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noteの皆さん★演劇人の涙に目頭が熱くなった
この時期、演劇の話は伝えずにはいられません。私は、演劇を観る楽しさと喜びを生活に取り入れようと思う市民で組織している「市民劇場」に入会しています。2ヵ月に一度、全国的に活動している劇団のお芝居を観劇する機会があります。先日もコロナ禍ではありますが、万全の備えで、観劇してきました。
今回は、劇団俳優座の公演で、「北へんろ」というお芝居でした。
現代劇で、岩手県の中心部からやや離れた海沿いの集落に
【PCR検査という通貨儀礼】(コロナ禍の演劇2021) 第10話
2月も末日、自宅にPCR検査キッドが届いた。
「演劇は、罪なのか」
小型の段ボール箱のソレは厳重に仰々しく包まれていたが、開けると小学生の時に見た学研の知育玩具キッドみたいに拍子抜けした検査回収具が、一式揃って入っていた。
不謹慎にも
「免罪符」という言葉が浮かんだ。
ルネサンスも末期の頃、神からの罪を許される護魔符みたいなものを教会が売ったらバズって大儲けしちゃってルターの宗教改革のキッ
突然、こんなメールですみません(コロナ禍の演劇 第1話)
「突然、こんなメールすみません」
2020年7月から一度目の緊急事態宣言が解除され、なんとなく世の中がこれから落ち着いてくるのかなと思っていた8月も過ぎた頃、吉田テツタさんから「タッキー今、台本書いてるんだけどできたら読んでくれる」とメールが来た。
「楽しみにしています」と僕。
数年前(だいぶ前)、吉田テツタさんの芝居を観たあと呑み屋で「ボクの書いた本にタッキー出てくれる」と冗談か?ホンキか?
報告。 (「シバイハ戦ウ」第2話)
ひと月伸びた非常事態宣言が解除されるであろう3月7日の翌週に舞台公演をやります
今や自分の部屋を出ないでも、スマホやタブレット端末、ネットを介して世界中から送られきて、巨大画面のテレビを通して、いくらでも楽しめる環境になりました
エンターテイメントは敷居が低くて誰もが楽しめるもの
ですが、もはやコロナで特に舞台芝居というジャンルは今や、なんの理由もなく演るものでも見るものでもなくなってしまっ
僕が、初めて舞台に立った街。「(シバイハ戦ウ)第5話」
駅前の広場が、とても懐かしかった。
僕が、初めて舞台に立った街だから
「シバイハ戦ウ」稽古初日。
杉並区の稽古場はアーケード商店街すぐ先の横道を渡ったところにある。
賑やかに列(なら)ぶ店先の真裏側に、
こんなもの静かな建物があるとは知らなかった。
稽古時間より少し早く稽古場に入ってみたが、まだ「シバイハ戦ウ」のメンバーは来ていないようだ。
受付ロビーには結構人がいる。昼の区民センターにはお
山口さんの、プロンプ。 (コロナ禍の稽古風景)第9話
劇場の最上階にある
屋根裏の稽古場に来た。
窓を開けると
桜の枝々に公園を見下ろす
中野から遠くかすむ街が並び
家々の屋根が西日に眩しい
花は、まだ咲かぬ
(この裏は公園だったのか、知らなかった)
【前回の話し】
二月下旬の小春日和。
稽古場を目白の風姿花伝という地下スタジオから
僕たちは公演を行う中野に拠点を移した。
夕方メインだった稽古が、昼から開始になった。
もう緊急事態宣言で苦
マスク姿でモノを云う術(コロナ禍の稽古風景2021)第8話
稽古中のマスクの着用について。
このご時世、例えば電車の中では必要不可欠なことを必要最小限に小さな声で言葉も少なに伝えること、なるべく喋らないことは社会人の嗜みとして身につけるべきものであるが、
芝居の台詞は如何(どう)だろう、そうはいかない。
マスクをしながら相手を怒鳴りつけ、嗚咽するような時に
大きく声を出して息を吸おうとすると不織布はすでに湿り気を帯びた水分が繊維の空気を遮断し吸おうと
「演じる」ってなんだろう
所属している演劇サークルの先輩が演技について呟いていて触発されたので軽くメモ程度に僕の演じることに関する思考を書き留めておきます。思考を整理・記録するための場所でもあるので言葉遣いがバラバラなところもありますが、あたたかい心でそのような箇所には目をつぶっていただければ幸いです。
【舞台に立って演技するときに意識したいな、意識すべきだなって思っている言葉】
その1 「役≠役者≠自分」
上に書いた先