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2021年5月の記事一覧
Cirith Ungol / Half Past Human
Cirith Ungol(キリス・ウンゴル)は1971年に結成された非常に歴史が古いバンドで、USパワーメタルの源流の一つとされています。現在進行形で活動中。物語性の高いファンタジックな世界観を持っており、エピック・ドゥーム・メタルの初期の確立にも影響を与えました。こちらは残念ながらもう解散してしまいましたが、Manilla Road(マニラ・ロード)と共にUSメタル黎明期から長年活動しているバン
もっとみるEmicida / AmarElo
Leandro Roque de Oliveira(1985年生まれ)はEmicida(エミシーダ)の別名で良く知られるブラジルのラッパー、MC、プロデューサーです。ややアンダーグラウンドなブラジルのヒップホップシーンではカリスマ的存在で、Netflixでドキュメンタリーが作られるほど(後述)。本作は2019年リリースの4枚目のアルバムで、サンパウロ芸術評論家協会によって2019年後半のブラジルの
もっとみるJorja Smith / Be Right Back
Jorja Smith(ジョルジャ・スミス)は1997年生まれで2016年デビュー。父はネオ・ソウルグループ 2nd Naichaのリード・シンガーです。2018年のサマソニに出演し、2021年のグラストンベリーにも出場したUKシーン注目のアーティストです。
1.Addicted 3:24 ★★★★☆
浮遊するような音、鼓動のようなリズム、ボーカルが入ってくる。メロディアスでどこか内省的、つぶ
Vulture / Dealin' Death
Vultureは2015年結成、2017年デビューのドイツの若手スラッシュ/スピードメタルバンドです。こちらは2021年リリースの3作目でMetal Bladeからのリリース。ジャーマン・スラッシュらしい個性を持ったバンドです。Sodom,Destruction,Kreator,初期Rageあたりが好きな方は楽しめる気がします。ボーカルの個性が強く、歌い方も独特。すぐ金切り声を上げますが曲やリフは
もっとみるRogér Fakhr / Habibi Funk 016: Fine Anyway
RogérFakhr(ロジャー・ファハー)はレバノン生まれのシンガーソングライター。こちらは1970年代中盤の音源をアラブ圏の知られざるレアグルーヴ/ファンクを続々発掘するベルリンのレーベル HABIBI FUNKが掘り出して2021年にリリースしたものです。
レバノン出身の音楽家ロジャー・ファハー。1970年代のレバノン、そして亡命先のパリで音楽家として活動する傍ら、ジアッド・ラーバニやファイ
HIPPIE DEATH CULT / Circle Of Days
バンド名に惹かれて聞いてみたアルバム。ジャケットからはどのジャンルか想像できなかった(DeathかもしれないしBlackかもしれないしHiphopかもしれない)んですが、Doom、ストーナーロックでした。1曲目、ヴィンテージな音作りからヘヴィなリフで初期サバスを思わせるボーカルが入ってきて「お、これは掘り出し物かも」という感覚。
オレゴン州ポートランドで2018年結成、2019年デビューの新しい
Project Mishram / Meso
Project MishraMは2015年結成、2017年に初楽曲をリリース。南インドの伝統音楽であるカーナティック音楽をベースに、世界各地の音楽、メタルやレゲエ、ボサノヴァなどを取り入れて「プログレッシブ・カーナティック・フュージョン・バンド」です。ロックからのアプローチではなく、あくまでカーナティック音楽側から世界中のさまざまな音楽を取り入れているのが特徴。素晴らしいバンドです。詳しくはこちら
もっとみるFrost* / DAY AND AGE
フロスト* (Frost*)は、2004年にキーボーディスト、コンポーザーのジェム・ゴドフリーと、アリーナ、キノ、IQといったバンドのメンバーによって結成されたイギリスのプログレッシブ・ロック・スーパーグループで、2006年デビュー。本作は2016年以来のリリースで4作目。良質なプログレをリリースし続け、プログレ好きから多大な評価を得ているバンドです。
1. Day And Age 11:49
特撮 / エレクトリック ジェリーフィッシュ -DEEP Tracks(初回限定盤)-
昨日に引き続き特撮の新譜、初回限定盤は未発表曲、アルバム未収録曲集がDisc2としてついてきます。今日はそちらのレビューを。
1.パナギアの恩恵 ★★★★
特撮モノの主題歌的な、アニソン的なオープニング、勇壮なテーマ。ホーンセクションが鳴る。テンポ的にはガスタンクのカバー「ジェロニモ」的。というかリズムパートは意識している気がする。かなりポップな曲。狙って作るアンセム的な曲。そういえば「パナギ
Joanna Connor / 4801 South Indiana Avenue
この動画をこちらの記事で知って度肝を抜かれたバンド。
2021年、新譜がリリースされたので聞いてみました。Allmusicの評価も★4.5(新譜で★4.5は凄い!)、期待が高まりますね。
では聞いていきましょう。
1 Destination 3:31 ★★★★★
ドラムからスタート、そこから彼女の代名詞のような音が飛び回るスライドギター。ハードロック好きなのかなぁ、奏法が独特。ただ、そも