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本のこと

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読んだ本の感想です。
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#毎日note

あの哲学者にでも聞いてみるか/鷲田小彌太#89

生きていく毎日のなかで誰もが「なぜ?」という疑問を持つことがあると思う。

本書は自殺やニート、ホームレス、親子の仲の良さ、専業主婦ということ、援助交際はいけないのかということまで、「なぜダメなのか?」ということを、答える人として哲学者の思考から解決策を見出すというもの。

目次を読めば、疑問に対してどの哲学者が答えているのかわかる。
例えば、問1の「働きたくない!」はいけませんか?にはエピクロス

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三途の川の渡り方/水木しげる#82

私の父は本が好きで、家の本棚には天井まで新書や小説などが並べてあった。
その中から自分が理解できそうな本だけ読んでおり、中でも面白かったのがこの「三途の川の渡り方」である。

水木しげるのエッセイで現在は販売されていないようだが、1章「三途の川の渡り方」、2章「地獄ツアー」、3章「霊と暮らす」、4章「おばけのいる人生」で構成されている。
漫画家・妖怪研究家である水木しげるが、あの世や地獄、霊や妖怪

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しをんのしおり(人生劇場)/三浦しをん#75

しをんのしおり(人生劇場)/三浦しをん#75

エッセイというものを、それまでほとんど読んだことがなかった。

他の人はわからないが、私の場合はよっぽどその作家さんを好きにならない限りエッセイを読むということはない。

読みたくないというよりかは、後回しになっているような感じ。

まず作品を読みたい気持ちの方が勝る。

三浦しをんのエッセイは、たまたま購入した雑誌「BAILA」を読んでいた時に知った。

「のっけから失礼します」というエッセイを

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弁護士で作曲家の高木啓成がやさしく教える音楽・動画クリエイターの権利とルール/高木啓成#64

弁護士で作曲家の高木啓成がやさしく教える音楽・動画クリエイターの権利とルール/高木啓成#64

わたしが著作権フリーのサイトへ音楽を登録し始めた数年前と比べると、DTMをする人も動画クリエイターとして活動している人もかなり増えている印象がある。

わたし自身も音楽を配信していると、「これって違法じゃないよね…?」という疑問が浮かぶことはよくある。どういった権利が自分にあるのか、制作する際に契約はどうするのかといったことまでかなり分かりやすく書かれている。

著者自身が弁護士であり、作曲家でも

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色の辞典/新井美樹#60

色の辞典/新井美樹#60

たしか、この本は熊本市内の長崎書店で購入したのだったと思う。

長崎書店は上通りというアーケード街にあり、置いてある本が芸術的なものが多いように思う。流行ものというより「こんな本あったんだ」という他の書店にはない品揃えで、つい長居してしまう。

その中でもこの「色の辞典」は、オシャレなカバーに窓が開けられていて、本体表紙の色鉛筆がのぞく仕様になっていたので思わず手にとった。

数ページめくると、「

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塩狩峠/三浦綾子#51

塩狩峠/三浦綾子#51

三浦綾子の作品との出会いは、「氷点」だった。

遠藤周作と同じく、大学時代にハマった小説家の一人で、「氷点」「道ありき」「この土の器をも」などを読んだ。

その中でも「塩狩峠」は、1966年4月から約2年半かけて月刊雑誌「信徒の友」に連載された小説だ。

あらすじ
大勢の乗客の命を救うため、雪の塩狩峠で自らの命を犠牲にした若き鉄道員の愛と信仰に貫かれた生涯を描き、人間存在の意味を問う。
結納のため

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「点-ten-」「線-sen-」/宇多田ヒカル#45

「点-ten-」「線-sen-」/宇多田ヒカル#45

わたしが中学生の頃、ラジオから流れてきた時からすきな宇多田ヒカル。

わたしよりちょっと年上で、近所のお姉さんくらいの人がこんな曲を作るのかと衝撃的だった。

何よりわたしは宇多田ヒカルの声と歌詞がすきで、アルバムはすべて購入。

「初恋」が発売されたときには、コンサートの応募券が入っていたのでもちろん買った。妊娠中だったので結局行けなかったが、必ずいつかコンサートに行きたいと思っている。

たぶ

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僕はいかにして指揮者になったのか/佐渡裕#44

僕はいかにして指揮者になったのか/佐渡裕#44

数年前に一度だけ、佐渡裕さんのコンサートに行ったことがある。

まだ子供もおらず、あっちこっちにひとりで出かけていた頃だ。
熊本県立劇場で演奏会があり、一人で行った。

ちなみにわたしはそれほど多くのコンサートへは行ったことはないのだが、坂本龍一、久石譲のコンサートもそれぞれ福岡と長崎で行くことができた。
死ぬまでに一度は行ってみたい!と思ったのが、佐渡裕さんのコンサートだ。

演奏会はもちろん素

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ガラスの仮面/美内すずえ#37

ガラスの仮面/美内すずえ#37

「恐ろしい子…!」(白目)

という月影先生の名台詞が何度も出てくるこの漫画、わたしの人生のバイブルでもある。

出会ったのは中学生の頃。
なのでえーっと、つまりは2000年頃なのだが、連載が始まったのは1976年からなんですよね。もうかれこれ45年続いているわけだ(休載してるけど)。
長い、長すぎる。

自分が20代前後の頃は、
「美内先生お願いです、わたしが死ぬまでにガラスの仮面の最終話を見せ

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贖罪/湊かなえ#19

東野圭吾、三浦しをん、宮部みゆき、そして湊かなえ。

どの作者も刊行されるとすぐに映画化、ドラマ化される人気作家である。

映画は割愛されている部分があるので原作でしか味わえない面白さが、本にはある。

湊かなえの代表作といえば映画化もされた松たか子主演の「告白」である。

—愛美は事故で死んだのではありません。このクラスの生徒に殺されたのです—という教師の生徒への発言から始まり、教え子に復讐をす

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