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#エンタメ小説

アイデアが上手くいくか手軽にチェックする方法〜小説のちょっとしたコツ

アイデアが上手くいくか手軽にチェックする方法〜小説のちょっとしたコツ

崖っぷち作家のニジマルカです。

小説のちょっとしたコツや小技をご紹介するシリーズ。

今回は「アイデアが上手くいくか手軽にチェックする方法」です。

アイデアをチェックするにはどのような作品を書くにせよ、最初はアイデアを出すところから始まります。

「悪役令嬢が現代に転生する話はどうだろう?」
「タイムリープを絡めた恋愛ものとかどうかな」
「異世界の探偵ものはいけるだろうか」

アイデアを出した

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セリフでやりがちなミス〜小説のちょっとしたコツ

セリフでやりがちなミス〜小説のちょっとしたコツ

小説のちょっとしたコツや小技をご紹介するシリーズ。

今回は「セリフでやりがちなミス」です。

やりがちなミス小説を書き始めたばかりのころは、いろいろ失敗するものです。

初心者の方がセリフでやりがちなミスには、以下のようなものがあると思います。

誰のセリフかわからない

〜が言った。が続く

冗長、または説明的すぎる

それぞれ見ていきましょう。

1.誰のセリフかわからない1つめは発話者がわ

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心の声の書き方〜小説のちょっとしたコツ

心の声の書き方〜小説のちょっとしたコツ

小説のちょっとしたコツや小技をご紹介するシリーズ。

今回は「心の声の書き方」です。

心の声とは心の声とは、話者や視点人物が心の中で考えたり、思ったりしていることです。

内面描写や心情描写と言った方がいいかもしれません。

さまざまな表現の仕方があると思いますが、今回はよく使う3つの方法を見ておきましょう。

大きく直接的か間接的かの2つに分かれ、直接的な方はさらに2つの方法をよく見かけます。

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賭けになるアイデアで勝負しよう

賭けになるアイデアで勝負しよう

作家志望者さんでも、新人作家さんでも、アイデアや企画を考えるときは、「これは賭けになっているだろうか?」と自問してみるといいです。

今回は「賭けになるアイデアで勝負しよう」という話です。

賭けとはここで言っている「賭け」とは、簡単に言うと、

リスクを取っているか

ということです。

書き慣れてきたり、プロになっても売れない時期が続くと、とかく「安定側」のアイデアを出すようになるものです。

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読者の期待に応える〜担当編集さんにいつも注意されること

読者の期待に応える〜担当編集さんにいつも注意されること

作家になって何年か経っても、いまだに担当さんに注意されることをご紹介するシリーズ。

今回は「読者の期待に応える」です。

前回はこんなことを書いていました。↓

読者が望んでいること担当さんによく注意されることの一つに、「読者の期待にちゃんと応えてください」というものがあります。

これは要するに、

読者が望んでいることを、適切に提供してください

という注文なのですが、これがとても難しいので

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描写が苦手な人向けのコツ3つ

描写が苦手な人向けのコツ3つ

小説を書き始めたばかりの人の中には、描写が苦手な人も多いと思います。

「何を書けばいいの?」
「どういう順番で書けばいいかわからない」
「そもそも描写できない…」

そういう人向けに、知っておくといいポイントを3つほどご紹介します。

描写のコツ以下くらいを知っておくと、描写するときの見通しが立つと思います。

見たままを書く

メインの要素を書く

カメラの動かし方を知っておく

それぞれ見て

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視点変更をスムーズにするには〜小説のちょっとしたコツ

視点変更をスムーズにするには〜小説のちょっとしたコツ

小説のちょっとしたコツや小技をご紹介するシリーズ。

今回は「視点変更をスムーズにするには」です。

念頭に置くこと最初に、小説のテクニックに関するおおまかな考え方を示しておきます。

視点変更に限らずですが、小説で何らかのテクニックを使う場合は、以下の式を覚えておくといいです。

読者の純利益 = 読者が予想する利益 ー 読みのコスト

もうちょっと簡単にすると

読者の得 = 面白さ ー 読み

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創作に近道も回り道もない

創作に近道も回り道もない

作家志望者だったころは、どうすれば早く作家になれるかばかりを考えて、いつも近道を探していました。

そして、いろいろな方法を試しては結局上手くいかず、「こんな回り道をするんじゃなかった…」と後悔していたものです。

今回は「創作に近道も回り道もない」という話です。

ゴールへの近道を探す私は効率主義の人間なので、どうすればすぐに上手くなれるか、早く作家になるにはどうすればいいかを常に考えていました

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アイデアに詰まったら真っ先にすること

アイデアに詰まったら真っ先にすること

私はアイデアを出すのが苦手な方なのですが、最近ちょっとだけコツがわかってきました。

今回はアイデアに詰まったときに試すことをご紹介します。

アイデアに詰まったら「いくら考えてもアイデアが出ない……」

いままで何度もこういう経験をしてきました。

アイデアは時間を掛ければ出るわけではありませんから、一日中考えても出ないときは出ません。

アイデア出しはスケジュールが組みにくい作業の最たるもので

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アイデアを自動的に思いつく方法〜思考ツールとしての付箋の使い方

アイデアを自動的に思いつく方法〜思考ツールとしての付箋の使い方

最近、私の中で、付箋を思考ツールとして使うのがバズっています。

付箋に書き出してまとめるだけで、自動的にアイデアが出るようなのです。

今回は、なぜ効果があるのかを私なりに考えてみます。

付箋の使い方一つ前の記事でも書いたのですが、使い方は簡単です。

テーマを決める
何について考えるか決める

書き出す
思いつくままに付箋に書き出す

グループに分ける
ある程度出したところでグループ分けする

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なぜ、あなたの小説は面白くならないのか

なぜ、あなたの小説は面白くならないのか

誰もが面白い小説を書こうとしていますが、すべての小説が面白いわけではありません。

あなたも、なかなか面白い小説が書けなくて悩んでいるかもしれませんね。
(私もそうです)

なぜ面白くならないのでしょうか?

今回はその理由を考えていきます。

面白くならないのはなぜか最初に結論を示しておきましょう。

小説が面白くならない理由は、ごく単純に言って、

ギャップが足りないから

というのが私の考え

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自分の「好き」を集めて作品に活かす

自分の「好き」を集めて作品に活かす

ほとんどの人は自分が好きなものを書いていると思います。

ですが、もっと意識的に自分の「好き」を集めておくと、より効果的に作品に活かせるようになります。

今回は「自分の好きの使い方」です。

好きを活かすにはみなさんの中には、自分の好きな作品をリストにしている人も多いと思います。

そういった作品を参考にして、自分の作品を書くわけですね。

それも悪くないのですが、もっと具体的な「好き」を集めて

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書いている途中で迷ったら

書いている途中で迷ったら

「どちらの展開にしたらいいんだろう?」
「このアイデアの方が良い気がするけど……」

詳細なプロットを作っていても、途中で別のアイデアが浮かんで迷ってしまうことがあると思います。

今回は迷ったときの判断基準の話です。

簡単な判断基準プロットは地図のようなものなので、詳細なプロットを決めてその通り進めば、それほど苦労せずにゴールまでたどり着けます。

ですが、途中で新しいアイデアを思いついてしま

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小説のアイデアをチェックする方法

小説のアイデアをチェックする方法

小説を書き始める前に、まず数行のアイデアを出すと思います。

最初のアイデアが悪いと、どれだけ上手く書けても、多くの人に読まれる作品にはなりにくいです。

今回は最初のアイデアをチェックする方法をご紹介します。

アイデアをチェックする最初のアイデアというのは、

○○が××して△△し、□□する話

といった、ある程度の展開を含んだ3〜5行くらいの文章です。

最初のアイデアの良し悪しで、読まれる

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