胡座から両手を使わずに立てた若い頃の過信がアッという間に崩れ去った45歳すぎのあの日。
私のアカウントのプロフィールを読んでもらっている人にとっては、ずっと武術の修行や稽古を重ねてきた、ゴリゴリの体育会系の人間だと勘違いする人もいるかも知れませんが、そうではありませんのですよ。😅
確かに中学の頃は、剣道や陸上部の長距離選手で駅伝もやったし、出来たてのプールに合わせて創設された水泳部の選手でもあったし。(^^ゞ
高校からは、喧嘩に強くなりたいという邪な動機で、町に開設されたばかりの空手道場にも通いつめることになり、卒業までに黒帯を頂戴したばかりか、二段の昇段審査に受かるまで夢中にもなりました。🤗
だからどちらかといえば、体育会系、という程度の人間なんですね。^^
社会人になってからの不摂生を自覚したのが35歳の頃でしたが、このときにスポーツクラブに通い始めたのですが、筋トレのクールダウンに最適ということでプールで泳いでいるうちに、マスターズ水泳の練習クラスに誘われて一緒にメダルを目指して頑張ったこともあるんですよね。(^^ゞ
そのあと40歳の頃に父が亡くなり、喪に服すためにプールからも遠ざかったんですが、そうこうしているうちに仕事のほうも忙しくなって、スポーツクラブどころじゃなくなったんです。😅
仕事のほうも順調に忙しくなり、44歳の時には2つ目の会社を起業して飲食フランチャイズの店を、ドミナント出店戦略で多店舗展開することになったもんだから、運動どころじゃなかったんですよ。😥
そういう経緯で、最初に出店した池袋東口の店舗近くにマンションを借りて事務所も東池袋に移転したので、近くのサウナが付いたスポーツクラブを探して、お風呂とサウナだけに通うことにしたのです。
ある日の昼下がりに、飲食店を経営している常連客たちの会話を聞きながらサウナから出て汗を流してから水風呂に入り、ほどよい時間に浴槽を出て浴室のタイルに胡座をかいて、汗がジンワリと出尽くすのを待って休憩していたわけです。
座る場所は、常連の人たち優先の場所があって、邪魔にならない場所にジッと座って汗が引くのを待っていたのです。(^^ゞ
そうしているうちに汗も引き、近くの常連さんが「よっこらせ」と言いながら立ち上がる年寄りっぽさに、ニヤリとしそうな笑いをかみ殺して、どれ若いところを見せつけて立ち上がろうかと、胡座から手を床につけずにそのまま立ち上がろうとしたんですよ。😔
すると、なんということだ、いっこうに立ち上がれないどころか、お尻も床から離れないではないですか!😲
こ、こんなはずじゃ・・・・、何かの間違いだ・・・・・・でも、何回繰り返しても立ち上がれないのです。😢
こりゃぁ・・・・・・立ち上がるコツを忘れてしまったか・・・・そう考えて、いろいろやってみるけど、無理でした。😭
仕方なく下っ腹の贅肉のせいであることを認めて、片手を床について立ち上がったのですが、このときのショックといったらありませんでしたよ。😰
そんな体験をしても忙しさにかまけたままで、胡座から手を使わずに立ち上がる動作を封印していたんですね。(^_^)b
それからウン十年がすぎて、還暦を過ぎたあたりで若い頃の頃の稽古で傷めた膝の痛みで眠れなくなり、膝の下にクッションを置いて寝るようになりました。
もちろん朝は膝が硬直したようになっていて、起き上がりたくても両手で左足の太ももを抱えて持ち上げないと、ベッドからも起き上がれないのです。
右膝はまだだいじょうぶでしたが左膝がダメだったんですよ。😭
そうなってしまうと、受け身を取り損なって傷めた右肩の関節も、慢性肩こりの辛さもいっぺんに痛さを増したようで、あちこち故障を抱えて悩み込んでいたんですね、年のせいだと。
加齢による体力劣化だから仕方がない・・・・そうあきらめるしか無いかと思い始めたときに、若い頃の稽古で覚えた武術の身体動作や、筋骨格について調べることで少しは痛みを軽減できるかも知れないと、一縷の望みを抱いて調べ始めたのですね。(^_^)b
そうやって目的がはっきりすると、おもしろいように関連する情報に行き当たるようになり、仕舞いには宮本武蔵の五輪書に書かれた身体動作の意味や理論などを、自分なりに研究するまでになったわけです。🤗
その結果として導き出したある仮説を立てて、自分の身体を使って検証実験をすることにしたのです。
それからは途中でいろいろなワークアウトを生み出しては試し、また修正を加えては一定期間ワークアウトを繰り返す、という検証を続けたわけです。
オリジナルのワークアウトを編み出して半年もしないうちに、いつの間にか膝のクッションを使わなくても、膝の痛みが無くなっていることに気がついたんですね。🤣
結局膝の痛みを治してくれたのは、姿勢と「鷲づかみスタンディング」と名付けた立ち方の訓練によるものでした。(^_^)b
両足の指がしっかり広がって床をつかめるようになれば、立った姿も合理的な姿勢になっていくんですね。
膝の痛みが無くなっていることを自覚した頃に、例のショッキングだった胡座立ちを試してみたんですが、なんとなんと、手を使わなくてもあっさり立てるじゃないですか!🤗
結局やったことというのは、自分の身体が本来持っている身体機能を蘇生させて、活発に動かせるようにする訓練をすることでした。
それが凝り固まった筋肉をゆるめてほぐす効果につながり、本来の筋骨格がじゅうぶん働けるように、身体を在るべき姿に戻してくれたのです。(^_^)b
自分の立てた仮説が実証されて嬉しくなった私は、その後も改良を加えてやるべきワークアウトの実証を繰り返して、それらの効果をみては取捨選択のうえで、根幹となるものだけに絞るところまで来たんですね。🤗
そんな実践を続けているある日のことですが、YouTubeで見た武術系の動画の中で、正座した状態から腕を振り上げずに跳び上がって立つ、という動作をしている人を見つけたんですよ。😲
両手を思いっきり振り上げながら反動をつけて跳び上がるのなら、少しトレーニングしている人ならできるだろうけど、両手の反動を使わずに上体の胸から上だけを持ち上げて跳び上がるっていう動作に、目が点になりました。
還暦過ぎたオッちゃんが、こんなことができたら凄いかも・・・・なんて思ったものだから、自分でも試してみたんですよ。😅
まぁ、年寄りの冷や水だわね・・・・なんて、自嘲気味の言い訳なんか頭に浮かべながら、とりあえずやってみたわけですが、驚いたことに成功したじゃ無いですか!😲🤣
それ以来、毎日の朝と夜の晩ご飯前に、お仏壇に手を合わせる習慣のルーチンの中に、合掌が終わった後の立ち上がりは、この正座からのジャンプで立ち上がるようにしているんですが、これが体力劣化のバロメーターですね。
気合い入れずになんとなく正座ジャンプをやって、両足裏を床に付けることができずに、足の指先を床にグリッとやって失敗したことが、これまでに1回だけあるんですが、痛かったですよ~~。😭
それ以来、気を抜かずに正座ジャンプしてますが、これをいったい何歳まで続けられるのかが興味津々なんですけどね。(^_^)b
ここまで、長々とお付き合いいただきましたが、還暦過ぎてからでも身体機能活性と強化はできるんですよって話でした。
私は一日中机に向かって座りっぱなしなので、こういう健康法を自分で編み出して実践しているんですが、健康維持と体力劣化防止に加えて護身力強化にもなっているようです。🤗
そのオリジナルをまとめたマガジンがこちらですが、少しでも参考になれば嬉しいです。(^_^)b
あなたも、できることから1つずつ始めてみませんか?
ってことで、今回は
「胡座から両手を使わずに立てた若い頃の過信がアッという間に崩れ去った45歳すぎのあの日。」という体力劣化に関する話題でした。(^_^)b
※見出し画像のイラストは、メイプル楓さんからお借りしました。
では!
年老いて カラダづくりも のほほんと
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