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母に会いに行った話(隠れ虐待と母との記録完結編)
街頭すらまばらな暗闇の中を、各駅停車は南へ南へと走っていった。
家の最寄り駅に着くと、母の車が停まっていた。
いざ母のそこにいる気配を感じるとぐっと緊張した。
あの軽の運転席に収まっているだろう小さな母は、あそこで何を思い、私を待っているのだろう。
私は母の車の後部座席を開けた瞬間に、いや、ドアを開ける動作にちょっと食い気味に言った。
「今回は色々お騒がせしてごめんなさい」
乗り込むために
弟に会いに行ってきた話 2019/3/23(隠れ虐待と母との記録6)
弟に会う口実は、「映画、行こうよ」だった。
その日、午前中は仕事をして、そこから弾丸で弟に会いに行くことになっていた。
弟の住むところの近くの映画館のあるショッピングモールで落ち合うことになっていたが、弟に駅から映画館までの行き方を聞くと、駅まで車で迎えに来てくれることになった。
仕事を片付け、池袋から急いで電車に乗り込む。
途中で鈍行に乗り換えて、後はどんどんと田舎になっていく車窓を延々に眺
私たち姉弟は生まれた時と名前が違う話 2019/3/21(隠れ虐待と母との記録5)
世の中は新元号発表を目前に沸く中、
私たち家族は平成も始めのころの話を、していた。
「「『隠れ虐待』が母にバレた話」が母にバレた話」の電話の次の日、母からLINEがあった。
電話では前回に比べてパニックを起こしている挙動も少なく、比較的理性的になってくれたと思いきや、もちろんそれで母が穏やかになったわけではなかった。
それは、
「LINEで申し訳ありません」
という世にも不吉な書き出しだった
「母さん、晩年っていうのかい、」 2019/3/11 (隠れ虐待と母との記録4)
(前置き:この文章は「隠れ虐待」からなるエッセイの4作目です。同時に舞台作品のレビュー的なことや、筆者の投稿への思いなど綴ったりもしています。純粋に「隠れ虐待シリーズのその後追ってるよ!」という方はこれは読み飛ばしていただいて次の投稿をお待ちください!出てくる舞台作品に関しては投稿日が千秋楽日深夜なのでネタバレ大丈夫なはず・・・)
昨日の夜、たまたまTwitterで公演情報を見つけてからチケット
「『隠れ虐待』が母にバレた話」が母にバレた話 2019/3/8(隠れ虐待と母との記録3)
母は、私のことを名前で呼ぶようになっていた。
前回の記事を公開してから、1週間が経とうとしている。
人生を圧縮したような、記録しきれない色々な出来事があり、時間感覚があまりない。もうじき春がくるということだけを理解している。
結論、
は、即座に母親にバレた。
Twitterを母が監視しているようで、その関係で記事を出そうに出せない状態が続いていた。
溜まっていく一方の記録。
文を書くことう
母に「隠れ虐待」されてたのを思い出した話 2019/2/22
「毒親」という言葉も流行っている。
毒なんて、人類みな持ってるものだ。大丈夫!
これから、今までの人生で一度も誰にも言ったことがないことばかり書いていく。
重症な記録癖を持つ私が唯一文字にできなかったことたちだ。
これは、母に「隠れ虐待」をされていた話だ。
虐待も、一般的に思う「食べ物を与えられない」「暴力をふるわれる」以外にもいろいろなケースがある。
自分もにたような思いをしてきた、自分が