「ベイトマンニュース」雰囲気と波動
先日久しぶりにイギリスで一緒に働いていた元同僚たちに会いました。
乳がん検診という小さなチームで、コロナ禍も含めてずっと一緒に働いてきた私たちは、「同僚」の域を超えていつの間にか「友達」になっていました。
現在は当時のチームから私を含めた三名が抜けたにもかかわらず、今でも交流が続いている、ありがたい存在です。
今回私たちはイギリスとスコットランドのちょうど中間にある湖水地方に一軒家を借りて、数日間一緒に過ごすことにしました。
この秋の数日間はお天気も良く、私たちは湖の遊覧船に乗ったり、ショッピングや散策を楽しんだりしました。でもやっぱり一番楽しかったのは、一緒に食べて、飲んで、しゃべりまくったことですね。
湖水地方はイギリスの中でも大人気の観光地の一つです。ピーターラビットが生まれた場所というだけあって、とにかく自然が豊かな地域。
ウィンダミアという長細い湖を中心に、山あり丘あり、川に森、そしてお城や教会、古い建物が立ち並ぶショッピングエリアもあって、若い人たちから家族、お年寄りまで楽しく過ごせる場所になっています。
自然が豊か、という点では、湖水地方とスコットランドは似ていると思います。だけどなぁ、湖水地方で数日過ごした後に改めて思うのは、(風景としては似ているけれど)湖水地方とスコットランドは、やはり持っている雰囲気が、空気が大きく違うと思います。
面白いですねぇ。そもそも雰囲気ってなんなのかな。何でつくられるんやろう。調べてみると、その土地や人の周りに漂う「気」や「感じ」。んんん?ってな感じですが、確かにありますよね。人それぞれに持っている雰囲気が違っていたり、その場に漂う「ピリッとした」「神聖な」「邪悪な」「恐ろしい」「楽しい」などの雰囲気もまた感じることができると思います。目には見えないけど、ああいう雰囲気は一体どうやってつくられているんでしょうね。
難しいことを書くようですが、私は雰囲気というのは、波動によってつくられているのではないか、と思っているんです。
全世界の全ての物質は素粒子というものすごく小さな物質でできていて、それは全て振動しているんだそうです。土地も人も物質も全てが見えないような小さな速い速度で振動していて、それぞれその振動の速さが違っている。その振動が「波動、またはエネルギー(日本では「気」)」と呼ばれるものであり、その波動の違いによって異なる雰囲気ができあがる。
高い波動には高い波動の雰囲気があり、波動が低くなるとその雰囲気もどよ〜んと低くなる。そんな仕組みではなかろうか。
つまりイギリスの湖水地方とスコットランドでは、その土地が持つ波動が違っているため、たとえ風景が似ていたとしても、漂う雰囲気が違ってくるのかなぁと思います。
今回私が一緒に過ごした友達も、それぞれ個性も国籍も違っているけど、やはり持っている波動が似ているのかなぁ、と思います。というよりも、それぞれ波動は違っていても、波長が合うので一緒にいても楽しく過ごせる。そんな感じでしょうか。
「類は友を呼ぶ」というけれど、それは持っている波動が似ているもの同志ということなのかもしれません。
楽しい数日を過ごした後、またスコットランドに戻ってきて改めて思うのは、私はこの地にしっくりきている、ということです。波動が、波長が合っているのかな。
ここ最近はぐっと寒くなってきたけれど、ダイナミックな空を見上げて、大きな自然を感じて、この地で暮らしていきたいと思います。