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双極性障害の私が司法試験に合格する話。

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2021年に双極性障害と診断された私が、2025年に司法試験に合格するまでの話を全部丸出しにする日記です。初めの頃は苦手な数字を克服するため小学3年生の算数ドリルをやっているよう…
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#鬱

双極性障害の私が司法試験に合格する話(1)私は双極性障害だけど司法試験を目指してる。

双極性障害の私が司法試験に合格する話(1)私は双極性障害だけど司法試験を目指してる。

 突然、仕事に行けなくなった。

お風呂から出て、髪を濡らしたままぼーっとしている。私はこのあと何をしなければならないんだっけ?そのまま布団に入り、目を閉じるも、あれ、どうやって寝るんだっけ?当たり前にできた事ができなくなってしまった。始業時間まで、あと30分。いつもならもう家を出ている時間。どうしよう、間に合わない。涙しか出てこない。iPhoneを開いては消して開いては消して。職場の人に、なんて

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(416)今度、鬱になった自分へ。

鬱から生還。

毎度、鬱が終わると、次の鬱に備えて、自分へのメッセージをまとめるのだけれど。毎度、それを見ない、という...。だからあまり意味のない行為なのだけれど、それでも、まとめる。まとめておきたいから。メモ魔記録魔です。
 
これも毎度言っているような気がするけれど、顔が痛くなったらもう、活動やめましょう!顔、特に、メガネが当たる、鼻のあたり。痛くなります。もうそうなったら、メガネはずして、

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(316)鬱抜け!

やっと、完全に、鬱抜け。
 
今回は久しぶりに長かった。毎度どうなることかと思うのだけれど、必ず、鬱は抜けることはわかっていたから、不安半分、安心半分で、しっかりと休めた。
 
脳の物質の問題だから、薬でコントロールする以外に、自分でやれることは少ないとはいえ、心の面は、なんとかすることはできる。心がどれだけ影響するのかは、わからないけれど、ゼロではないと思う。 
 
体調が悪くても、せめて心さえ

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(315)もっと楽に生きよっ。

「がんばる」と褒められる。
 
「ダラダラしてる」と叱られる。
 
だから、私は、がんばる。
 
「がんばる」の実態がよくわからないまま、私は、自分にとって辛いことが「がんばる」なんだと、経験からなんとなく自分なりに理解し、がんばってきた。
 
だけど、私は、もう自由だ。
 
誰かに保護されているわけでもなく、誰かのために生きているわけでもなく、誰かを守らなければいけないわけでもない。
 
私は、

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(314)生き方を考え直す時なのかもしれない。

短答式試験が目前に迫る今。他の受験生はみんな、追い上げ追い上げ、ガンガン成績を伸ばしている。そんな中、私は、ベッドでひたすらゴロゴロしている。
 
司法試験への夢は本気じゃないのか。いや、めちゃくちゃ本気だ。だけど。身体がどうしても動かないのだ。エネルギーがとにかくゼロなのだ。そのエネルギーの継ぎ足し方もわからない。ただひたすら、湧き上がってくるのを待っている。
 
これを繰り返していていいんだろ

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(313)抜けそうで抜けない。

昨晩、調子良くて、ああ、明日は行けるかなと思った。お風呂も4日ぶりに入れたし、ゴミも捨てられた。
 
だけど朝起きてみて、ベッドから起き上がれなかった。今もベッドの中でポチポチしているのだけれど。
 
薬飲まなきゃ、水分補給しなきゃ。それだけはやろう。
 
そんなにしんどくはない。ただ、何かをするエネルギーがない。ここで無理をすると良くない。しっかりと回復を待つ。予備試験本番まで突っ走れるように、

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(312)文字が読めない。

あっという間に鬱の波に飲まれてしまった。ここまで落ちたのは久しぶり。お風呂に入れなくなって2日目。ゴミが捨てられないから、キッチンのシンクがゴミ箱になり、食べたもの(ほぼバナナの皮)が小さな山になって匂い出す。すごく嫌だ。すごく嫌だけど、片付ける気も起きない。食べればかろうじて、貧血を抑えられる。貧血をなんとかしなければ、トイレにさえ行けないし。もう、最低限でギリギリ人間をやっている。
 
1番困

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(288)今日も生きた。

双極性障害の私が司法試験に合格する話(288)今日も生きた。

死ななかった、生きた、それでOK。

今日はそれくらいしかできない。
 
ご飯一食食べれた。
 
コーヒーも淹れれた。
 
上出来。

双極性障害の私が司法試験に合格する話(287)何もしないをがんばる。

双極性障害の私が司法試験に合格する話(287)何もしないをがんばる。

何もしないって難しい。
 
何かを考えてしまうし、いろんな気持ちになるし、それで焦って体を動かそうとして、動かない体に対して悲しい気持ちになる。
 
今日はとにかく、鬱の真っ只中なので、何もしないことを頑張る日だった。だんだん、そんな日の過ごし方が上手くなってきた。
 
とはいえ、部屋はどんどん汚くなるし、キッチンは山積みになる。だけど大丈夫。必ず鬱から抜けた私が、ちゃっちゃか片付けるので心配ご無

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(275)鬱のリアル。

双極性障害の私が司法試験に合格する話(275)鬱のリアル。

キッチンがこんなことになる。
 
食事と片付けはセットだと身体に染み付いているのに、普段できていることができなくなる。栄養失調だと言われているので、なんとかご飯を食べる努力はしたのだけれど、そこで力尽きる。磁石のようにベッドに吸い込まれてく。だけど、腹ペコのまま眠りについていた頃から比べたらご飯を食べるために起き上がれるようになったのだから、かなり改善したと思う。だけど、シャワーやトイレや歯磨きさ

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(229)復活を装う。

双極性障害の私が司法試験に合格する話(229)復活を装う。

なんとか、朝のルーティンの一つ、「ドトールでバームクーヘンを食べる」を完了した。
 
完全復活とはいえない。本当は布団の中にいたかった。夜もずっと訳のわからない夢を見て寝た感じがしない。
 
でも今日は、ちょっと早い忘年会ランチがある。私の理解者さんとの鉄板焼きランチ。贅沢をするのだし、お腹を空かせておきたいから、なんとか起き上がった。
 
擬似復活ではあるけれど、この波に乗って、復活できたらいい

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(228)お風呂に入れない。

双極性障害の私が司法試験に合格する話(228)お風呂に入れない。

今日も起きれず、ずっと布団の中。

noteを書くのも正直辛い。だけど、何もしていないことの罪悪感を消すために、せめて書く。書き出すと、意外と書けてしまう。えいやと勢いに乗る。

昨日、引っ越しでもしようかと思い立った。散歩がてら、不動産屋さんまで20分歩く。とはいえ、無職の私、保証会社やら家主さんの審査が通るのか。謎だけれど、候補の物件を持ち帰った。やはり、私は、物件を見るのが好きだ。引越しとな

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(227)身体に力が入る。

双極性障害の私が司法試験に合格する話(227)身体に力が入る。

寝込んでる。
 
口や足に知らないうちに力が入っている。それに気づいて、一つずつ、力を抜いてあげる。抜いてもしばらくしたらまた力が入ってる。普通でいるって難しい。今、このnoteを書くのもしんどい。お腹空いているけど、食べる気がしない。しっかり、鬱だ。ゆっくりしよう。
 
週末に大事な遊びの用事があるので、何とかその時までには復活したい。
 
とりあえず、薬は飲まなきゃなので、起き上がらなければな

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(226)鬱を喜んで迎える。

双極性障害の私が司法試験に合格する話(226)鬱を喜んで迎える。

エスカップの蓋が開けられない。
 
蓋を握って回す力も出ない。始まった。鬱だ。
 
だけど、どこかで安心してるところもある。生理みたいなものだ。出来れば来て欲しくないけど、来ないなら来ないで、毎日ソワソワしていた。
 
身体の違和感に気づけるようになった。
 
暑いと思ったら寒気が来る。皮膚が痛い。手に力が入らない。涙が出てくる。布団に倒れたい。
 
自習室で突然、そんな感じになった。今日のやる事

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