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イギリスで暮らし始めてはや25年。看護師として働きながらイギリス人夫と大学生になる一人…

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イギリスで暮らし始めてはや25年。看護師として働きながらイギリス人夫と大学生になる一人息子と3人で楽しく生活しています。趣味は合気道とゴルフです。

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「ベイトマンニュース」スコットランドへの移住⑦スコットランドに家を買う

イギリスの家が売れてしまったので、急遽スコットランドに行って、その土地を感じ、売りに出ている家を実際に見に行ってみることにしました。ターゲットはスコットランドの東側。ゴルフの発祥地であるセントアンドリュースがあるファイフ地方とその北側にあるアンガス地方です。 実際に行ってみて、正直どちらの地方も好きでしたね。まずは大きく、やっぱりスコットランド、好きですね。広がる自然と、漂うゆっくりとした雰囲気が好きやなぁ、としみじみ思いました。どちらの地方でも楽しく暮らせると思います。ど

    • 「ベイトマンニュース」回復力が遅い

      季節の変わり目だからでしょうか。最近病院での仕事がどんどん忙しくなっています。 私は総合病院の放射線科のアシスタントとして働いています。働く場はレントゲン、超音波(妊婦を含む)、CT、MRI、骨密度、関節専門施設と、多岐に渡り、加えて入院患者、外来患者、救急、手術室を全てカバーするので、24時間体制で一週間毎にシフトが組まれ、毎日違う場所で働くことになります。 超音波や骨密度は検査自体がゆっくりペースで、時間も予約制なので対応はスムーズ。アシスタントが走り回ることはほとんど

      • 「ベイトマンニュース」スコットランド生活【51】寂しい季節の変わり目

        8月の半ばになると、スコットランドの山肌や荒野一帯、そしてゴルフコースが紫の絨毯を敷き詰めたようにカラフルになります。これは「嵐が丘」でお馴染みの「ヒース」の風景で、実はイギリスのあちこちで見ることができるんですが、スコットランドでは「山全部」とか「平野一帯」など、その範囲が広く、とにかくものすごい迫力なんですよ。 スコットランドが紫色に染まってくると、あぁ、夏もそろそろ終わりやなぁ、と、なんだか気ぜわしい気持ちになります。 そして実際9月に入ってからは、急に誰かに「はい。

        • 「ベイトマンニュース」戦わず受け入れたい

          あっという間にオリンピックが終了し、お盆も過ぎ去っていきました。…ってもう8月が終わってるやん。笑。 残念なことに、私自身はオリンピックに「政治」や「忖度」を感じるようになって以来、情熱を持ってオリンピック観戦をする事が少なくなってしまったのですが、スポーツに人生をかけてきた競技者のことはいつも心から尊敬しているんです。 そんな中、今回のオリンピックで強烈に印象が残っている出来事があります。 それは女性のボクシングです。その選手は女性として生まれ、女性として生きてきた方なん

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        「ベイトマンニュース」スコットランドへの移住⑦スコットランドに家を買う

          「ベイトマンニュース」アラン島への旅⑧ヘレンズバラゴルフコース

          早起きして朝一番のフェリーで本土に帰ります。 今回の旅はお天気が良くて、ほんまにラッキーでした。 帰りに息子が2シーズン働いていた「ロックローモンドゴルフクラブ」に寄って、お世話になった皆さんにご挨拶することにします。 ここはほんまにすごい所なんですよ。一般人は入ることすらできません。会員になるには莫大なお金がかかり、桁違いの大金持ちの人々がゴルフを楽しむコースです。私たちが行った時にも、めっちゃカッコいいヘリコプターで空からやって来た会員さんが、サクッとヘリコプターを停め

          「ベイトマンニュース」アラン島への旅⑧ヘレンズバラゴルフコース

          「ベイトマンニュース」アラン島への旅⑦

          私たちのホリデーはいつも「リラックス」や「ゆっくり」とはかけ離れた、ゴルフづくしのブーツキャンプのようなものになります。 銀婚式で行った、美しいビーチに囲まれたモーリシャスですら、毎朝6時に起きてゴルフだったので、さすがに一日はゆっくりする日がほしい。ゴルフ以外の観光もしたい。と夫に文句を言いました。笑。 それ以来、夫としても「ゴルフ以外のこと」を取り入れようと試みてはくれているようです。(が、なかなか実現しない。笑。) 今回も巨石とか洞窟とか、行ってみたい場所はいろいろとあ

          「ベイトマンニュース」アラン島への旅⑦

          「ベイトマンニュース」アラン島への旅⑥

          米津玄師のおかげ(?)で、車酔いからすっかり回復した私と家族は、元気に島のてっぺんにあるお城へと向かいます。 ここはロックランザ城という朽ちかけた小さなお城。まぁ朽ちかけた、と言っても実は「朽ちてしまったお城を再現した」もので、見た目には床も天井もない遺跡なんですが、入っても危険ではありません。 朽ちかけたお城は海と山の景色と共にずっとそこにあり、人々はそこに立ち寄ったり、ただ眺めたりしながら時を過ごしてきました。  私はこういう、誰もがふらっと立ち寄ってただ「感じる」ことが

          「ベイトマンニュース」アラン島への旅⑥

          「ベイトマンニュース」アラン島への旅⑤

          アラン島で私たちが宿泊するのは、2ベッドルームのコテージです。古い建物だけど中はモダンで使いやすく、居心地も良さそう。 しばらく休憩した後、今夜は遅くなりそうなので、島に1つだけあるスーパーで夕飯の買い物をし、その足でまたもやシスキンゴルフコースへ向かいます。(懲りないですね〜。笑。) 今日は本当にいい天気。スコットランドには珍しいほどに風もなく、気持ちのいい夏の日です。 午後6時半。太陽が低くなり、人出も少なくなったゴルフコースに再び出ていきます。 1度目に比べて2度目

          「ベイトマンニュース」アラン島への旅⑤

          「ベイトマンニュース」アラン島への旅④シスキンゴルフコース

          とにかく壮大な自然の上で、大興奮の3番、4番ホールを終えると、今度は200ヤードを超える長いパー3です。 右側はずっと海。そしてグリーンの向こう側も海です。向かい風の中私はドライバーで挑むけど、全然全く届きません。笑。 6番は長めのパー4。今度は右側がずっと海です。 フェアウェイはリンクス独特のコブコブ。グリーンは盆地の一番下にあります。 そして7番。ティーに立つと、目の前にかなりの高さの岩山がそびえています。えっ?ここ、超えるの? もちろんグリーンは見えず、岩山の向こう側が

          「ベイトマンニュース」アラン島への旅④シスキンゴルフコース

          「ベイトマンニュース」アラン島への旅②シスキンゴルフコース

          なんと驚いたことに、先週投稿したブログは「アラン島への旅③」でした。②を投稿したつもりやったのに③でした。やはりちゃんと眼鏡をかけて確認しなければあかんなぁ、と反省しております。 ということで、急遽「アラン島への旅②」を投稿したいと思います。話が前後して、やいこしくなってごめんなさい。 アラン島へ向かうカーフェリーは車が70台ほど乗るかなり大きめの船です。本土からアラン島まではおよそ1時間。まぁ程よい距離ですね。 ラッキーなことに私たちが乗った船はほとんど揺れを感じないほど

          「ベイトマンニュース」アラン島への旅②シスキンゴルフコース

          「ベイトマンニュース」アラン島への旅③シスキンゴルフコース

          初めてのコースはどこに向かって打てばいいのかわからず、迷いと失敗の連続です。そこが面白いとも言えるけど、こういう時はショットの数にはこだわらず、ただコースをサクサクと感じる方が断然楽しい。 シスキンゴルフコースで左側がずーっと海の1番ホール、そして道越え、丘越え、川越えの2番ホールを終え、3番ホールのティーに立ってギョッとしました。目の前には崖がそびえ立っています。崖のてっぺんには「こっちに向かって打って下さい」というマーカーポストと、崖の端っこにオレンジの旗が立っています

          「ベイトマンニュース」アラン島への旅③シスキンゴルフコース

          「ベイトマンニュース」アラン島への旅①

          アラン島はスコットランド本土とキンタイア半島の間にある、そら豆のような形をした島です。 スコットランドには大小様々な島が700以上あるんですが、その中でもアラン島はかなり大きな島で、約5000人の人々が暮らしています。 アラン島はスコットランドのミニチュア版と呼ばれている通り、スコットランドをぎゅうっと凝縮したように、山あり、谷あり、放牧地あり、ビーチあり、滝あり、巨石あり、ゴルフコースあり、お城あり、ウイスキーあり…と「スコットランドといえば」というものが全て詰まっています

          「ベイトマンニュース」アラン島への旅①

          「ベイトマンニュース」労わる気持ちで手入れする

          我が家のテーブルを購入したのは、東京で暮らしていた頃だから2001年かな。かれこれ20数年お世話になっているお気に入りのダイニングテーブルです。 日本で購入して、海を渡ってイギリスで子育て期間を経てからスコットランドにやってきた、いわば我が家の歴史ですね。 無垢の一枚板。真ん中には漆塗りのアクセントがあり、シンプルで美しく、夫も私も一目惚れでした。 コーティングをしていない無垢の木なので、手入れをきちんとしないとどうしても傷つき、汚れが染み付いてしまうのに、若い頃は子育て、

          「ベイトマンニュース」労わる気持ちで手入れする

          「ベイトマンニュース」真っ直ぐ出して、真っ直ぐ受け取る。

          前回は「出した方がいい」という事を書きました。実は私、出すのも苦手なんですが、もっと苦手なのが「受け取る」ことです。 だから夫も息子も出しまくる人達なんでしょうか。こういう出しまくり人種を相手に、受け取り方を学べ、学べ、とずっと言われてきた気がします。笑。 私の悪い癖は、言われたことをそのまま、真っ直ぐに受け取れない、ということでした。単純にただそのまんまを受け取ればいいのに、いろいろ勘ぐって、ひねって、裏をみて、自らこんがらかしてしまう。 まぁその裏には心で思っていること

          「ベイトマンニュース」真っ直ぐ出して、真っ直ぐ受け取る。

          「ベイトマンニュース」出した方がいい

          私の夫は何でもすぐに言う人なんですよ。 思ったこと全部、起こったこと全部、たとえどんなに小さな事でも全てをすぐに言わないと落ち着かない。聞く人(私)が家事でバタバタしていても、書き物をしていても、ひどい時にはトイレに入っていても、お構いなしで話しかけてきます。笑。 だけど私の話は聞いてくれない。というか、夫は何かに集中している時、気が他に行っている時は、何も聞こえなくなるみたいです。(本人いわく)これはわざとではないらしいです。ほんまかな。笑。 そもそも夫は「察する」ことが

          「ベイトマンニュース」出した方がいい

          海外で歳をとる

          イギリスに移住して27年。第二の人生を考える。 私は現在57歳。気づけばいわゆるアラ還といわれる立派なおばちゃんになっていました。日本を離れてイギリスで暮らして27年になります。 海外で暮らすことになったきっかけは、イギリス人である夫との国際結婚です。夫はバツイチで当時8歳の息子がいたこともあり、結婚した当初はイギリスで暮らしていくことを決めました。私は日本では看護師で助産師で保健師で、当時は看護学校の教員としてキャリアバリバリで働いていたんだけど、仕事もすっぱり辞めて日本

          海外で歳をとる