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リモートワークはツール論より組織論

リモートワークはツール論より組織論

首都圏中心に自治体から外出自粛要請が出されて、いよいよ本格的に家の外へ出ることが制限されるようになってきました。ビジネスでもすでにリモートワークなどを活用し始めていた企業が多いと思いますが、その動きがますます強まってきています。

リモートワークが広がったタイミングで、zoomなどのオンライン会議システムやslackなどのチャットシステムを使い始めた組織も多く、そのハウツー記事もたくさん見られるよ

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「デザイン思考」論についての違和感

「デザイン思考」論についての違和感

私は、デザイン思考について特別に好意的でもないですし、かといって嫌な印象も持っていません。ただ近頃の「デザイン思考」論にはどこかモヤモヤした違和感のようなものがあります。

つい先日も下記のような記事が話題になっていました。デザイン思考という理論・手法に対する考察は、とかくバズる気がします。「デザイン思考を導入した(つもりだ)が、結果が出ない」といった実感が多くの組織や人々に広がっているからかもし

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失敗しないアンケート調査

失敗しないアンケート調査

ビジネスでのリサーチ活動においてしばしば使われる「アンケート」という手法。リサーチ業界でも歴史的にメジャーな手法として扱われてきました。

便利な手法であるがゆえに、都合よく使われることも多く、その長所や短所を理解しないまま誤用されるケースもよくあります。そこで今回は、アンケート調査を正しく活用するために、アンケートの得意/不得意についてまとめてみました。

順序が逆になりますがまずはできないこと

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クリニカルイナーシャは本当に正義か

クリニカルイナーシャは本当に正義か

Clinical Inertiaは「臨床的な惰性」と訳されます。Clinicalは「臨床の」、Inertiaは「怠惰、惰性」という意味です。臨床的な惰性(Clinical Inertia)とは、治療目標が達成されていないにもかかわらず、治療が適切に強化されていないことと定義されています。

分かりやすい事例として挙げられるのが糖尿病の治療です。

●インスリン注射をすべきなのに注射を嫌がる患者

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インタビューでホンネを引き出すには?

インタビューでホンネを引き出すには?

ユーザーインタビューなどの取材において「取材対象者のホンネを引き出すにはどうすればいいですか?」という質問を受けることがよくあります。取材対象者がタテマエばかり話してなかなかホンネを話してくれないという経験を多くの方がされているようです。実は本当のことを言っていないのではないか?という疑念の思いもあるのかもしれません。

ホンネが聞きたければホンネを話すこと私の回答は至ってシンプルです。取材対象者

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インタビューメソッド#01<ヒストリーシート>

インタビューメソッド#01<ヒストリーシート>

人物取材の手法としてヒストリーシートがあります。取材対象者に過去から現在に至るまでの経験とそこでの感情の起伏を書いてもらい、行動変容や感情変化とその因子となった出来事などを洗い出そうとするアプローチです。

慢性的な疾患の治療経験、仕事のキャリア、エイジングと美容、お金や資産に対する考え、といった中長期的に変化していくテーマを扱うときに適しています。これらのテーマは対象者にとって様々な出来事が繋が

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プライシングと従業員満足

プライシングと従業員満足

言うまでもなくプライシングは重要な戦略の一つです。顧客にとっては購買意思決定の基準になりますし、企業にとっては収益性に左右するパラメータになります。企業は、値下げして成約率の向上を狙うか、値上げして利益率の向上を狙うか、というトレードオフの中で最適なプライスを探し、より高い収益を獲得しようとします。

こういったプライシングの業績面・収益面での重要性はよく知られているところですが、実はあまり知られ

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ペルソナはもうやめよう。

ペルソナはもうやめよう。

顧客中心の戦略を組織に浸透させていくツールとして「ペルソナ」があります。企業が提供する製品・サービスの最も重要で象徴的なユーザーモデルのことだとされています。われわれ自身も長くペルソナデザインをサービスとして提供してきましたし、今でもクライアント企業からのニーズが多い案件でもあります。そしてペルソナの持つ高い価値は十分に認めていますし、そのことを実感もしています。だけどもうペルソナはやめた方がいい

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顧客志向が実現する働き方改革

顧客志向が実現する働き方改革

今年は「働き方改革」という言葉を至るところで聞くようになりました。政府が進める重要な政策の一つとして働き方改革が取り上げられるようになり、多くの企業が取り組み始めています。実際、デロイトトーマツの調査によると2017年にはすでに73%の企業が働き方改革に関する何らかの取り組みを始めているようです。(https://www2.deloitte.com/jp/ja/pages/about-deloit

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発見への真摯な眼差し

発見への真摯な眼差し

リサーチャーやアナリストに求められる能力とはなんだろうか。メディアスキャニングのスキル?インタビュースキル?統計やデータ分析のスキル?などいろいろ挙げられるだろう。これらのさまざまな知識やテクニックはもちろん重要だが、新しい発見や今までになかった気付きを真摯に探求しようとする眼差しこそがリサーチャーにとって最も重要な資質だと思っている。

先日の「シニアの食生活」に関する案件でのこと。71歳の一人

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企画から診断・実行へ目を向けよう〜組織変革と人材育成の取り組み〜

企画から診断・実行へ目を向けよう〜組織変革と人材育成の取り組み〜

組織変革や人材育成の取り組みに注力しようとする組織が増える一方で、それがなかなかうまくいかないという話もよく耳にする。大前提として、組織や人を変えていくことは容易ではないという話がある。組織や人が長年かけて形成してきた文化やスタイルはそう簡単には変えられず、「うまくできないのは当たり前」だと思っている。そういった大前提がありつつも、組織変革や人材育成の取り組みにおいて陥りがちだなと感じるパターンが

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デザインリサーチという言葉が好きである理由

デザインリサーチという言葉が好きである理由

デザインリサーチという言葉が気に入っている。その言葉自身に大事な役割があると思うからだ。

つくる行為(デザイン)には、知る行為(リサーチ)が伴う。何かをつくり、生み出すためには、その背景や前提を知ろうとする工程がある。意識的にしろ無意識的にしろ、つくる行為(デザイン)の過程で知る行為(リサーチ)が必ず行われている。もっと言うと「知る→つくる」という単純な工程ではなく、つくる行為と知る行為は同時並

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デザイン思考・限界論について思うこと

デザイン思考・限界論について思うこと

「デザイン思考には限界がある・欠陥がある」みたいなデザイン思考への批判的な声をよく耳にするようになり、その批判の声に賛同する人たち、いやいやそうじゃないでしょという人たちの間で議論が起こっている。僕自身はデザイン思考に対して特別な感情があるわけではないけれど、やたらと批判の対象になってる現状にはやや違和感を感じている。ただし、今回はできるだけニュートラルなスタンスに立つことを意識しつつ、なぜこんな

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学びのデザイン〜「動機づけ」と「体験」と「振り返り」〜

学びのデザイン〜「動機づけ」と「体験」と「振り返り」〜

研修や教育系のワークショップでよく起こってしまう問題として「学んだ内容を自分たちの仕事にどう応用すればいいか分からない」「研修を受けたその日だけ盛り上がって満足する」「上司の命令で仕方なくセミナーや研修に参加する」…などがよく聞かれる。人に教えることが決して得意でない僕が、研修やワークショップでこれらの問題を起こさないために大事にしているのが「動機づけ」「体験」「振り返り」という三構造で考えるとい

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