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イギリスで暮らし始めてはや25年。看護師として働きながらイギリス人夫と大学生になる一人息子と3人で楽しく生活しています。趣味は合気道とゴルフです。

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「ベイトマンニュース」スコットランドへの移住⑦スコットランドに家を買う

イギリスの家が売れてしまったので、急遽スコットランドに行って、その土地を感じ、売りに出ている家を実際に見に行ってみることにしました。ターゲットはスコットランドの東側。ゴルフの発祥地であるセントアンドリュースがあるファイフ地方とその北側にあるアンガス地方です。 実際に行ってみて、正直どちらの地方も好きでしたね。まずは大きく、やっぱりスコットランド、好きですね。広がる自然と、漂うゆっくりとした雰囲気が好きやなぁ、としみじみ思いました。どちらの地方でも楽しく暮らせると思います。ど

    • 「ベイトマンニュース」日本の八百万の神的教えが地球を救う

      長い間日本を離れて海外で暮らしていると、世界の中でも日本人の考え方や暮らしは独特やなぁ、と感じることがちょくちょくあります。 例えば日本には八百万の神がいて、身の回り全てのものに神様が宿っているので、全てにリスペクトと感謝をする、ということを教えられてきました。八百万もの神様がいる、ということは、当然考え方も教えも様々。神様がそうだから、私たち庶民は自分とは違う考え方があったとしても、「まぁそういう考えもあるよな。」とその違いも受け入れるわけです。 一方外国では神は1人、絶

      • 「ベイトマンニュース」過去にしがみつかず、今を生きる。

        私は総合病院の放射線科で働いているんですが、先日CTスキャンで働いていた時のことです。70代の女性患者さんがやって来ました。 いつものように放射線技師が応対していて、「このロッカーを使ってね。」とか「この部屋に入って座って下さいね。」と彼女に説明していたんです。 CTスキャンのテーブルに横になった途端、突然彼女は女性の放射線技師に強い口調で言い始めました。 「あなたの口の聞き方は失礼だと思うわ。患者にはもっと丁寧に話すべきよ。私はね、抗議しているわけではないの。ただあなたのた

        • 「ベイトマンニュース」生きがい

          先日友人に勧められて「IKIGAI(生きがい)」という本を読みました。この本、タイトルは日本語なんですが、著者は日本で長年暮らしているスペイン人です。 外国人である彼は、多くの日本人が長寿であることに注目し、特に長寿人口が多い沖縄のある地域をリサーチしました。そこで彼は、日本人は長寿で幸せに生きるための秘訣「生きがい」を持っていることを発見するんですね。 「生きがい」ってなんだと思いますか?ザクっと言えば、「有意義に人生を生きるために必要なもの」でしょうか。本を読んでいると

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        「ベイトマンニュース」スコットランドへの移住⑦スコットランドに家を買う

          「ベイトマンニュース」スコットランド生活[53]冬時間に突入しました。泣。

          9月に入った頃から夏の終わりを感じ始めていましたが、遂にスコットランド(UK)は10月最終週の土曜日深夜0時に冬時間になり、時間が1時間後退してしまいました。これで本格的に冬に突入したことになります。泣。 この「夏時間冬時間制度」は、日がどんどん短くなっていくこの時期、農家の人がちょっとでも長く働けるように、午前中の明るい時間を長くするために取った策なんだそうですよ。 だからここ最近は朝6時半に起きる時は真っ暗やったのに、時間が1時間後退したことで、6時半でも空がちょっと明

          「ベイトマンニュース」スコットランド生活[53]冬時間に突入しました。泣。

          「ベイトマンニュース」スコットランド生活[52]働き方を模索中

          私が働いている職場に、パートで週2日だけ骨密度の検査をしにやってくる放射線技師さんがいるんです。彼女は病院があるファイフ地方とは反対側のスコットランドの西側の農場で暮らしていて、毎週水曜日の午後にバスを2つ乗り継いで、合計4時間かけて私たちが働く病院があるファイフ地方にやって来ます。彼女は病院近くの町にある馴染みのB&Bに2泊し、木曜と金曜の午後2時まで働いて、また2つのバスを乗り継いで4時間かけてファイフ地方の反対側にある家へと帰っていきます。 面白いですねぇ。なんで家の近

          「ベイトマンニュース」スコットランド生活[52]働き方を模索中

          「ベイトマンニュース」腹を括って、向き合う

          先日読んだ本に、40年間エレベーターガールとして働き続けた人のエピソードがありました。エレベーターガールというのは、一日中エレベーターの中にいて、ドアのそばで「いらっしゃいませ。」とお客様にお辞儀をし、「何階ですか?」と階数のボタンを押し、ドアの開閉をサポート(?)する仕事です。単純で簡単で、一日中同じ事の繰り返し。もし彼女がいなくても、エレベーターは同じように稼働するし、お客さん自身がボタンを押すこともできる。そんな仕事を40年間毎日毎日続けた彼女は、一体どんな気持ちで働い

          「ベイトマンニュース」腹を括って、向き合う

          「ベイトマンニュース」雰囲気と波動

          先日久しぶりにイギリスで一緒に働いていた元同僚たちに会いました。 乳がん検診という小さなチームで、コロナ禍も含めてずっと一緒に働いてきた私たちは、「同僚」の域を超えていつの間にか「友達」になっていました。 現在は当時のチームから私を含めた三名が抜けたにもかかわらず、今でも交流が続いている、ありがたい存在です。 今回私たちはイギリスとスコットランドのちょうど中間にある湖水地方に一軒家を借りて、数日間一緒に過ごすことにしました。 この秋の数日間はお天気も良く、私たちは湖の遊覧船に

          「ベイトマンニュース」雰囲気と波動

          「ベイトマンニュース」慣れることで人は感じなくなる

          私は総合病院の放射線科に所属していて、レントゲンや超音波など、毎日違う場所で働いています。 その中でも救急と直結しているCTスキャンは回転が早く、5分ごとに患者さんが入れ替わり、次々にスキャンをしていきます。この部署は救急と直結している上に入院患者を対象にしているので、重症患者が多く、その多くはベッドからスキャン用のベッドへ、パットスライドという方法で患者さんを移動させます。 パットスライドというのは寝ている患者さんを横に向けている間に硬い板を身体の下にサッと差し込み、その上

          「ベイトマンニュース」慣れることで人は感じなくなる

          「ベイトマンニュース」いつか辻褄が合うようになっている

          先日職場に20代半ばの女性が超音波検査を受けに来ました。生理の量が多い、というのが主訴です。 話を聞いてみると、彼女は16才から現在まで、ずっとピルを飲み続けて生理を止めてきたんやそうです。生理はめんどくさいし、邪魔やから、と。 最近になってピルを飲んでも生理が来るようになり、量も多くてしんどいんだそうです。 10年にも渡って自然に起こる生理を無理矢理止めてきた彼女。普通なら妊娠しなかった子宮内膜を毎月出血として排出するのに、それを止めてしまったら生理はどこにいくのか?そもそ

          「ベイトマンニュース」いつか辻褄が合うようになっている

          「ベイトマンニュース」回復力が遅い

          季節の変わり目だからでしょうか。最近病院での仕事がどんどん忙しくなっています。 私は総合病院の放射線科のアシスタントとして働いています。働く場はレントゲン、超音波(妊婦を含む)、CT、MRI、骨密度、関節専門施設と、多岐に渡り、加えて入院患者、外来患者、救急、手術室を全てカバーするので、24時間体制で一週間毎にシフトが組まれ、毎日違う場所で働くことになります。 超音波や骨密度は検査自体がゆっくりペースで、時間も予約制なので対応はスムーズ。アシスタントが走り回ることはほとんど

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          「ベイトマンニュース」スコットランド生活【51】寂しい季節の変わり目

          8月の半ばになると、スコットランドの山肌や荒野一帯、そしてゴルフコースが紫の絨毯を敷き詰めたようにカラフルになります。これは「嵐が丘」でお馴染みの「ヒース」の風景で、実はイギリスのあちこちで見ることができるんですが、スコットランドでは「山全部」とか「平野一帯」など、その範囲が広く、とにかくものすごい迫力なんですよ。 スコットランドが紫色に染まってくると、あぁ、夏もそろそろ終わりやなぁ、と、なんだか気ぜわしい気持ちになります。 そして実際9月に入ってからは、急に誰かに「はい。

          「ベイトマンニュース」スコットランド生活【51】寂しい季節の変わり目

          「ベイトマンニュース」戦わず受け入れたい

          あっという間にオリンピックが終了し、お盆も過ぎ去っていきました。…ってもう8月が終わってるやん。笑。 残念なことに、私自身はオリンピックに「政治」や「忖度」を感じるようになって以来、情熱を持ってオリンピック観戦をする事が少なくなってしまったのですが、スポーツに人生をかけてきた競技者のことはいつも心から尊敬しているんです。 そんな中、今回のオリンピックで強烈に印象が残っている出来事があります。 それは女性のボクシングです。その選手は女性として生まれ、女性として生きてきた方なん

          「ベイトマンニュース」戦わず受け入れたい

          「ベイトマンニュース」アラン島への旅⑧ヘレンズバラゴルフコース

          早起きして朝一番のフェリーで本土に帰ります。 今回の旅はお天気が良くて、ほんまにラッキーでした。 帰りに息子が2シーズン働いていた「ロックローモンドゴルフクラブ」に寄って、お世話になった皆さんにご挨拶することにします。 ここはほんまにすごい所なんですよ。一般人は入ることすらできません。会員になるには莫大なお金がかかり、桁違いの大金持ちの人々がゴルフを楽しむコースです。私たちが行った時にも、めっちゃカッコいいヘリコプターで空からやって来た会員さんが、サクッとヘリコプターを停め

          「ベイトマンニュース」アラン島への旅⑧ヘレンズバラゴルフコース

          「ベイトマンニュース」アラン島への旅⑦

          私たちのホリデーはいつも「リラックス」や「ゆっくり」とはかけ離れた、ゴルフづくしのブーツキャンプのようなものになります。 銀婚式で行った、美しいビーチに囲まれたモーリシャスですら、毎朝6時に起きてゴルフだったので、さすがに一日はゆっくりする日がほしい。ゴルフ以外の観光もしたい。と夫に文句を言いました。笑。 それ以来、夫としても「ゴルフ以外のこと」を取り入れようと試みてはくれているようです。(が、なかなか実現しない。笑。) 今回も巨石とか洞窟とか、行ってみたい場所はいろいろとあ

          「ベイトマンニュース」アラン島への旅⑦

          「ベイトマンニュース」アラン島への旅⑥

          米津玄師のおかげ(?)で、車酔いからすっかり回復した私と家族は、元気に島のてっぺんにあるお城へと向かいます。 ここはロックランザ城という朽ちかけた小さなお城。まぁ朽ちかけた、と言っても実は「朽ちてしまったお城を再現した」もので、見た目には床も天井もない遺跡なんですが、入っても危険ではありません。 朽ちかけたお城は海と山の景色と共にずっとそこにあり、人々はそこに立ち寄ったり、ただ眺めたりしながら時を過ごしてきました。  私はこういう、誰もがふらっと立ち寄ってただ「感じる」ことが

          「ベイトマンニュース」アラン島への旅⑥