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飲食店関係の話

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メニューは売れるサービスマン:売上を上げるのは"飲む理由"と"選ぶ楽しさ"

メニューは売れるサービスマン:売上を上げるのは"飲む理由"と"選ぶ楽しさ"

売れるメニュー「当店にメニューはございません。お客さまに合わせて決めさせていただきます。」というようなお店以外、基本メニューはあって当たり前です。ですが、メニューひとつ、もっと言うと言葉ひとつ、作り方ひとつで売上は変わるのです。

長い文章は誰も読まないという幻

ボクがまだ旅館に勤務している頃、実際に体験した話です。
それまではメニュー名と写真が載っただけのオーソドックスなドリンクメニューでした

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保存版・飲食店開業の完全ガイド:成功に向けた15のステップ

保存版・飲食店開業の完全ガイド:成功に向けた15のステップ

飲食店を開業したい!でも、「何から始めたらいいのかわからない」という方も多いのではないでしょうか?

ボクは旅館時代、たくさんの旅館やホテルの飲食部の立ち上げを担当してきました。その度にいつも思うこと。

飲食店の開業は、準備が命

ということ。しっかりとした計画を立てることが、あなたの夢を鮮明に叶え、一緒に歩んでくれるスタッフさんたちの不安を取り除き、いらしたお客さまに心から喜んでいただき、長く

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飲食店オーナー必見!効果的なスタッフ採用へ向けた求人のコツ〜SNSを活用した人材採用のヒント〜

飲食店オーナー必見!効果的なスタッフ採用へ向けた求人のコツ〜SNSを活用した人材採用のヒント〜

お店を運営するためには、信頼できるスタッフさんの採用とトレーニングが欠かせません。ボクのところに一番ご相談が多いのもこの採用とトレーニングです。

採用は飲食業界(だけではありませんが)大切な根幹でもあるので国策として取り組んでいただきたいぐらいです。
でも国が動くのを待っていても仕方がないので出来ることを粛々とやりましょう。

求人サイトでの採用活動必要な人材を確保するため、求人サイトを活用する

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飲食店開業の要:お客さまの心を貫くコンセプト作りの秘訣

飲食店開業の要:お客さまの心を貫くコンセプト作りの秘訣

お客さまの心を貫くコンセプト作りお店の核となるコンセプトを決めることは、開業準備の中で最も早く決め、最も楽しく、最も重要な作業です。

どんな雰囲気で、どんな料理を提供し、どんなお客さまにたくさん来ていただきたいのかを考える。

コンセプトが鮮明で明確なほど、あなたの夢は叶いやすくなります。

テーマとジャンル

このブログを読んでくださっているということは、和食、フレンチ、イタリアン、カフェなど

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ドリンクメニューのお酒の選び方はお客さんの顔による。

ドリンクメニューのお酒の選び方はお客さんの顔による。

昔こんな記事を書きました。

料理の味の構成を考えるというのは、ワインを料理と一緒に楽しんでもらう上では必要なことです。

甘い、しょっぱい、酸っぱい、苦い、うまい。

この組み合わせのバランスが全ての味覚の基本です。

このバランスを、料理と楽しむ飲み物で、その料理の味もお酒の味も高め合うことをフランス語では「マリアージュ=結婚」といいます。

ボクはこのことをたくさんの方に知ってもらいたいから

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お店を始めるときには、固定費から逆算して考えてみるといい。

お店を始めるときには、固定費から逆算して考えてみるといい。

ボルダリングのオブザベーションのように、なにかを始めるときには逆算して考えてみるといい。

最近ボルダリングにはまっています。ボルダリングはとても原始的な遊びだと思います。

木登りとか、子供の頃近所の庭にあった大きな庭石を登る感じ。

こんにちは、いろんなところに登って遊んでよく怒られた鵜沼です。

ボルダリングはルールも簡単で、スタートのホールド(手を掛けたり足場になる突起)に両手をかけ、決ま

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バーでマスターやバーテンダーさんにお酒をおごるのはどうなのか?

バーでマスターやバーテンダーさんにお酒をおごるのはどうなのか?

「飲むなら自尊心を忘れないように飲みたまえ」とは

小説「ロンググッドバイ(長いお別れ)」の中の探偵フィリップ・マーロウの台詞です。

こんにちは、今日は嗜み講師の鵜沼です。

今日はある意味タブーな話に切り込んでいこうかと思います。

タイトルにあるように「バーでマスターやバーテンダーさんにお酒をおごるのはどうなのか?」という疑問、お持ちですか?

それがバーでお酒を飲むものの嗜みだという方もい

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お客さまの言葉で気づいた酒場のひとつの役割。

お客さまの言葉で気づいた酒場のひとつの役割。

一人の人間が習慣的に大量の酒を飲むようになるには様々な理由がある。理由は様々だが、結果は大抵同じだ。「羊をめぐる冒険」

村上春樹さんの小説の一節です。

習慣的に大量のお酒を飲むことはないとしても

お酒を飲みたい夜ぐらいは、お酒を飲まない人にですらあるかもしれない。

飲める人間がそんなことをすればスッキリ目覚めることはごく稀で

翌日枕の上から動かせない鈍い頭で後悔するか、なにに後悔している

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ソムリエ・バーテンダー険悪説から思う酒場の新しいカタチ。仲が悪いのは理解しようとしていないんじゃない?

ソムリエ・バーテンダー険悪説から思う酒場の新しいカタチ。仲が悪いのは理解しようとしていないんじゃない?

どっちもお酒のプロなんだから、壁なんて作らないで共同体を作った方が業界的にも地域的にもいいと思う。

ワインは熟成でまるくなり
カクテルは技術でまるくする。

まるくおさまるのが一番です。

こんにちは、鵜沼です。

ボクはソムリエをしています。

普通はどこかのお店にいたり、ワインバーなどを経営しているのが多くみられるソムリエですが、割と珍しいフリーランスです。

自主開催はもちろん、飲食

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フリーランスでワイン会をする理由

フリーランスでワイン会をする理由

こんにちは。何屋さん?って聞かれて一言で言えず答えに困っているボクです。

そんなボクのお仕事の1つがフリーランスで(ワインの)ソムリエをしていること。

「フリーランスで食えるの?」とか「そんな人いるんだ」とか言われますけど、それは置いておいて、どうしてそんなことをしているのかってことを書いてみようと思います。

「ソムリエさん」って言われるのがイヤだった。なんだか近寄りがたいイメージがあるのか

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飲食店でSNS活用をしたいのに続けられない人に考えてみてほしい方法。

飲食店でSNS活用をしたいのに続けられない人に考えてみてほしい方法。

SNSで集客できるようになるための第一歩は、なによりも慣れること。1日のスケジュールの中でその時間を見つけてまずは慣れる。

こんにちは、鵜沼です。

北海道の小樽に巴寿司というお寿司屋さんがあります。

小樽の寿司屋通りから少し離れたところにある一軒家で、カウンター8席とテーブル席が数席のお寿司屋さんです。

地元の人たちから「最高の腕だ」と評判の大将、ホールは大将の奥さんが中心に切り盛りして活

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新規客とリピート客のどちらかが集客できていないとしたら、同じお客さまだと思っているからではないですか?

新規客とリピート客のどちらかが集客できていないとしたら、同じお客さまだと思っているからではないですか?

新規のお客さまとリピートのお客さまは来店目的が全く違う。
遠くまで来たからこその価値、自分たちの場所に来てくれる価値。その価値に共感して人は集まる。

今まで食べていた野菜は本当に野菜だったのか?

野菜に限らず、今までの概念を壊すあまりにも味わい深い美味しいものを食べた時に、そう思うことありませんか?

昨日はボルダリングに行ったあと4月20日にオープンした自然の中のレストラン「AGRISC

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飲食店や小売店では1種類につき21枚以上の硬貨(小銭)でのお会計は断ることができます。

飲食店や小売店では1種類につき21枚以上の硬貨(小銭)でのお会計は断ることができます。

自分が相手だったらどう思うか?サービスの原点だし、限度という言葉の本質だと思います。

小銭貯金してます?

貯まると郵便局に行って貯金してたけど、なぜかちょっと恥ずかしい気持ちになったりするのはボクだけかな?笑

こんにちは、鵜沼です。

朝起きて時計がわりにテレビをつけました。

いつもと変わらない情報番組。最近はSNSからのニュースって増えましたね。

ファーストフードで全部1円玉でお会計を

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