Croquetteギター機材研究

ギターを100本買うまでの記録です。 Amazonのアソシエイトとして、Croquetteギター機材研究は適格販売により収入を得ています。

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ギター100本買ってみる

このnoteを書き始めてまもなく3年が経つので、改めてこのnoteを書きはじめたきっかけについて書きたい。 コロナ禍が始まる前、自分が持っていたギターは実家に置いてあるものも含めて10本に満たない程度だった。当時は何かと忙しく、ギターにはほとんど触れない生活を送っており、それ以上ギターを増やすことは考えていなかった。 一本目のギター購入2020年に入りコロナウィルスの蔓延で色々予定のキャンセルが続き、家で過ごす時間が増えてギターを弾くようになった。しばらくそのような生活が

    • Cubase 14ファーストインプレッション

      Cubase 14がリリースされた。今回のアップデートは自分の使い方においてはあまり影響がなさそうだなという気もしたのだが、とはいえ他のDAWに乗り換えるつもりもないので早速アップデートして使ってみた。 Gain stagingが便利で面白い自分にとって、今回一番価値がありそうな新機能はGain stagingだ。録音したオーディオの中の、任意の部分の音量を上げ下げできる機能だ。今までもボリュームのオートメーションを書いたり、イベントを区切って音量調整する形でも同様のことは

      • エフェクターボードを作りたい(レベル2)

        先週、家の中に眠っているエフェクターをもっと有効活用するべくエフェクターボードを作った。 こういったボードを作るのは初めてで、変なところからケーブルが伸びてしまったりワイヤレスとノイズゲートを除くと実質一つしかエフェクターを置けないというような問題がいろいろ起きてしまったので、パーツを買い足してアップデートしてみた。 上の写真がアップデート前の様子。下がアップデート後の様子。 Jan Rayの前にコンプレッサーを入れることができた。また、ボード中央から伸びていたアウトプ

        • エフェクターボードを作りたい(レベル1)

          気がつけば自宅の中にそこそこの数のエフェクターをストックしている。当然ながら使いたいと思って購入しているが、毎度配線をするのが面倒で2-3回使ってからしまったままになってしまっているものが多い。配線が楽になればもっと使う頻度が増えるのではないかと思い、エフェクターボードを組んでみることにした。 購入したのはSTRICHというメーカーのエフェクターボード。最小のサイズでAmazonで3,980円。 箱を開けると中からバッグが出てきた。 バッグの中にはエフェクターを固定する

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          この半年で一番買ってよかったギター Aria Sinsonido AS-490C

          数ヶ月前、いつものようにヤフーオークションを巡回していてAriaのSinsonido AS-490Cというギターを見つけた。いわゆるサイレントギターのような構造のガットギターで、難ありジャンク品扱いでかなり安価に出品されていたので、なんとなく面白そうだなと入札してみたら四千円で落札できてしまった。そんなふとした偶然で入手したギターだが、この半年間で購入したギターの中で一番買ってよかったギターになっており、このまま手放すことはない一本になるのではないかという予感がしている。

          この半年で一番買ってよかったギター Aria Sinsonido AS-490C

          安ギターどこまで改善できるか...Grote GR-Standard-S(後編)

          前回は、弾きやすさを改善するためにフレットの研磨、ナット調整、ブリッジ調整を行なった。 弾きやすさは多少改善したものの、ポジションによってビビりやチョーキング時の音の詰まりが発生するため弦高をあまり下げることができず、「弾きやすい」と言える状態までは持っていくことができなかった。 結局、フレットのすり合わせをして、ようやくある程度納得感がある弾きやすさになった。ギターリペアでも、すり合わせを省略して弾きにくい状態でどうするか悩み、あとでやり直すことは多々ある。必要ないのに

          安ギターどこまで改善できるか...Grote GR-Standard-S(後編)

          安ギターの弾きやすさを改善する...Grote GR-Standard-S(中編)

          先日購入したGroteのGR-Standard-Sだが、正直なところ弾きやすいギターとは言いにくい状態だった。 まず、弦高が高い。1弦側で大体2.5mm程度の弦高で、弾けないことはないが快適とは言い難い弦高だ。 次に、フレットの滑りが悪い。表面がざらざらしていて、チョーキングやビブラートを行おうとすると引っかかる感じがある。ニッケルフレットのギターの場合はある程度弾いていると表面が削れることで自然に滑らかになっていくのだが、このギターのフレットはステンレスなのでそれが期待

          安ギターの弾きやすさを改善する...Grote GR-Standard-S(中編)

          また面白そうな安ギターを発見…Grote GR-Standard-S(前編)

          一年前に購入したGrote GR-Modern-Tというギターは、なかなか面白いギターだった。そのGroteからいつの間にか今度はGR-Standard-Sという名前のストラトシェイプのギターが新しく発売されていたのを見つけ、早速入手してみた。 2024年10月現在の新品実売価格はケースも付いて19,999円。GR-Modern-Tに比べて7,000円ほど安いが、ローステッドメイプルネック、ステンレスフレット、ホイールナットトラスロッド、コイルタップといったこの値段帯にして

          また面白そうな安ギターを発見…Grote GR-Standard-S(前編)

          [機材レビュー]Beyond Tube Booster(初代)

          最近はすっかり落ち着いてしまったのだが、数年前に真空管のサウンドにハマっていた時期があった。正直にいうと、自信を持って力説できるほど「真空管の良さ」を理解し言語化できていたわけではない。FenderのBlues Junior、BognerのAlchemist、Hughes and KettnerのTubemanなどクリーントーンが綺麗だなと感じる機材に、たまたま共通して真空管が使われていただけで本質は真空管とは別のところにあったのかもしれない。ただ、当時は真空管が素晴らしいの

          [機材レビュー]Beyond Tube Booster(初代)

          Indian Spice - インド楽器のVST音源

          昔からエスニック楽器が好きで、実物の楽器はもちろんVST音源も色々試してきた。元々とても気に入っていたインド楽器のVSTプラグインがあったのだが、Windows専用でMacに乗り換えたタイミングで使えなくなってしまい、そこから良い音源に出会えず10年以上が経ってしまったが、最近とても良いインド楽器の音源に出会うことができた。 Indian SpiceはKontaktで動くインド楽器音源で、シタール、フルート、サランギなどのメロディ楽器や、タブラ、ドーラクなどの打楽器のサウン

          Indian Spice - インド楽器のVST音源

          これは良い SKB-SC56 レスポール用セミハードケース

          セッションにレスポールを持っていく機会が増えてきた。マホガニーネックのレスポールをソフトケースで持ち運ぶのはどうにも心許無く、かといってハードケースで持ち運ぶのは重くて疲れる。そこで軽くて丈夫で背負えるセミハードケースを探していたのだが、ようやくとても良いケースに出会えた。 SKBのレスポール用セミハードケースSC56。頑丈さがありつつ、とにかくコンパクトで軽いのがとても良い。 EPS フォーム製でソフトケースとは比べ物にならない硬さを持ちつつ、重さは約2.3kgと軽い。

          これは良い SKB-SC56 レスポール用セミハードケース

          KORG nanoKEY Studio

          数ヶ月前に、ワイヤレスMIDIキーボードが欲しくなりいくつか購入した。 しばらくはKORGのmicroKEY2 Airに落ち着いていたのだが、最近は同じKORGのnanoKEY Studioを使う機会の方が多くなってきた。 25鍵でボタンタイプの鍵盤なのでキーボードとしての使い勝手はmicroKEYの方が良いのだが、それでもnanoKEYを手に取る頻度が高くなってきた理由は以下の点だ。 軽くてコンパクトほぼA4サイズで重さは500gと、とにかくコンパクト。microKE

          初のトラックボールマウス Logicool MX ERGOの導入

          今まで使用していたLogicoolのマウスMX Master 3Sには大きな不満はなかったのだが、更なる効率改善と身体的な負荷軽減の可能性を見つけるために、初めてトラックボールマウスを導入してみることにした。トラックボールマウスといえば、Kensingtonのマウスを使っている人をよく見かけるが、迷った挙句今回はLogicoolのMX ERGOを試してみることにした。 二ヶ月弱作業で使ってみた上でのレビューを残しておきたい。 腕は疲れにくくなった気がする通常のマウスと違っ

          初のトラックボールマウス Logicool MX ERGOの導入

          1978年製Greco TL600Jの修理

          通っているバーでお世話になっている方が昔使っていたという78年製のGrecoのテレキャスタータイプのギターをお預かりした。 テレキャスターシェイプのボディにハムバッカーが二つ、短いブリッジという構成で、調べてみるとTL600JというJeff Beckが愛用していたテレギブのレプリカモデルのようだ。 お預かりする前に「弾けない状況」になっているとお聞きしていたのだが、実物を見てみると確かにネックの反りが酷く、また電装系もダメージを受けているようで音が出ず、このままでは弾けな

          1978年製Greco TL600Jの修理

          TourBox Eliteを音楽制作と動画制作で使ってみた

          左手デバイスの定番であるTourBoxから、iPadに対応したTourBox Elite Plusが9/1に発売されるらしい。 まだ公式に情報は限られているが、先日のコミックマーケット104で実機の展示が行われたらしいが、TourBox Eliteとの違いとしてはiPad対応が大きなアップデートで、それ以外は今のところEliteからの大きなアップデートの情報はなさそうだ。 このnoteでは触れる機会がなかったが、自分も少し前に左手デバイスに興味が出てTourBox Eli

          TourBox Eliteを音楽制作と動画制作で使ってみた

          ギターのネックを交換してみる

          ギターの寿命を考える上で一番重要なパーツはネックだと思う。電装系やチューナー、ブリッジなどのハードウェア類は、よほど特殊な独自パーツを使っていない限り最悪の場合リプレイスメントパーツでどうにでも対応できる。一方、反りすぎてしまってトラスロッドで補正できなくなってしまったネックや、スキャロップ加工etc.で木部に不可逆なダメージが施されてしまったネックに対しては、できることが限られてしまう。 ただし、取り外し可能なデタッチャブルタイプのネックに関してはリプレイスメント用のネッ

          ギターのネックを交換してみる