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事実は小説よりも奇なり-23  Roots

 「Roots」を検索すると、一番は昔のTVドラマ、クンタ・キンテの物語が最初にでてくる。後は「源」や「根」が続々と。

 今回は筆者の車Rootsについて。

 昭和24年(1949年)、生まれた時、家には車があった。開業医の祖父は往診使用がメインだが、大磯の別荘で海釣りを楽しむための足でもあった様だ。東京都に近い埼玉県の某市、そこから車を運転し大磯まで、今なら自転車だって横浜を7時に出れば昼飯は「茶色」で美味いカレーが食える位だ。
 戦後すぐの時代、未舗装道路をガタゴト走らせるには、よっぽど車が好きでないと中々行けないと思う。

 写真はかなり古い当時の風景、まだ筆者は生まれる前と思われるが、この車の記憶は脳の片隅に微かに残っている。

右の車が我が家の初代、昭和13年に購入したらしい
最初、この車と思っていた ダットサン17型フェートン 
昭和13年デビュー、しかしライトの位置とドアの形状が異なる
ダットサン12型フェートン 直4SV 748cc 12Ps、1933(昭和8)年12 月当時に製造
スペアタイヤは無いが、ライトの位置とドア形状はこちらの方が似ている
フロントフェンダーの形状が異なるが、中古の改造車を購入したと考えられる

 父の代になって買い換えた車は初代のダットサン1,000、

 以後ブルーバードを何台も買い替え(当然510は数台乗り換え)(車屋曰く、開業医の中古車は走行距離が短い、しかしエンジンをかけて直ぐ出立するので壊れやすいと)。

トミカ製 Bluebird 510

 結婚後父から譲って貰った車はブルーバードU、未だクーラーは贅沢品で無い状態、夏休みに家内の実家の富山まで行ったが、その暑いことが最大の印象。

 その後、1979年に購入した車は前年カーオブザイヤーを獲ったダイハツ・シャレード、直列3気筒を横置きにしてのFF車、都内で走るには良いが、出張先の栃木県まで高速を飛ばすと一寸不安が過ぎる。で、考えている1979年に発売されたのがBluebird 910、1年少々での買い替えは顰蹙ものであったが、許して貰えた。

(参考写真 カタログより)形の色も同じ


 今回のモデルはマイナーチェンジした後の1983年モデル。購入した時はまだターボチャージャー付きが発売されていなかったが、このモデルはターボ付き。 本当はBlue車が欲しかったが、発売モデルにBlueは無い、仕方がないので赤・黒モデルにした次第。

1/43 Hi-Story製 結構良い作り
この時代、サイドミラーはこの位置、都内や近郊を走るにはこの位置の方が走り易いが!

 その後の日産車は段々スタイルが変わって自分的には好みでない、そこでトヨタ車に変わって、ビスタの5ドア、青いカムリとなった。

 その後、家内から偶には家族のことよりも自分好みにしたら、という勿体無いお言葉。それに従い医局に出入りしている小田島自動車からE36のBMW280iを結構な値段で入手、2,800cc直列6気筒のシルキーシックス、17年も乗り継いで、今はF30が10年を過ぎた。

再就職して車通勤が度々、最近になって吹き上がりが良くなったが燃費が悪いのは致し方ない

今は75歳の後期高齢者、これが最後か!!

                               2024.06.22
編集後記
E36は車が無いと仕事が出来ないので、乗ってないなら貸してくれと
馬鹿者に言われ、貸したところ、首都高を走っていて事故し、こんな残骸で帰ってきた。
廃車にする積もりだったので、10万の慰謝料を貰って廃車にしたが、こんな事故でも運転手は全くの無事、BMWの安全性が確認できたのが一番の結果であった。

これでも運転手は無事!

                          2024.06.28 一部追加

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