浜田真理子LIVE STREAM Vol.12 2021.03.20.(Sat)
3月13日に行われた島根県民会館でのコンサート。僕は足を運べなかったので、生で体験できなかった残念な思いはあるが、こうして配信で観ることができるのは素直に嬉しい。
音楽ができる喜びと幸せを感じました
最後の曲前のMCで真理子さんはこう話していた。それはバックを務めた3人のミュージシャンからも、そしてお客さんからのそれも画面から伝わってきた。本当に素晴らしいコンサートだった。
明星
たそがれマイラヴ
赤い風船
はためいて
齋藤ワルツ
極上のワルツ
Love song
リベルタンゴ
サヨナラが降るとき
街の灯り
お世話になりました
真理子さんの歌に寄り添い、包み込むやわらかさ。クールにインストをプレイするかっこよさ。愛おしさを感じながら大切に曲を演奏する…ような4人が素晴らしい。ダイジェストの配信ではなく、やはりその場で体験したかったなぁ。
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曲はいちど世の中に発表されたら、作者の思いや想いは変わらずとも、それは聴く人のものになる。例えば、作者が空を歌った曲があるとする。それが聴く人に海の曲として受け取られるようなこともザラだろう。でも、これが音楽の魅力、そして素晴らしさのひとつだ。
浜田真理子の音楽も、歌われる世界が聴く側にとって、自由に置き換えられる魅力に溢れているのだが、この日のある曲は違っていた。そして、間違いなくその曲がコンサートのハイライトだった…と、そう断言させてもらいたい。
「サヨナラが降るとき」。
この曲は " サヨナラ " というフレーズが、本当に降ってくるようなピアノによって美しくポジティヴに響き、サヨナラの向こう側にある希望を見せてくれながらも、やはり、どうしようもないサヨナラの切なさをも感じさせてくれる名曲である。
いつもならば、曲から降ってくるのは聴く人だけのサヨナラである。しかし、この日は違う。いや、絶対に違ったはずだ。そんな確信がある。
サヨナラ 悲しかった全部のこと
がんばった全部のこと
最後のこのフレーズを歌う真理子さんと、それを聴く人の思いは、きっと同じだった…というのがその理由である。
" がんばった " の後の、ため息のような一瞬に、彼女の1年と、僕たちそれぞれの1年が詰まっていた。そして、その先にある希望を信じたいと、信じようと、信じられると、そう思えたのである。
真理子さん、1年間の配信ライヴ、お疲れさまでした。毎月、僕を明るく照らしてくれました。ありがとうございました。
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MARIKO HAMADA LIVE STREAM VOL.12
配信日:2021年3月20日(土)20時~4月5日23時30分まで
出演:浜田真理子(p, vo)
共演:齋藤潔(bass)檜山学(accordion)Marino(sax)
場所:島根県民会館
料金:無料 (投げ銭もよろしくお願いします!)
配信方法:YouTube mariko channel
音響:島根県民会館スタッフ
照明:島根県民会館スタッフ
録音:奥田隆
撮影:森田裕典(U1 create)、矢澤敏一(U1 create)、吾郷克彰(ONE DAY)、奥井惇士(Acchu)
編集:森田裕典(U1 create)
舞台:島根県民会館スタッフ
☆1年間続けてきた月1配信いよいよ最終回です。お名残惜しや^^。
今回は3月13日の島根県民会館中ホールでのコンサートの模様をダイジェストでお送りします。
島根県民会館のスタッフのみなさんと、浜田の配信チームのチームワークもごらんくださいね。
どうぞお楽しみに!