「演劇」をガッツリ訓練してきた役者が2.5次元舞台に参画することの意味【後編】
昨日は前編として「2.5次元舞台のイメージ」について綴りました。本日は後編「訓練してきた役者が参画することの意味」という、このテーマを立てた時点で本当に書きたかったことを綴ります。
近年、ガチでトレーニングしてきた俳優が2.5次元に参画する機会も増えてきたように感じています。そこで、あくまでも私見ですが「特にどんな人が向きなのか」「どんなスキルが求められるのか」そんなことを書いてみることにしました。
誰もが「できる」わけじゃない
言うまでもありませんが、「バリバリ訓練してきた役者だから・演劇エリートだから2.5次元作品で活躍できる」という話ではありません。私だって芝居そのものが上手い役者はたくさん知っているけれど、その中で「ぜひ2.5次元に挑んで欲しい・関わって欲しい」と思える役者は多くない。「技術的には申し分ないけれど、2.5次元に参加したところで本人のファンや仕事が増えることもないだろうな」という人の方が圧倒的に多い。そして同時に思うのです「訓練してきたからできるよ」って役者には携わって欲しくない、私の出身の地を荒らさないでくれと。
「誰にでもできる仕事ではない」という理由を簡単にお話ししてみます。
この記事が参加している募集
サポートありがとうございます。いただいたサポートは創作活動にあてさせていただきます。