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Shake 60's+2 幻の60年 木暮Shake武彦 還暦ライヴ 2022.03.19. EX THEATER ROPPONG
" 一生に一度のライヴかもしれない " シャケ自身がこう表現したライヴは、これまでやってきたすべてのバンドでキャリアを振り返る、実に濃密な4時間だった。 80年代に僕を夢中にさせたレッド・ウォーリアーズ。活字の情報だけでレコード屋に走って手にした『LESSON 1』。冒頭の「Shock Me」で受けたショックは89年まで続いた。そこから実に33年が経つが、この日のトリをつとめたレッド・ウォーリアーズは、あらためて…いや、新しく…かな、そして心地よいショックを与えてくれた。
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小倉博和 60th Anniversary LIVE No Guitar, No Life Billboard Live TOKYO 2nd stage 2020.01.30.
そのミュージシャンに縁がないと思っていても、気がついていないだけで彼ら彼女らの音を聴いているケースは少なくない。それどころか、想像以上にふれている場合がある。この夜に六本木に集まったミュージシャン達は、まさに僕にとってのそれで、80年代からよく耳にしてきた音を出していたメンバーだ。そんなミュージシャン中の代表的なひとり。今では福山雅治のバックがいちばん知られているであろうか、ギタリスト、小倉博和の60歳を記念した公演に足を運んだ。 お祝いに駆けつけたのは、スケジュール調整が
Harry and the Siegfried Live 2020 beat the odds マイナビBLITZ赤坂 2020.01.23.
2018年。ARABAKI ROCK FES。村越 HARRY 弘明 with THE STREET SLIDERS 35th ANNIVERSARY BAND。 スライダーズ35周年名義のバンドを率いて、東北の空へぶちこまれた不滅のブギー。組まれたのはベスト・アルバムのようなリスト。ただでさえ身体が揺れる…揺らされるスライダーズのロックン・ロールを、ココロも躍らせてくれるものとしてHARRYは演ってくれた。 広く歓迎され華やかだったJOY-POPSの全国ツアーに隠れた感
Hot Stuff Promotion 40th Anniversary Music Supreme Char/松任谷由実 片柳アリーナ 2019.06.23.
HOT STUFF40周年記念の豪華なツーマン。オープニングは同じく40年記念マガジンでの対談映像が映され、それが終わると同時に、自然と二人での演奏に繋がっていった。約3時間にわたるライヴはこうして始まった。 ・Charのロックと私が属していたティンパン系は、今思えば東京のロックキッズ達なんだけどカラーがぜんぜん違ってた ・(Charの)スカッとしたギターを聴いてると(昔を)思いだす ・自分で音楽を演るにしてもこっち(Charのようなロック)は無理だと思った ・下北沢に凄い
JOY-POPS(村越弘明+土屋公平)35th Anniversary Tour Wrecking Ball 青森Quarter 2018.07.08.
今年はストリート・スライダーズのデビュー35周年。その企画としてJOY-POPSの全国ツアーが発表された。 バンドでやらないところが感慨深く、かつ、意表の付かれ方に驚きと心地よさと、さらにファンならではの、そこにあるはずであろう深い意味を勝手に感じながら、ロックし、ロールする二人に、さぁ、どこへ会いにいこうか…と考えた。 本当にたまたまだったのだが、発表直前に『LAST LIVE』の映像を観ていた。「のら犬にさえなれない」演奏直後の印象的なHARRYの表情。 彼が見つめ
八神純子 with 後藤次利 The Night Flight 5 feat 村上ポンタ秀一、佐藤準、北島健二 Billboard Live TOKYO 2018.06.22.
知ってからずっと気になっていたシリーズを、5回目にして初体験。一言でまとめれば後藤次利による全編アレンジのライヴ。誰もが知る代表曲が数多くある彼女だが、それらが惜しげもなく披露される。しかし、歌われるまで何の曲かわからないアレンジにより、そんな曲たちは、結果として僕にとって倍以上の楽しみ方ができることに。しかも、バックを固めるメンバーはこの4人なわけで…。 想像していたものをはるかに超えて楽しめたステージで、90分という時間が長く感じられた。 それにしても後藤次利の存在感
ARABAKI ROCK FEST.18 MICHINOKU PEACE SESSION ON SUNDAY エレファントカシマシ THE FIGHTING MAN -30 years of Fight- 2018.04.29.
エレファントカシマシの野外ライヴ。そしてエレカシがゲストと共演するという特別なライヴ。この異なるライヴを同じ日に続けて観たのと同じくらい中身が詰まった、そして何と充実した時間だっただろう。 ********** ARABAKI ROCK FEST.18 MICHINOKU PEACE SESSION ON SUNDAY エレファントカシマシ THE FIGHTING MAN -30 years of Fight- 〈エレファントカシマシ〉 Vo.&Gt. 宮本
ARABAKI ROCK FEST.18 村越 HARRY 弘明 with THE STREET SLIDERS 35th ANNIVERSARY BAND 2018.04.29.
♪ 踊ろよベイビー 中村達也の口から発せられたこのフレーズを藤井謙二が引き継ぐと、ステージ袖からHARRYが登場し、テレキャスターを背負う。そのままセンター・マイクで声を重ねた時点で凄い音が鳴っていた。そして「Tokyo Junk」。 HARRYが率いるストリート・スライダーズ35周年バンドのARABAKIは、こうして始まった。 ◆THE STREET SLIDERS 35th ANNIVERSARY BAND Gt.&Vo. 村越"HARRY"弘明 Gt. 藤井謙二