猫夫

1949年生まれ、片足をガン箱に突っ込んんでいる爺さんです。好物はプリン体の原料、趣味…

猫夫

1949年生まれ、片足をガン箱に突っ込んんでいる爺さんです。好物はプリン体の原料、趣味は惰性で行っている切手収集・自転車でのポタリング・ミニカー収集とここに記載・下手だが好きなJazzの鑑賞とライブ演奏とその後の反省会という名の宴会です。

マガジン

  • モデルカーあれこれ

    モデルカーは実車を単に縮めたものではありません。斜め上方から眺めて、実車の雰囲気を楽しむのと同時に、雑誌の写真には写っていなかった部分を見て、新たな発見ができる物です。その歴史を調べ、考察を付けて、将来それを読み返し、場合に寄っては書き直すのも醍醐味の一つです。 私の楽しみの一端をご覧ください。

最近の記事

事実は小説よりも奇なり-29: Ferrari 512 S・MとNART

 2024年10月にやっと届いたモデルはFerrari 512 SのLong Tail。  1968年、FIA(国際自動車連盟)がグループ5の車両規定を改定し国際メイクス選手権に参戦するには、12か月内に50台の製造能力が求められたが、1969年に25台に緩和されFerrariは512 Sを開発、ボディはCoupeとSpyderと高速サーキット用のLong Tailが用意され実戦に投入した。  Ferrari 512 Mは1971年に向けて512 Sを改良したもの(MはM

    • 事実は小説よりも奇なり-28: ペンズオイル・ニスモGT-R

       PENNZOILがスポンサーとなっているレースカーはIndy 500参戦車が圧倒的に多いが、eBayを眺めるとストックカーも結構な数を見る。  Indy Carは憧れだがストックカーは手が届く可能性があるので、それをモデルにするのは当然であろう。  最近、Spark(SP)よりPENNZOILカラーのスカイラインが発売された。スポンサーがeBayでコマーシャルを出している車の中に、今は無きEBBRO(EB)に、手垢の付いていない新古車のスカイラインもあり購入した。この二車

      • 重箱の隅をつつく-21:    比べて見たら、目から鱗-2 BMW E36

         2024.10になって届いたモデルは、相変わらずのBMW E36。 まだ数台発売のSpark Model(SP)、何時購入したか不明のminichamps(MC)と比べて細かな点を論う。  今回のモデルは1994年のTouring Car World CupでShaun van der Lindeが駆った318i、FINAがデカデカ書かれているのでワークスの車と思われる。  遠目で見ると、同じメーカー製に見えるが、最初に感じるのはその高さの違い、MCモデルは台座が台形な

        • 事実は小説よりも奇なり-27 Indy 500最大の事故1973年

           林信次著、Indy 500の記述によれば「この年は祟られた大会となった。プラクティス中にアート・ポラードが事故死し、雨模様で開始が遅れた決勝はそのスタート直後に11台が巻き込まれる多重事故が発生、観客12名が負傷し、裏返しで滑走したソルト・ウォルサーは重傷を負う。当初月曜予定のレースは観客席がガラガラの水曜にようやく再開された。しかしトップ争いを演じていた新鋭スウィード・サヴェージは59周目ターン4出口でイン側ウォールに激突、燃料補給直後とあって爆発炎上し、1ヵ月後に死亡す

        事実は小説よりも奇なり-29: Ferrari 512 S・MとNART

        • 事実は小説よりも奇なり-28: ペンズオイル・ニスモGT-R

        • 重箱の隅をつつく-21:    比べて見たら、目から鱗-2 BMW E36

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          レアモデル列伝-39  Mark Donohueが駆ったSUNOCO Indy Eagle

           最近入手したモデルは1973年のIndy 500でMark Donohueが駆ったSunoco Eagle 73。  筆者はM. Donohueフリークで、過去に下記の題名で「note」に記載している。 ・レアモデル列伝-14:傷だらけのローラ ・レアモデル列伝-17:牙を研ぐ前、Lola T 163 ・重箱の隅をつつく-11:Can Am Mosport@1966 ・重箱の隅をつつく-18:2台のFord GT MK-IIの出来栄え ・事実は小説よりも奇なり-8:‘68

          レアモデル列伝-39  Mark Donohueが駆ったSUNOCO Indy Eagle

          レアモデル列伝-38:仏 企画 BMW E36モデル

           レアモデルといっても車そのものは珍しくない、筆者のコレクションでもE36は46台ある。  興味のある方は「note」「異能β-9:コレクターの性・44台のBMW E36」を参照されたい、2023.3.12の段階では44台であったが、その後増えて46台。  その中には今回のモデルと同じBASTOSの93・94年 Spa 24h参戦もある。  その後、23.06.10に1996年のSpa 24h参戦の所謂「痛車」が間違って2台購入で46台となっていた。 「レアモデル列伝-29

          レアモデル列伝-38:仏 企画 BMW E36モデル

          事実は小説よりも奇なり-26:  悪魔の降臨

           2024.08.01に「事実は小説よりも奇なり-25:David Piperが駆った車の不思議」を記載したが、その日のFace Bookに購入モデルの記事が載り、未だ届いていないモデルを発表した奇特な方がいて焦った。そのコメント欄には他の方が「黒歴史のある車」と書いていて、一寸心が動いたがNHKの番組「魔改造の夜」で発表される突飛な思い付きの「悪魔の降臨」を思い出し今回の表題とした。  昔から、突飛な考えを思いつき、試作を繰り返すのが歴史。その中には永久機関等種々ある。

          事実は小説よりも奇なり-26:  悪魔の降臨

          事実は小説よりも奇なり-25:David Piperが駆った車の不思議

           David Piperは1930年生まれの94歳。  英国出身のスポーツカー・レーシング・ドライバー。1959.07.18にデビューしたF1 世界選手権グランプリは3戦に参戦したが、全てリタイアの結果しか残せていない。  しかし、スポーツカーではBP Greenと呼ばれる車を駆り、数々の印象のあるレースを走った。  D. Piperは1960年代初頭、中古のランチアの売買で資金を蓄え、1962年に開催されたイースター・マンデー・ミーティングでFerrari 250 G

          事実は小説よりも奇なり-25:David Piperが駆った車の不思議

          事実は小説よりも奇なり-24:Spark製Chaparral―2

           24.01.06事実は小説よりも奇なり-20:Spark製Chaparral-1を記載して、ほぼ半年の07.08にChaparral 2Dと2F(No.7)が発売さて当然購入した。そこで、最初の2F同様にminichamps(MC)の2Dとの比較と、種々の2Dについて記載する。  モデルは1966年のLe Mans 24h参戦のPhil Hill / Jo Bonnierが駆ったNo.9。 予選10位、決勝はスタート後8時間・111周でDNFとなった車。Le Mans 1

          事実は小説よりも奇なり-24:Spark製Chaparral―2

          重箱の隅をつつく-20 モデルカーを比べて見たら、目から鱗

           2024.07.08 Sparkから新たなモデルカーを購入した。  67年のLe Mansに参戦したPhil Hill / Mike Spenceが駆ったNo.7 Chaparral 2F。 No.8 Bruce Jennings / Bob Johnsonが駆った車については「note」「事実は小説よりも奇なり-20 Spark製Chaparral―1」を参照願いたい。   異なる点  当然の変更点は「車のナンバー」「リアのナンバープレート」「ヘッドライトのシーリン

          重箱の隅をつつく-20 モデルカーを比べて見たら、目から鱗

          異能β-17 空力の鬼才 Adrian Newey

           Adrian Newey (エイドリアン・ニューウェイ) (1958.12.26---)は、イングランド出身の自動車技術者。F-1やIndy carにおいてカーデザイナー・空気力学専門家・レースエンジニア・テクニカルディレクターとして活躍。空力開発の要職を歴任し、コンストラクターズタイトルやドライバーズタイトルなど数多くのタイトル獲得に貢献した。美しいデザインと高い空力性能を兼ね備えたシャシーを開発し、「空力の鬼才」の異名を持つ。  1977年、大学進学後航空宇宙工学を専

          異能β-17 空力の鬼才 Adrian Newey

          重箱の隅をつつく-19:何が何やら、PennzoilのIndy Car

           2024.06.26 Formula Models(FM)のFM22 Dallara Oldsmobile Pennzoil Flag Sam Hornish 2001がそのモデル名。Sam Hornish Jr.は2001年のIndy 500ではNo.4で参戦し、予選13位で決勝14位、優勝はMarlboro Team PenskeのHelio Castronevesが駆ったDallara IRO。S. Hornishは同じ車でエンジンもOldsmobile (V8 3.

          重箱の隅をつつく-19:何が何やら、PennzoilのIndy Car

          事実は小説よりも奇なり-23  Roots

           「Roots」を検索すると、一番は昔のTVドラマ、クンタ・キンテの物語が最初にでてくる。後は「源」や「根」が続々と。  今回は筆者の車Rootsについて。  昭和24年(1949年)、生まれた時、家には車があった。開業医の祖父は往診使用がメインだが、大磯の別荘で海釣りを楽しむための足でもあった様だ。東京都に近い埼玉県の某市、そこから車を運転し大磯まで、今なら自転車だって横浜を7時に出れば昼飯は「茶色」で美味いカレーが食える位だ。  戦後すぐの時代、未舗装道路をガタゴト走

          事実は小説よりも奇なり-23  Roots

          異能β-18:  Unser家の人々

           Indy 500を紐解くと、Unserという文字が目に付く。何しろ9回の優勝を誇る一族といったらUnser家だけ。  アメリカレース界の名門一家であるAndretti家。Mario Andrettiに始まり、その息子MichaelとJeff、その孫のMarcoが、Indy 500を戦い、それぞれ好成績を挙げている。更に双子の兄Aldoとその息子のJohnとAdam、孫のJarettも同じレースを戦っている。しかし、Indy Carの中で最も注目されるレースとも言えるInd

          異能β-18:  Unser家の人々

          レアモデル列伝-37:自分的にレアな1/500のCadillac

           最近購入したモデルは昨年7月に予約していた2023年のLe Mans 24hの1・2・3の1台である。  既に1位・2位のモデルは其々を主役に記載。それでは3位のCadillacも準主役で書かねば片手落ちであろうとの文。 (「Note」 事実は小説よりも奇なり-22 Ferrari 再優勝までの長い道程)(「Note」 レアモデル列伝−35 自分的にはレアなTOYOTA Racing)を参照願いたい。  普通、ミニカーは1/43が主流、中には1/18や1/64が主題とな

          レアモデル列伝-37:自分的にレアな1/500のCadillac

          レアモデル列伝-36 バブルの遺産 LEYTON HOUSE

           LEYTON HOUSE  Wikipediaによれば、地上げ・オフィスビルやゴルフ場経営・六本木のディスコ経営等の事業を手広く展開していた不動産会社の「丸晶興産」の赤城明氏がスポンサーだったレーシングチーム名、英国はロンドンの特別区にある「LEYTON」という地名を元に「LEYTON HOUSE」と名付けたとされる。  1980年代後半から1990年代前半の所謂バブル景気期にF-1、F3000、WEC等の国際格式レースで活躍した。また同名のアパレルも一世を風靡したと言わ

          レアモデル列伝-36 バブルの遺産 LEYTON HOUSE