2020年3月の記事一覧
みんなひとりぼっち ―サン=テグジュペリの『星の王子さま』とシュペルビエルの『海に住む少女』を比較して―
序私は今回サン=テグジュペリ(Antoine de Saint-Exupèry 1900-1944)の『星の王子さま』(Le Petit Prince)とジュール・シュペルヴィエル(Jules Supervielle 1884-1960)の『海に住む少女』(L’ENFANT DE LA HAUTE MER)の二作品を比較しながら、それぞれの作品に描かれている「孤独」というテーマについて考えてみたい
もっとみるおもしろさを、追いかけながら。
小説家の森博嗣さんが、語る「おもしろさ論」
与えられた「おもしろい」は長続きしない?NET FLIX、Amazon Prime, Youtube・・・。
動画サイトだけでも、前代未聞のコンテンツが自分の好きな時に入手できる時代になっている。「じぶんがみたいもの」を「じぶんがみたいときに」ということが、どんどん一般的になっているのだ。
その一方で、TVは過去の人気を取り戻せないまま、ネットに視
ホームオフィスをやってみて、わかった3つのこと(Part 2)
コロナウィルスの影響で、人生で初めて、ホームオフィスを1週間体験した。ホームオフィスの良いところ、上記の記事でまとめました。今回は、あんまりよくないところについて、まとめてみたいと思います。
①ちょっとした確認に時間を要する普段オフィスにいるときは、席にいって少し確認すればいいことも、ホームオフィスの場合、電話もしくはチャット機能で確認することになる。
一度ですべて確認できればよいのだが、残念
Ramenas ir pagaliukai (らーめん@リトアニア)
リトアニアという国をご存じですか?リトアニアはバルト3国のうちの1つ。ヨーロッパの北部に位置しています。第二次世界大戦のときに、ユダヤ人に大量にビザを発行した杉原さんが駐在されていた国でもございます。
そんな国に、ラーメンブームの波は押し寄せています。
お店の名前は、「Ramenas ir pagaliukai(らーめんとお箸)」。なんと素敵なお店でしょうか。今日はリトアニアで食べた、おいしい
皿洗いは、魔法のよう。
ひとは、きれいになるものを見るのが好き。そう考えたのは、YouTubeで磨く動画が流行っているという話をきいたからだ。この動画チャンネルでは10円玉をずーっと磨いてきれいにしたりとか、とにかく何かを磨き続けることを早回しで動画登録している。
身近にできる、磨いてきれいにすること。それは皿洗いであると思う。家族につくってもらったおいしい料理。皿洗いまでやってもらうことが当たり前になっていないでしょ
プロセスは「結果よりも大切」なのか?
カイジが考える「プロセス」と「結果」ヒット漫画「カイジ」から、「何が学べるのか」をまとめたシリーズの1冊。今回のテーマは、「はたらきかた」のはなし。
巷では、「結果」よりも「プロセス」が大切という話が多く、いかにも「結果」がでなくても、「プロセス」がよければそれでいい。そんな風にとらえることも少なくない。
この「結果」よりも「プロセス」という考え方を、この本では以下のように解説している。
消
『1%セントの努力』を読んで。
なにもしていないわけ、じゃあない。匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設した、ひろゆき氏。そんなひろゆきさんは、はたから見ると、マイペースで働かずに生きているように見える。
けれども、よくよく考えてみると、ひろゆきさんは「まじめ」である。
あたりまえに、断られる。「ひろゆきさんみたいに、頭の良い人だったら、最初からうまくやってたんでしょ?」そんな風に言う人も少なからずいる。
けれども、かれは「ふつ
カレーライスをほおばりながら。
おなかすいて、ご飯を食べる。目をとじて、おもう。先ほど夕飯を食べたときに、ものすごく不思議な体験をした。
いつも通り家族と席について、「いただきます。」といい、カレーライスのルーをまずは味見し、次にモードで炊き上げた白飯と一緒に頬張る。カレーのルーは隠し味にチョコレートをいれたせいか、妙にうまみを感じる。ご飯も熟成炊きモードのおかげか、ごはんの味がしっかりしていて、とてもおいしい。おいしさに浸っ
塀の上を、落ちもせずヨタヨタ歩き。
中日ドラゴンズ、伝説のピッチャー、山本昌。プロスポーツ選手には、逃げ道がない。プロボクサーは負け続けたら引退するし、野球戦もサッカー選手も試合で活躍しなければ、それで首宣告。そんなリスクがあるからこそ、高給取りといわれる給与を受け取ることもできる。彼らが、9時から6時のタイムカードで働いていたら、そんな待遇を得ることはできないだろう。
中日ドランゴンズに所属していた山本昌投手。彼は、そんな厳しい
渋沢栄一が語る、逆境対処法。
日本に数々の民間企業を創設した実業家、渋沢栄一。
そんな彼の人生には、もちろんたくさんの逆境があり、乗り越えてきたからこそ、本日の彼の地位があるといっても過言ではない。
そんな彼が逆境に対処する方法をまとめた本が以下の書だ。
逆境を迎えたときに、どう対応するべきなのか?
大実業家、渋沢栄一はこう語った。
しかしながら私が逆境にたった時自ら実験したところ、および道理上から考えてみるに、もし
If you see the "big picture"
If you see the big picture歴史の授業で習う。昔アメリカは奴隷を使って、綿を取っていました。奴隷の待遇はひどく、トイレは別だったり、そもそも「人間」という風にとらえられてなかったのです。彼は、働き成果を出すことだけを求められていて、人間的なせいかつをすることはできませんでした。なんてことを。
そんな中、『宇宙船地球号操縦マニュアル』を読んではっとさせられた。
「専門分化
ひとにまかせると、つまらなくなる。
「これ、やってください」と付き合いますか?入社したばかりの頃は、右も左もわからない。先輩に怒られながら、1つずつ物事を覚えていく。こういう依頼は、こういう風に、この人に頼む、、、とか、判断できそうになければ、上司に相談するとか。そういうときは、じぶんからイニチアチブをとって、行動することは難しい。
けれども、時間を重ね、3年、5年と時がたつと、仕事にも慣れてくる。仕事に慣れてくると「これ、やって