2022年6月の記事一覧
毎日、何をしているのだろう?
毎日、何をしているわけではないのに忙しい。起きれば急いで会社に向かい、業務とノルマに追われる。定時を迎えれば駅に向かって、電車で眠れば最寄駅に着いている。隙間を縫うように本を読み、ブログを書いて、音楽を聴く。ほんとはもう少し英語を勉強したい。仕事で色々あり、ホームページ作成も勉強することになった。夏にはTOEICを受けて、秋には美術検定がある。時間も、集中力も不足している。けれど、不満があるわけで
もっとみる書くことが無い状態とは?
何も書くことが無いというか、浮かばない。脳に言葉の風船が膨らんでいれば、結び目をほどけば文章は出来上がっていく。けれど今は、心の中に空気圧が感じられない。とても穏やかな、凪のような状態。
書くことが無い状態とはどのような状態なのか?自分を俯瞰で盗撮する監視カメラを想像してみる。もしくは、物陰に隠れた私のストーカーになりきってみる。その日の私はきっと、そこそこ充実した、澄んだ表情をしているのだろう
専門家が増えるのは良いことなのか?
よく「手に職をつける」ということを言われる。つまり専門性を持つということだ。いまの社会では、自分専門の分野を持つことは、生計を立てられるようになる。けれどそれは、あるべき社会の姿なのか?今日はそれを考えてみたい。
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たとえば衣服について考える。我々は新しい服が必要になった場合には、衣料品店で「買う」ことがほとんどだ。けれど、これは当たり前のことではない。昭和の時代ぐらいまでは、洋服を自ら「作
問われているのは「命」とは何か?ということ
アメリカ最高裁で、人工中絶にかんする判例が覆され、大きな社会問題となっている。1973年の「ロー対ウェイド」裁判以降、人工中絶は女性の権利として認められてきたアメリカだが、今回の裁判によって全米のおよそ半数の州で中絶が厳しく規制される見通しとなるそうだ。
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そもそも「命」とは何か?命とは、生と死を分けるために生まれた概念だ。生きている生物には命があり、死んでいる生物には命が無い。私たちは生物
よく「うちの職場は変なヒトばっかり」と言うヒトの話
よく「うちの職場は変なヒトばっかり」という人がいる。自分の周りには多くいるように感じるし、誰の周りにも少なからず居るのではないか。変なヒトばっかりなのは決まって「職場」で、「クラス」や「街」はあまり聞かない。昔、大学時代は、「ゼミ」より「サークル」が多かった。この感じがどれだけ伝わるのかはわからないけど、とりあえず読み進めてほしい。
なぜ職場にヘンな人が多いのか。否、正確には、職場に身を置くとき
人生は一本道ではない
仕事の一環で、朱葉会展という展覧会を観に行った。朱葉会とは日本初の女性絵画の公募団体で、設立は大正時代までさかのぼる。当時は女流画家が拠点とできるグループがなく、勉強と発表の場として設立されたそうだ。伝統的な絵画から現代アート的な作品まで幅広い作風が見られて面白かった。
ところで、この「朱葉会」という団体名の名付け親は誰かご存知だろうか?歌人の与謝野晶子である。会場には与謝野晶子の作品も展示され
投稿が100日続いた人間の中では、一番人気のない書き手だという自信はある。
今日でブログを始めて100日目だそうだ。途中途切れてやり直したりもあるから、本当はもう少し長いのかもしれない。だからなにという話でもないのけれども、とにかく100日だそうだ。
きっかけは、調布市美術館の「池内晶子 あるいは、地のちからをあつめて」という展示で、日記のようなドローイングを見たことだった。抽象画のようなフォルムが並んでいるだけで、ささっと描かれた簡単なものばかりだった。だけど、それを
「補助金」と「減税」
参院選が公示日を迎えたそうだ。盛り上がりに欠く選挙戦と言われているわりに、Yahoo! ニュースには政治の記事が増えた。戦争による物価高騰があり、喫緊の景気対策が選挙戦の争点とみられている。与党は補助金を中心とした対策案を打ち出す一方で、野党の主張には消費税減税を主張している。
「補助金」と「減税」というのは、対立する考え方だ。国が国民から税金を集めたうえで配り直すのが「補助金」。国が税金を集め
トラウマは克服できるのか
そういえば最近思い出したことがあって、それは確か高3のとき、Twitterのアカウントを開設した頃の話だ。
当時ハマってたバンドマンのツイートを見ていて、自分もやろう!と思って真似していたら、クラスメイトに「〇〇(私)の引用リツイートがうざい」というのを書かれたのだった。翌日、学校で謝ったら気にしてないと言われて、その件は終わったのだけれど、それ以来ツイートには二の足を踏むようになったのだった。
「スベる」ことを批判しすぎてはいけない
福岡PARCOで開催中の展覧会で、炎上騒動が起きている。問題となっているのは会の展示案内として設置された、歓楽街の無料案内所を模した作品だ。アーティストを風俗嬢のように紹介したその作品は、すぐにSNS上での批判を巻き起こし、参加アーティストのボイコットにまで発展した。PARCO側は案内作品を撤去し、謝罪を発表した。
私は、この作品を直接観ているわけでもなく、擁護したい気持ちも特にない。その上でこ