株式会社aba

abaは必要なときに必要なケアを届けるお手伝いをするケアテックカンパニーです。介護の負担感が大きい排泄ケアに10年以上真摯に向き合い、業界初のにおいで尿と便を検知する排泄ケアシステムHelppadを開発しました。製品ページ https://helppad.jp

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abaは必要なときに必要なケアを届けるお手伝いをするケアテックカンパニーです。介護の負担感が大きい排泄ケアに10年以上真摯に向き合い、業界初のにおいで尿と便を検知する排泄ケアシステムHelppadを開発しました。製品ページ https://helppad.jp

マガジン

  • ねかいごと

    わたしたちは「かいご」の「ねがい」を、#ねかいごと と名付けました。 教えてください。あなたの #ねかいごと はなんですか?

  • Helppad リリースノート

    排泄ケアシステム Helppad のリリース情報をまとめています。

  • 起業家

最近の記事

写真でふりかえる「ねかいごと2024」

介護の願いを集め、実現していく「#ねかいごと」プロジェクト。11月10日、11日の2日間、東京都千代田区紀尾井町にあるLINEヤフーのオープンコラボレーションスペース「LODGE」にて、介護の願い叶えるプロダクトの展示とトークセッションが開催されました。 会場ではカメラマン・近藤浩紀さんが、アシスタントの谷浩二さんと共に、2日間に渡って撮影してくれました。届きたてホヤホヤの写真はこちら!

    • そばにいたい、いてほしい(#ねかいごと #muiボード)

      「ママぁ、一緒に寝よう?」 早朝、家事や出張準備をしていると、娘が階段を下りてくる。その足音を聞くたびに、胸が締め付けられる。 いったん手を止めて、娘と寝室に戻る。私の太ももにしがみついていた娘の力が少しずつ弱まり、寝息が聞こえる。そろそろ大丈夫かなと思い、布団を抜け出そうとすると、目がパチっと開く。ごめんごめん、一緒にいるよ。 そんなやりとりを数回繰り返すうちに、時間が過ぎる。 そろそろ、本気で準備を始めないとまずい。仕方なく「一階に降りる?」と娘に声をかけると、「うん

      • おむつを開けずに中が見たい(#ねかいごと #ヘルプパッド2)

        私たちは、人間の鼻のように”におい”で排泄が分かる「Helppad」(ヘルプパッド)を開発しています。開発したきっかけは「おむつを開けずに中が見たい」という介護職員さんのひと言でした。 大学時代、実習で介護施設を訪れたときのことです。私はとんでもない光景に直面します。便座に座っている高齢の入居者さんを介護職員が二人がかりで押さえつけていました。入居者さんはうめき声をあげ、嫌がっても職員さんたちは力を緩める様子もなく、必死の形相でお腹を押しています。もうすぐ帰宅時間なので、施

        • 足を動かして移動したい(#ねかいごと #COGY)

          博士論文を書いていた時、福祉用具の歴史を調べていて、車椅子の原型だとされる「土車」を見かけたことがあります。確か17世紀あたりの絵巻です。身体の不自由な人を運ぶ道具は、こんなに昔から存在していたのかと感心した一方で、数百年もの間、使い方が変わらずにあったのも車椅子なんだなと思いました。 でも、COGYは全然違ったのです。 足が動かない人を乗せる道具だった車椅子を「足が動かせるようになる車椅子」に変えてしまっている。最初にCOGYの動画を見た時は、あまりの衝撃に「絶対何かの

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        • ねかいごと
          8本
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        記事

          離れていても、一緒に居たい(#ねかいごと #tonari)

          「tonari」の存在を知った時、これだ! と胸が躍りました。tonariは介護のために開発されたプロダクトではありません。でも、いくつもの介護の願いをかなえる可能性を秘めていると確信したのです。 新米介護職だった頃、ベテラン介護職員の方々に利用者さんを介助する姿を見せていただくたび、その素晴らしい手技や声がけに感激すると共に、もったいなさも感じていました。こんなにも素晴らしいケアを間近で見られるのが私一人だなんて、あまりにも歯がゆく、もったいない。 研修や動画ではあの凄

          離れていても、一緒に居たい(#ねかいごと #tonari)

          自由に歩いてほしい。でも骨折は避けたい(#ねかいごと #ころやわ)

          歩行時は硬く、安定していて凹まない。でも、転んだときには凹んで衝撃を吸収する。「ころやわ」の存在を初めて耳にしたとき、その発想に心底驚きました。 利用者さんを転ばせたくない。その先に待つ「骨折」や「寝たきり」を回避すべく、介護現場がいかに「転倒」を恐れ、神経を張りつめてきたか。ベッドから起き上がったことを感知する「離床センサー」が鳴るたび、どれだけ多くの夜勤者が施設の廊下を駆け抜けたことか。 そんな介護現場の労力を根本からなくす、「ころやわ」。そんなプロダクトが実現してい

          自由に歩いてほしい。でも骨折は避けたい(#ねかいごと #ころやわ)

          着たい服が着たい(#ねかいごと #キヤスク)

          私が勤めていた介護事業所は文京区にあり、利用者さんには「マダム」を絵に描いたような方々が大勢いました。ビジューたっぷりのセーターや、凝ったデザインのカーディガン。羽織もの一つとってもどれも素敵なものばかり。 でも、おしゃれな服には「着づらいもの」も少なくありません。新人介護職だった宇井では、どうしてもうまく着てもらえないことも多くありました。 「自分が着るように着せるんだよ」 先輩介護職員にアドバイスされた通りにやってみるけれど、うまくいきません。着せるほうも、着るほう

          着たい服が着たい(#ねかいごと #キヤスク)

          みんなと同じ料理が食べたい(#ねかいごと #デリソフター)

          介護職として働いていた頃に出会った女性利用者のTさんは、息子さん夫婦と3人暮らし。要介護5で、日常生活は食事から排泄まですべて介助が必要でした。歯はすべて抜けており、食事はもっぱら市販の介護食。家族や介護職に介助してもらいながら、いろいろな味のプリン状の食べ物を歯ぐきでつぶすようにして食べていました。 あるとき、車椅子のTさんと一緒に地域の夏祭りに出かけました。他の利用者さんも一緒です。屋台ではかき氷が配られていました。お祭りの定番、いちご味のかき氷。利用者さんたちが楽しそ

          みんなと同じ料理が食べたい(#ねかいごと #デリソフター)

          Helppad2導入施設さんに聞きました(協力:プレミア東松戸)

          【Q1】ろう便行為防止に効果があった事例はありますか?👉回答はこちらをクリック 【Q2】おむつ交換時間はどれぐらい短縮しましたか?👉回答はこちらをクリック 【Q3】便漏れはどれぐらい減りましたか?👉回答はこちらをクリック 【Q4】おむつ購入経費の増減は?👉回答はこちらをクリック 【Q5】排泄センサーを取り入れてよかったと思う点は?👉回答はこちらをクリック 最新介護ロボット「Helppad2」体験会開催中 介護職の方の願いから生まれた排泄センサー「Helppad2

          Helppad2導入施設さんに聞きました(協力:プレミア東松戸)

          大手メーカー開発者が32歳で転職し、おむつを履いて100回排泄実験した理由

          「おむつを開けずに中が見たい」 「体に機械をつけてほしくない」 「尿と便、どちらもわかるようにしてほしい」 介護職の方々の願いをかなえるべく、開発されたのが”におい”で検知・通知する排泄センサー「Helppad(ヘルプパッド)」です。 これなら介護現場の願いをかなえられる! 喜んだのもつかの間、次に立ちはだかった壁は「本当に、排泄を識別できるのかどうか」。実証するには、おむつを履いて排泄する”排泄実験”の被験者が必要です。しかし、そんな実証実験に協力してくれる人がそう簡単

          大手メーカー開発者が32歳で転職し、おむつを履いて100回排泄実験した理由

          【導入事例】愛媛県松山市の特別養護老人ホームが排泄センサーを全床導入した理由

          生き残るためには「選ばれる施設」を目指すのは必然ーサンシティ北条さんは排泄ケアに限らず、さまざまな分野で先進的な取り組みをされていらっしゃいます。その背景にあるお考えから伺わせてください。 サンシティ北条がある愛媛県松山市の北条地区は眼下に斎灘が広がり、振り返れば神が宿る高縄山がそびえ、それを立岩川がつなぐ……と風光明媚な場所です。他方、人の確保が難しい土地柄でもあります。 事業を継続していく上では、やはり人材確保が重要な課題になると切実に感じています。 こうした中で、

          【導入事例】愛媛県松山市の特別養護老人ホームが排泄センサーを全床導入した理由

          【リリース情報】認定NPO愛知排泄ケア研究会に参加。排尿検知できるかデバイス開発者がデモ実験を実施。

          こんにちは!aba広報担当です! 当社は、8月26日に行われた「認定NPO愛知排泄ケア研究会」に参加させていただきました。 今回のnoteでは、研究会で実施した「Helppad2」の検知デモ実験についてご報告します。  Helppad2とは?まずは、今秋リリース予定のHelppad2の概要について、簡単にご紹介します。 Helppad2は、おむつを確認せずに「におい」で尿と便を検知する排泄ケアシステムです。 介護現場における排泄ケアは、介護する人と受ける人にとって大き

          【リリース情報】認定NPO愛知排泄ケア研究会に参加。排尿検知できるかデバイス開発者がデモ実験を実施。

          【社員インタビュー】土曜日は介護施設で現場を経験。介護をキャッチアップしながらabaでも新しい挑戦を続ける矢谷さんインタビュー

          採用担当の山本です。今回は2022年に経営企画としてabaにジョインし、資金調達や営業組織の立ち上げ、そしてこれからカスタマーサクセス組織の立ち上げを目指す矢谷さんへのインタビューです。これまでもベンチャー企業で幅広い経験を積まれた矢谷さんがabaでチャレンジしたいこととは? 是非ご一読ください。 社会人として少し遅めのスタートを切り、スポーツトレーナーとしてのキャリアを経て、ベンチャーの世界へ。 まずは、これまでのご経歴を教えてください。 aba入社する前は、実はスポー

          【社員インタビュー】土曜日は介護施設で現場を経験。介護をキャッチアップしながらabaでも新しい挑戦を続ける矢谷さんインタビュー

          【社員インタビュー】技術者バックグラウンドからabaへ営業として転職し、営業・開発と活躍する小暮さんへインタビュー!

          採用担当の山本です。本日はCEO宇井・CTO谷本と同い年ということもあり共感し、abaに入社し営業・エンジニアとして活躍する小暮さんのインタビューです。もともとエンジニアでありながらabaで営業・事業開発・開発と幅広く活躍中の小暮さん。秋にリリースされる「Helppad2」への思いや、ベンチャー企業だからこそ経験できたことを伺いました! まずはabaに入社した経緯を教えてください。  2019年にCEO宇井の講演を聞いておりabaを知りました。その時には転職は考えてなかっ

          【社員インタビュー】技術者バックグラウンドからabaへ営業として転職し、営業・開発と活躍する小暮さんへインタビュー!

          Helppad の記録ではブリストルスケールを採用しています

          こんにちは、Helppad 開発チームです。 今回は、今更ではありますが、排泄ケアシステム Helppad の、排泄記録機能について、少し詳細にふれてみたいと思います。 なお、Helppad の基本機能についてはこちらの記事をご覧ください。 Helppad の排泄記録内容についてHelppad の排泄記録では、下記の項目を入力できます。 ・おむつ交換の対応日時 ・排泄していたもの ・尿の量 ・便の量 ・便の固さ ・おむつからの漏れ出しがあったかなかったか ・排泄した場

          Helppad の記録ではブリストルスケールを採用しています

          aba社員インタビュー Vol.1

          こんにちは! 株式会社 abaでインターンシップをさせて頂いている、加賀美(カガミ)です。 abaでは、介護機器を取り扱う中で「テクノロジーでだれもが介護できる社会」を築くことを目指しており、その言葉どおり、様々な背景をもった社員さんが介護事業に携わっています。 そのような社員さん達のことをもっと紹介できるのではと思い、 今回、介護現場に作業療法士として携わっていたご経験のある aba社員、 沼田一恵さんにお話を伺いました。 ▶︎質問のまとめなぜabaで働き始めたか

          aba社員インタビュー Vol.1