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ネオコンとは?茂木誠「政治思想マトリックス」


以前、最近のアメリカはおかしい、って記事書いて、ウォール街の支配のことを書いた。

そのとき、ネオコンのことは、記事が長くなるから、割愛してたね。

とりあえず、今回は、本書を参考に、ネオコンについて、ざっと概観してみようと思う。

ネオコンか・・・、どんな人たちなんだろう?

もともとは、トロツキストだったんだ。

トロツキストって、スターリンに政争で負けた、トロツキー支持者のユダヤ人のことだよね。

まあ、トロツキーが政争で負けたから、アメリカにも、トロツキストは来たんだ。そして、民主党に入党する。

民主党は左派だから、相性がよかったのかなぁ?

で、ユダヤ系国際金融資本と結び付いて、政治的影響力を行使するようになる。実は、東西冷戦も、このトロツキストたちの画策によるものだったとも、言われている。

東西冷戦も、彼らがしくんでいたのか!?

とにかく、また「世界革命」を起こして、「真の社会主義」を実現することを目標にしていた。

こりない人たちだね。

ところが、このトロツキストたちが、共和党に鞍替えして、ネオコンサーバティブ、つまりネオコンになるんだ。

共和党には、草の根保守が既にいたから、ネオコン(新しい保守)なんだね。なんで共和党に鞍替えするの?

ソ連に甘い、平和主義者の、カーター民主党政権の外交に、いやけがさしたんだろうね。

で、次は、レーガン共和党政権だよね。

ネオコンはレーガン政権の中枢に入り込むことになる。

ネオコンは、何を目指していたの?

アメリカの正義を世界に広げることだ。そして、ブッシュ(父)共和党政権のときに、ソ連が崩壊し、ネオコンは、ソ連を倒すことに成功する。そして湾岸戦争を起こす。

でも、サダム・フセインは生き残っちゃうよね。

そこで、ブッシュJr.共和党政権のときに、イラク戦争を起こす。

わかった!。軍事力を使ってでも、アメリカの正義を、世界に広げようってことだね?

そうなんだ。しかし、そんなネオコンにも転機が訪れる。トランプ政権の誕生だ。トランプは、ネオコンを政権から追い出してしまう。

おっとっと、ネオコン、ピンチじゃん。

ネオコンは、結局、トランプ政権のときには、下野せざるを得なくなってしまう。

でも、バイデン民主党政権になるよね。

そこで、ネオコンは古巣の民主党に戻る。そして、バイデン政権の中枢に返り咲く。

ネオコンといえば、戦争だよね?あ!戦争あるじゃん。ウクライナ戦争が。

まあ、アメリカは参戦しなかったけれども、ウクライナ戦争も、ネオコンが画策したという見方もあるんだ。

ネオコンって元トロツキストだし、人間の理性を信じているよね。それに、アメリカの正義といえば、自由とかでしょ?。保守というよりは、実質左じゃんさ。

西部邁が「アメリカは左翼国家」「冷戦はソ連とアメリカという左翼国家同士の対立」と言っていたのは、そういう背景があったんじゃないかな。

このネオコンの存在も、「最近のアメリカは確かにおかしい」の根拠になるよね?

たぶん、なるねぇ・・・。そういうアメリカに軍事的にもついていく「集団的自衛権」というものの危険性は、ネオコンが戦争してでも、アメリカの正義を世界に広めようとしている現状では、よくわかるよね。

小林よしのりとかが、反米とかって言っている気持ちも、なんとなくだけど、わかるような気がする・・・。

でもさ、日本では、右も左も親米でしょ。日本は、日本人は、これから、どうなっちゃうんだろうね。

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