来ることの特性」は無いのです。
そもそもこれは「海外旅行してわざわざ現地の日本料理店に行く」とか、昔からあるお話でもありますね。
ちなみに、筆者もメキシコシティで日本料理店廻りをしました笑、いや、メキシコシティの和食は大変にレベルが高い!笑
まあこれは、1年以上メキシコに住んだ筆者による「裏遊び」ですが。
ちなみに、一応念のために書いておきますが、、、
沖縄でワインは生産してません笑
チーズも生産してません笑
逆に沖縄では途轍もなく美味しい泡盛が生産されています(東京のインチキ沖縄料理店の安泡盛からは想像も出来ない凄いヤツが)。
まあ沖縄にいらしたら、沖縄のお酒を呑むのが一番です。
沖縄料理は基本不味いですが笑、豚さんとか歴史の裏付けがあるものはやはり美味しいです。
島野菜も沖縄ならではなので、泡盛に合いますよ。
ちなみに筆者は、沖縄で泡盛の深遠なる世界を覗き込み、
その歴史と文化の深さに魂が震えました。
そこで初めて、沖縄の土地と空気が酒の媒介によって身体に入ってくるのです。
コレが観光の醍醐味でなくて、何が醍醐味なのでしょうか?
お酒は秒でその土地の歴史文化土地を体験出来る素晴らしいワンダーランドです。
その土地で生まれたお酒と食材の醸し出すグルーヴは格別です。
そして、わざわざお店でナチュラル・ワイン呑むならやはり「アノニマス・シティ」東京ですかね笑(他の地方に行ったらその土地の日本酒を呑みます)。
完。