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DTM機材レビュー

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KORG nanoKEY Studio

KORG nanoKEY Studio

数ヶ月前に、ワイヤレスMIDIキーボードが欲しくなりいくつか購入した。

しばらくはKORGのmicroKEY2 Airに落ち着いていたのだが、最近は同じKORGのnanoKEY Studioを使う機会の方が多くなってきた。

25鍵でボタンタイプの鍵盤なのでキーボードとしての使い勝手はmicroKEYの方が良いのだが、それでもnanoKEYを手に取る頻度が高くなってきた理由は以下の点だ。

軽く

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初のトラックボールマウス Logicool MX ERGOの導入

初のトラックボールマウス Logicool MX ERGOの導入

今まで使用していたLogicoolのマウスMX Master 3Sには大きな不満はなかったのだが、更なる効率改善と身体的な負荷軽減の可能性を見つけるために、初めてトラックボールマウスを導入してみることにした。トラックボールマウスといえば、Kensingtonのマウスを使っている人をよく見かけるが、迷った挙句今回はLogicoolのMX ERGOを試してみることにした。

二ヶ月弱作業で使ってみた上

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TourBox Eliteを音楽制作と動画制作で使ってみた

TourBox Eliteを音楽制作と動画制作で使ってみた

左手デバイスの定番であるTourBoxから、iPadに対応したTourBox Elite Plusが9/1に発売されるらしい。

まだ公式に情報は限られているが、先日のコミックマーケット104で実機の展示が行われたらしいが、TourBox Eliteとの違いとしてはiPad対応が大きなアップデートで、それ以外は今のところEliteからの大きなアップデートの情報はなさそうだ。

このnoteでは触れ

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KORG microKEY Air-49

KORG microKEY Air-49

先日、唐突にワイヤレスのMIDIキーボードが欲しくなってKORGのmicroKEY Airの25鍵モデルを購入した。

前回のポストにも書いた通り、やはり25鍵では使える場面が大分限られてしまうため、購入直後だったが49鍵モデルに買い替えることにした。

25鍵盤に比べると当然ながら大きいが、鍵盤以外のコントロールがほとんどないシンプルなデザインで、かつワイヤレスで配線が不要ということもあって限ら

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MIDIキーボードもワイヤレスにしたい - KORG microKEY2 Air

MIDIキーボードもワイヤレスにしたい - KORG microKEY2 Air

この数年使用しているNative InstrumentsのKomplete Kontrol M32には結構満足しているが、使用頻度が下がる最大の要因はケーブルだった。机が狭いこともあり常設しておくわけにいかず、また文字入力のキーボードとマウスとの兼ね合いから、作業中も弾いてない時は基本的に横に避けておくというような使い方をしていたのだが、取り出したり片付けたりする際にいつもケーブルの脱着が面倒だっ

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Laney IRT-STUDIO - USBで繋いで録音できる真空管アンプ

Laney IRT-STUDIO - USBで繋いで録音できる真空管アンプ

少し前に会社の知人の勧めでLaneyのIRT-STUDIOというラック型ギターアンプを購入してみた。真空管ギターアンプでありながら、USBオーディオインターフェイス機能とリアクティブロードの機能を搭載しており、スピーカーから音を出さずにサイレントに録音できる、というなかなか面白いアンプだ。

本物の真空管アンプのサウンドをUSB録音できるIRT-STUDIOはプリ管にECC83が3本、パワー管にE

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Yamaha THR Remote

Yamaha THR Remote

YamahaのTHR-IIシリーズのギターアンプは、本体のノブだけでも基本的な音作りが可能だが、THR Remoteという純正アプリを使うことでより細かい音作りができる。また作成した音色のファイル保存や読み込みも可能で、このアプリを使うことでアンプとしてのポテンシャルを最大限引き出すことができるようになっている。

THR Remoteには、スマホで使用できるiOS / Android版とWind

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Yamaha HPH-MT8 ファーストインプレッション

Yamaha HPH-MT8 ファーストインプレッション

4年程使っているオーディオテクニカのモニターヘッドホンの音が、最近少し変化してきたような気がしている。購入当初に比べると高音域のシャキシャキ感が減ったし、遮音性が少し低下して外部の音が聞こえやすくなったような気がする。コロナ禍になってから、音楽制作時以外にオンラインミーティングでも使用したりして、かなり稼働時間が長くなっていたので当然かもしれない。そこで新しいモニターヘッドホンを買うことにした。

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2020年に購入した機材2年越しレビュー

2020年に購入した機材2年越しレビュー

2022年もまもなく終わりに差し掛かっているが、今年購入した機材を振り返る前に、それ以前に購入した機材も改めて振り返っておこうと思う。今回は2020年に購入した機材について、2年経った今時点でのレビューをしたい。

※去年時点でのレビューはこちら。2021年に購入した機材の振り返りはこちら。

Yamaha THR10II Wireless購入から2年経った今でも、使用しない日はないほど毎日使って

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[機材レビュー]M-AUDIO M-Track Duo - Soloとの比較

[機材レビュー]M-AUDIO M-Track Duo - Soloとの比較

年始に購入したM-AUDIOのM-Track Soloは5000円という値段の割に、自分にとっては十分な品質のオーディオインターフェイスだった。

M-Track Soloは「Solo」という名前がついているが、入力は2系統存在する。ただし、片方はXLR対応のライン/マイク入力でもう片方はTSジャック(フォン)のライン/ギター入力となっており、マルチチャンネルでの同時録音には制約がある。マルチチャ

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AmpliTube TONEXは自分でキャプチャをしてこそ真価がわかる

AmpliTube TONEXは自分でキャプチャをしてこそ真価がわかる

ファーストインプレッションを書いた段階では、本文にも書いた通り「特別凄いと感じるところには至っていない」というのが正直な印象だった。

その後MODELER機能を使って自分でアンプのモデリングを試してみて、ようやくこのTONEX(+AmpliTube)の凄さを実感することができた。

M-Audioの安いオーディオインターフェイスM-Track DuoとBogner Alchemist 112、そ

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[機材レビュー]Torpedo Captor X

[機材レビュー]Torpedo Captor X

短期間にMESA/BoogieのCabClone、Two notesのTorpedo Captorを立て続けに買ったばかりだが、結局Torpedo Captor Xも購入してしまい家に3台もロードボックスが並ぶことになってしまった。

Torpedo Captor(無印)は、普段アッテネーターとして使用する分には満足していたのだが、スピーカーシミュレーターに関してはレンジが狭い点が気になっていた。

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[機材レビュー]BOSS Compressor CP-1X

[機材レビュー]BOSS Compressor CP-1X

耳からの情報だけでコンプレッサーを適切に設定するのは、自分のような素人にはなかなか難易度の高い作業だ。今まで幾つかのコンプレッサー所持してきたが、正直にいうと雰囲気で使っていただけで全く使いこなせていなかった。

今年に入って入手したこのBOSSのCP-1Xは違った。初めて、自信を持ってセッティングして使えるコンプレッサーだ。

自分にとってのCP-1Xの最大の魅力は、なんといってもエフェクトのか

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Torpedo CaptorとCabCloneを比較する - 低価格ロードボックスで真空管ギターアンプをライン録音

Torpedo CaptorとCabCloneを比較する - 低価格ロードボックスで真空管ギターアンプをライン録音

自宅で使用しているBognerの真空管ギターアンプAlchemist 112を録音に使いたいと思い、MESA BoogieのCabCloneというデバイスを購入してマイクを使わずにライン録音できる環境を作った。その直後、録音以外でアンプを使う際に音量を下げることができるアッテネーターが欲しくなり、Two notesのTorpedo Captorというデバイスを追加で購入した。

Torpedo C

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