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記事一覧
人は人と出会うべきなのか
「というのも、各々は直接的に他者のうちに自分を知るからであり…しかもそれによって、各々が、他者もまた同じように彼の他者の内に自分を知るのだ」(ヘーゲル『イェーナ体系構想』法政大学出版局)
「臨場性」はなぜ必要か
コロナ禍の中で、心から消滅して欲しいと思ったのは「ハンコ」である。
大学が入構自粛になっているのに、ハンコを押すためだけに出勤することの徒労感。そういえばうちの大学では、会議か
Tera Term開発を15年やって引退した話
こんにちは、ゆたかさんです。筆者は2004年にTera Term Projectというオープンソース開発プロジェクト(非営利のコミュニティ)を立ち上げました。そこではTera Term(テラターム)というターミナルソフト(ターミナルエミュレータ)の開発が行われています。そして、この度、一身上の都合で2019年12月にプロジェクトから引退をしました。2019/12/7に行ったTera Term 4.
もっとみる幸せの俯瞰図(その1):ホメオスタシスとの関係
「幸せ」について講演する機会が多い。今週だけでも、中東からの使節団、経済大国の大使、政党の勉強会、若者向けなど、4回講演させていただいた。さらに、これに関連して、今週は日経新聞の一面(2019/11/27朝刊)に名前を出していただいた。
このように、幸せについて関心を持つ人は多いし広い。皆がどうしたら幸せになれるかを知りたいのだ。しかも大変熱心に講演を聞いてくれる。ある意味で当然かもしれない。
寂しさで他人をコントロールしようとする人たち
作家のエージェント遠山怜です。誰にとっても他人事ではなくて確実にあなたの周囲で起こっていることで、そしておそらくあなた自身に関係している話をしたい。つまり寂しさとその諸々の変化球について。
数年前、ある飲み会に参加したときのこと。
ほとんど初めて会う人が揃う会で、参加者は探り探りコミュニケーションを取っているような場。そこである年配の男性が若い女性に声をかけていた。相互理解を深める、知り合った同
【現代風刺寓話】昔々、あるところにおじいさんとおばあさんがおりませんでしたとさ。
現代の寓話を書きました。これまでの正しさと普通が崩壊し、何者かにならなくてはいけない今の時代を、どうやって生きればいいんだろう?