苔玉
現実と創作の狭間で
水分がしっとりと
浸透する陶酔感
抹茶ラテが水色のソーサーに映える
差し込む朝日に
揺蕩う湯気の
白いと形容する様
指先から掌で
撫でてもするりと躱される
一人遊びは穏やかであり
くるりくるりと
ティースプーンで円を起こす
均等になる色合いの落ち着き
のっぺりとした鶯色は
納得のゆく味わい
何もかも一元化せずとも
世界はきっと温かい
君と私はこの世で確かに出逢い
言葉を交わした
静かな深呼吸の
タイミングの
片隅で
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あたたかなご支援をありがとうございます❤ みなさんのお心に寄り添えるような詩を形にしてゆきたいと思っています。