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#エッセイ集

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趣味や興味のあることと、自分との間に発生する大切なもの。それを言葉にしたエッセイ集。
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#多様性

これからの「国際交流」の話をしよう

これからの「国際交流」の話をしよう

僕には韓国語だった。

3年ほど前、当時の仕事で頻繁に韓国へ出張していた。関空から韓国 仁川空港へ向かう大韓航空の機内、乗客のおおよそ半分は韓国人、残り半分は日本人という割合だったと思う。
機内食が配られる時間になり、韓国人のキャビン・アテンダントが僕の2つ手前に座る韓国人には韓国語で、一つ手前の日本人には日本語で「鶏肉か、魚か」のチョイスを尋ねている。とても流暢な日本語だ。

僕は「鶏肉」にしよ

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らせん状に流れる日々。

らせん状に流れる日々。

生活サイクルを丁寧に回せば人は「成長」する、というのはどうやら本当の話らしい。しかも年齢は問わない。ただ、そのサイクルを回すにあたっては自分の感覚を信頼してやる必要がある。

2年ほど前から趣味で筋トレを継続している。ジムでの筋トレ愛好家との話題はもっぱら「負荷」についてだ。どのような種目を、何セットぐらい、どんな順番でメニューを組むのが筋肉の発達にとって最適かといった話題が大半だ。効果的な負荷の

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「自然」遊びが楽しいのは

「自然」遊びが楽しいのは

これは大変なことになった。真夜中のテントの中、「大雨」という言葉ではとても収めきれない強烈な風雨にさらされた。このまま一晩越せるかなと不安になりながら、昼間の「自然」遊びの疲れから、だんだんと意識が遠のいていく。隣にいる娘は既に深い眠りに落ちているようだ。

先月、和歌山の有田川町へキャンプに行った。目の前に広がる棚田の風景、周りの山々の深い緑にそのまま溶け込むように輝く巨大ダムの水面の色、収穫の

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「ここ」にあるよ

「ここ」にあるよ

「それ、ここにあるよ」って、足元のカタツムリが教えてくれた。

緑、茶色、黒、橙、茶色、朱色、黄色、黄緑といった豊かなグラデーションに彩られた一枚の落ち葉にカタツムリがぴたりと寄り添う。それは、まるで「ここ」にある足元の多様性と美しさのありかをぼくに指し示すように。

今朝、小学生の娘と2人で家の近所を自転車で「散歩」した。娘とのルールはただ一つ、「今まで通ったことのない、知らない道だけを走ること

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noteで伝えたいこと。

noteで伝えたいこと。

「noteをはじめて6ヶ月記念日」のバッジを頂きました。これまでの拙い文章の数々を読んでくださった方々への感謝と同時に、noteを続けている理由をこのタイミングで改めて整理しておこうと思い、「そもそも自分がnoteのテキストで伝えたいことって何だっけ?」という根本的なところを考えてみました。

noteで書いている題材は主に日本酒や子育てや筋トレなど、普段の日常生活そのものやライフスタイルになるん

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筋トレが世界を平和にする

筋トレが世界を平和にする

これは、どえらい世界に来てしまったと思った。2年前、スポーツジムに入会した初日のこと。

真っ黒に日焼けした筋肉ムキムキの男が鏡に向かって得意げにポーズを取っている。「GOLD GYM」ロゴの入ったタンクトップは、肩にかかる部分が細く胸元も大きく開いている。よく見ると鏡でポーズを取る顔がわずかにニヤけているではないか。。これはやばい。

隣の人に目をやると、まるでギリシャ彫刻の男性像が身にまとう「

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多様性への接続回路~日本酒 燗酒の世界

多様性への接続回路~日本酒 燗酒の世界

日本酒の味わいは繊細なもので、同じ日本酒でも酒器の素材や形状、酒器に注いだ後の空気に触れる時間、合わせる食事の内容などで変化する。特に燗付け(日本酒を温めること)による味わいの変化は顕著で、お酒の味が物理的に変化するというよりは、むしろ飲む人の感じ方が大きく変わる。

鍋にお湯を沸かし、ちろりに注いだ日本酒を湯煎で温める。日本酒から立ち上る香りの変化に神経を集中させる。温度を上げながら段階的に行う

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あの塩辛いイワシのある場所

あの塩辛いイワシのある場所

20歳そこそこだったぼくはお腹を空かせていて、塩辛い焼きイワシをおかずにパサパサの白ご飯を口いっぱいに詰めて食べていた。みんな笑顔だった。笑顔の人たちと一緒に、塩漬け天日干しを焼いた、飛び上がるほど塩辛いイワシとたくさんの白ご飯でお腹を満たした。

宿舎の地下タンクに溜まった雨水を手動のポンプで一杯ずつバケツに汲み上げて、ボロボロながらその地域ではとても貴重な洗濯機に雨水を放り込んで洗濯をする。洗

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時間の経過を楽しむ。

時間の経過を楽しむ。

自分に起こった出来事が、自分の中に染み込んで、じんわりとゆっくり発酵することで形を変えていく。そのようなプロセス無しには受け止められないこと、意味の分からないことがある。

「気付く」「分かる」というのはきっとそのような時間の経過を必要としていて、それは「生きる」ことと丁度同じことだと思う。

人生で発生する様々な出来事の価値、自分にとっての意味というものは後から振り返ることでしか分からない。

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インターネットに文章を置いたら「つながり」が生まれた。

インターネットに文章を置いたら「つながり」が生まれた。

これまで長年、SNSやブログとは無縁の人生を送ってきました。理由はシンプルで、単に必要性を感じなかったから。誰かに用事のあるときは電話やメール、携帯メッセージで直接連絡を取ることで十分だったし、

不特定多数に向けて、自分の嗜好や日常を伝える(というより、むしろ前面でアピールする)という感覚がイマイチよく分からなかったんですね。生来の人見知りな性格が、そんなところにも無意識に出ていたのかも知れませ

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繊細さの先にある世界。

繊細さの先にある世界。

先日、自分の特性である繊細さをテーマに記事を書きました。

小さな頃から周りの音に敏感で、人混みが苦手だったり、匂いや香りにも敏感だったこと。

普段の人との会話でも、繊細さのおかげでぼくの頭の中は常に情報量が多く、今より若かった頃は息苦しさを覚えながら過ごしてきたこと。

自分は人としてどこか欠落した部分があるんじゃないかって、もっと気軽に自分を表現して、もっと気楽に日常を楽しめたらいいのにって

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日本酒コミュニティの距離感と多様性。

日本酒コミュニティの距離感と多様性。

「さけのわ」という日本酒レビューのSNSがあり、ぼくも昨年12月頃からやっています。

飲んだ日本酒の味わいを記録して文章(メモ)と写真を投稿する、というのが基本的な使い方なんですが、

純粋に個人的な記録用として詳細数値(日本酒度や酸度等)だけをメモする人、解説文無しで写真だけをひらすら投稿する人、その日本酒の味わいから想起される過去の記憶を辿って散文調にまとめる人、など実に多様な人がいます。

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素直と従順のはざまで。

素直と従順のはざまで。

数年前に、数万人規模の大きな会社から数百人規模の小さな会社に転職しました。

他人から見たら「一つの転職」に過ぎないのですが、自分にとっては人生を少し平らな場所に戻してくれた、大きな出来事だったと感じてます。

今回は、この転職を機会に「素直」と「従順」、そして「違和感」をテーマに考えた思考の記録です。

1.大企業時代数年前まで勤めていた従業員 数万人規模の大企業。同期入社組だけでも数百人という

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繊細さを抱えた人にしか出来ないことがある。

繊細さを抱えた人にしか出来ないことがある。

赤ちゃんの頃から周りの音に敏感だった、と母親が教えてくれた。ぐっすり寝ているはずが、少しの物音でビクッと目を覚ましていたって。

赤ちゃんの時のこと、さすがに覚えてないけど、「自分が繊細で敏感だ」ということはなんだかとてもよく分かります。

香りや匂いにも敏感で、初めて行く国や場所では、降り立った空港や駅の様子をまずは匂いで感知している気がします。

今でも洗濯物の香りを確かめたり、慣れない食材は

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