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あとりえぽえとりあ
2022年5月20日 10:21
マシュー今 僕は病気が見つかって治療中なんだマシューときどき 堪らなく 胸に大きな重石が置かれてずっと僕の心を苦しませる今はゆっくり治療に専念すればいい何も考えずにのんびりしていればいいただ、ゆったり構えて神さまがくれた休暇だと思って過ごせばいいそう思うようにしたりするけど重石は居座って動かなかったりするこれを乗り越えた先には素晴らしい人生が待っている絶対
2022年5月17日 16:47
マシューたまらなく会いたいよ僕は何者かになりたかったんだ僕はしっかりと自分自身として生きて何者かになって大地を力強く踏みしめながらこの人生という旅を楽しみたいと思っていたんだだけど僕はまだ何者にも成れていない何者って何だ?ってきっとマシューに問い詰められそうだ何だ?ってことさえなんにも見えないままなんにも成れてないんだマシューは以前自分の魂を感じろ
2022年5月12日 22:40
マシューは行ってしまう前こんなことも言っていたよ。「楽しんで生きろよ。楽しめ、感じたままに。」何を楽しむの?そんな陳腐な質問を返してしまったから笑われると思っていたけどマシューは真剣な顔をして言った。「人生のすべてをーだ。」「俺は動物園が好きじゃなかった。あそこにいる動物たちって幸せなんだろうか?っていつも気になってしまったんだ。水族館のイルカやアシカは幸せなんだろうか? い
2022年5月7日 21:31
そういえば、マシューが行ってしまうしばらく前に言ってたことがある。「人生にタラレバは無いんだぜ。」あの時こうしていたら、今と違う人生だっただろうか〜みたいなこと。そんなことは無いんだって。マシューは昔、ハワイで不思議な女性に魂を読んでもらったことがあるらしい。「あなたとあなたの母親とはとても深い縁があるわ。何度も一緒に生きて、今回も一緒にいようって決めて、約束して来てるの。し
2022年5月7日 16:10
「そうさ、もう、何かのためになんか働かないんだ。」そう言って、マシューは仕事を辞めた。電話1本で。あんなに将来を不安がっていたのに。いきなり。「まだ何にも、本当に何にもやってないことに気づいたんだよ。でもさ、感動したいっていうのは、まだこの地球を楽しみたいってことになっちゃうのかな。地球というか、一応、目に見えるところの世界ってことだけど。」感動したいって・・・「ああ、そうだね
2021年12月31日 20:29
嬉しくて泣くってどういうことなのかな?ってずっと思ってたよ嬉しいから泣くってことが分からなかったよだけど今は嬉しくて泣けるありがたくて泣ける幸せに泣ける泣けるほど悲しいのに悲しすぎると泣けなくてだんだん顔無しになっていったよだけどね分かっちゃったんだほんとうは世界には愛と光がいっぱいだったんだってだから今から新しい人生が始まるような気
2021年9月6日 16:35
ある人が言った今、安定した公務員してるけど、この仕事は好きじゃない早く定年して、日向ぼっこして過ごしたいある人が言った嫁いでから苦労ばっかりだった自分の時間も居場所もなく友達もなく、お金にも苦労した今、病気になって寝たきりだけど今が一番幸せだ〜れも文句言う人いない時間も全部自分のために使える好きな時に寝て好きな時にテレビも見られるだから今が一番幸せ
2021年8月27日 12:19
自由ってのが、きっと、いちばん欲しくていちばん難しいものなんだと思う。何かに縛られていると自由になりたいと思う。いざ自由になってみると、沢山の選択肢に戸惑ったりする。今、見えている世界ではこういうことが起きている。でも、本当は違うんですよ。みんなが良いと思っているもの、それは本当は悪いものですよ。誰々は悪い人です。あの会社は裏でこんなことやってます。一体全体、何が本
2020年11月4日 10:57
去年の6月末で会社を辞めた。精神的負荷の大きい業務だった。マイナスの感情ばかりを受け取る仕事で、人間の嫌な部分ばかり見えていた。出来るだけ「人間」とは関わらないよう生きていた。会社を辞めてからは、読書と旅と彫刻制作をした。失業保険受給が終わったらバックパッカーしようと計画していた。短くて3か月、長くて1年くらい行きたいな。ヨーロッパをメインにして・・・と楽しみにしていた
2020年10月1日 16:34
新しい世界がみたい次の世界が知りたいもっともっとどこまでも行きたいやり場もないまま夜空を見つめる地球を飛び出し星の向こう銀河を超えて星雲を横目に見て彗星を見送りどこまでも進む進む進むどんどん進むずんずん進む真っ直ぐなのか曲がっているのかさえ分からないまま振り返らずに進むどこまでもどこまでも進む宇宙の果てはまだ遠いの
2020年8月15日 12:06
お寺の本堂で行われる盂蘭盆会の合同法要に初めて出てみた。室町時代に創建された600年位歴史のあるお寺。密にならないよう間隔をあけ、椅子と木魚が一対になって並んでいる。教会も好きだけど、神社仏閣も好きだし、お香の香りも好きだし、こういう厳かな雰囲気が好きな私。ご本尊の真正面に座った。阿弥陀如来立像左足の膝が少し曲がり、一歩踏み出そうとしているお姿だ。「今すぐに救いに行きます
2020年8月2日 12:30
サンジェルベ・エ・サンプロテ教会の扉を押すと、いきなり大きなイビキが聞こえた。祭壇の真正面。椅子を5つならべて、髭面に汚れた服の男が横になって寝ていた。傍らには大きなリュックがひとつ。くたびれた靴のまま。宿代を浮かすためのバックパッカー?ホームレス?どちらでも、どちらでもなくても、寛大な神は許したもう。サントゥスタッシュ教会に入る。周歩廊を一周しているとき