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腸のお掃除に!タケノコのワカメ煮|いろはレシピ

今回の簡単レシピは、我が家の春の定番レシピ。今が旬のタケノコとワカメ。
この2つ、便秘にとってもいい組み合わせなんです(その理由は後ほど「便秘によい食物繊維のお話」で)。
便秘は最大のデトックス。便秘がちになると、体調も悪くなるし、大腸ガンのリスクも高まります。

タケノコの調理は、面倒臭いと思われがちですが、水煮を買えば簡単。
朝どりの生タケノコも細かく切って茹でれば、時短になります。

食材のいろは

イ)タケノコ

タケノコの旬は、4〜5月。
不溶性食物繊維やカリウムが豊富です。

不溶性食物繊維は、有害物質を便と一緒に排出してくれるなど、腸のお掃除に欠かせません。

カリウムは身体の水分バランスを整えナトリウムを排出するので高血圧の予防、むくみの解消に効果的です。

ロ)ワカメ

ワカメの旬は、3〜5月。
水溶性食物繊維とヨウ素が豊富です。

水溶性食物繊維は、血糖値の上昇や高血圧を防いだり、便の排泄をスムーズにする働きがあります。

ヨウ素は、甲状腺ホルモンの生成に欠かせない成分で、髪や皮膚の健康を保ちます。

調理のポイント

タケノコは水煮を使います。
生のタケノコを使う場合は、まずは水煮にしましょう。
タケノコは収穫直後からどんどんアクがかなり強くなるのですぐに茹でるのがポイント。
昔ながらの茹で方だと、1時間くらい茹で続ける必要がありますが、初めから細かく切っておくと、15〜20分で茹で上がります。
アクを抜くために、剥いた皮と米ぬかか重曹を入れましょう。
昔ながらの方法だと、タケノコの皮をつけたまま、唐辛子を入れて茹でる人も多いのです。
今回皮をつけたまま茹でたものと、皮を剥がして切ってから茹でたものを食べ比べてみましたが、差を感じませんでした(繊細な方は感じるのかな…?)。
唐辛子はは入れる科学的根拠はありませんので、今回は入れずに。

<タケノコの水煮の仕方(簡易版)>
1 生タケノコの皮を剥き、一口サイズに切る
2 沸騰したお湯に、皮、米ぬか(なければ重曹)を入れ一混ぜしたらタケノコを入れる(浮かんでくる場合は落し蓋を)
3 15〜20分茹で、食べられる硬さになれば出来上がり

かじってみて、 まだアクが強ければさらに茹でてください。

<作り方>

イ)お鍋に水と昆布入れておく
ロ)タケノコ、ワカメを適当に切る
ハ)お鍋に火をつけ沸いたら、材料を全て入れて15分ほど煮たら出来上がり


ワカメはトロトロが好きですが、シャキシャキが好きな人は、出来上がり2分前くらいに入れるといいです。

<材料>

・昆布 1枚
・水 200cc
・タケノコの水煮 小〜中サイズ1〜2つくらい
・生ワカメ(乾燥でもできますが、生や塩蔵が美味しいです)好きなだけ
・いろは醤油(出し醤油)大さじ2

便秘に良い食物繊維のお話

便秘解消の基本は、2つの食物繊維と水分の摂取がポイントになります。
食物繊維は、2種類あります。
水溶性食物繊維(わかめに豊富)と、不溶性食物繊維(タケノコの豊富)です。

それぞれの特徴は、
水溶性食物繊維:水に溶けやすい食物繊維
(効果)・腸内環境を整える
    ・血糖値の上昇を抑える


不溶性食物繊維:水に溶けにくい食物繊維
(効果)・水分を吸って便のかさを増す
    ・腸の蠕動運動を促して便を排出する
    ・有害物質を排出する

腸内環境を整えるには、乳酸菌を取り入れるより、まずは便通をよくすることが大切。
自律神経が不安定になりやすい春の季節。自律神経が崩れると便秘にもなりやすいです。
旬のワカメとタケノコで美味しく腸活するのもいいですね。
水分を補給もお忘れなく。ワカタケ煮だと、お出汁と一緒に食べられるのでいいですね!

タケノコとポリポリ感と、ワカメのぬるぬる感に癒されます。

次回は、タケノコのえぐみが苦手なお子さまでも食べやすい、簡単土佐煮のレシピです。
こちらも簡単で美味しいですよ。


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芳中 千裕|Chihiro Yoshinaka
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