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「食べることは生きること」~オーガニックな生活を取り入れて感じたこと
仕事や家事、プライベートも、それなりに充実しているはずなのに、何だか元気が出ない、疲れがとれない、という様なことはないでしょうか。しっかり寝てみても、思いっきり食べてみても、体内の何かが整わなくて、気力に欠ける。そういうことは、誰にでもあると思います。
そんな時、おすすめなのが、「一度、食事を見直す。」ということです。
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これは、外食を避けて自炊するとか、コンビニ食を避けるとか、そういったことではありません。もっと根本的に、体内に取り込む「食べ物」について知り、向き合い、そして、見直すということです。
この世の中には、今では食べ物が溢れかえっていて、フードロスが問題になるほどです。しかし、こんなにも食べ物があって、ネットでもテレビでも、グルメや食材の情報が溢れているのに実は、真っ当な食べ物には簡単には辿り着けないというのが日本の現状です。
では、真っ当な食べ物とはどのような食べ物でしょうか。
例えば、「鶏の唐揚げ」を考えてみます。
同じ「鶏の唐揚げ」でも、使用する鶏肉が、育つ過程で与えられてきた飼料や、育った環境で、全く別の食べ物になっていることをご存知でしょうか。私たち人間を含め、生き物は「食べたもの」からできています。農薬まみれの餌を食べ、病気になりやすい劣悪な環境で、病気を防ぐために、余計な薬を与えられ、ストレスいっぱいに育てられた鶏肉と、真っ当な飼料で広々とした環境で育てられた鶏肉。我々の口に入る時、そこに含まれている栄養素やパワーが違うことは明らかです。
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さらに、唐揚げを揚げる油や、衣に含まれる小麦粉や卵など、全ての構成要素についても、同じ様なことが言えます。つまり、一見同じように見える食べ物でも、それが育てられ、栽培される過程、製造される過程によって、全く別の要素を含んだ食べ物として私たちの食卓に並んでいるのです。そして、繰り返しますが「食べた物が私たちの身体を作る」のです。
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オーガニックという言葉をメディアなどでよく目にします。オーガニックという言葉の定義は、日本語では完全に明確には定められていませんが、一般に、「無農薬の」とか「有機栽培の」という様に理解されます。無農薬で育てられた野菜や穀類はもちろん、先ほど例に挙げた肉類や、乳製品も、その過程で飼料を与えますので、同じ様に「オーガニック」の枠に入ります。
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オーガニックの食材は、少し値段が高いイメージこそあるかもしれませんが、栄養価の点からみても、味わいの点からみても、非常に価値のある食材と言えます。我々の身体に余計なものを取り込まずに済むので、我々の身体にかかる負荷も少ないと言えるでしょう。
わかりやすい例として、オーガニック野菜や食品を中心に構成された食事を食べ続けると、身体が軽くなっていくのが分かります。これは、痩せるという意味ではなく、身体と心が喜んでいるという感覚に近いかもしれません。いつの間にか気力がみなぎり、今まで味わったことのないような感覚を得られるものです。
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オーガニックにこだわりすぎると、今の日本では、窮屈さを感じる日もあるかもしれません。しかし、オーガニックな食事を取り入れることは、その何倍ものメリットとして、自分自身のパフォーマンスの向上を後押ししてくれます。湧き上がるモチベーションを感じて、ワクワクすることでしょう。
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こうして、少しずつ、オーガニック生活を続けていくと、食材の裏側や、その製造過程にまで、ひいては地球や環境にも思いを馳せることにもつながり、同時に、自分自身の健康をよりリアルに感じるようになり、楽しくなります。楽しいとどんどん続けたくなることでしょう。
こうして、新しいライフスタイルとして、新たな人生が始まるとさえ、言えるかもしれません。
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