マガジンのカバー画像

【yuu♪の映画鑑賞記録】

16
映画の感想を書いた記事をまとめています。雑食ですが邦画多め。脇役が好き。人の感想や評価は先に見ないタイプ。(隠れ脚本家志望…😋)
運営しているクリエイター

記事一覧

映画『ビーキーパー』

映画『ビーキーパー』

おいおい、クソ強いじゃねえか!!!!!笑
たまにはこんな映画も悪くない。

見たかった映画の時間が合わず、時間が合う2つの作品で迷っていたところ、「脳みそが爆発するくらい面白かった!!」みたいなワードをこのnoteの中で目にした。
もちろん詳しい感想は見ない。「脳みそ爆発」だけを頼りに座席を確保した。

久しぶりの洋画で、そのワード以外何の情報もない。冒頭、ワクワクしながら蜂に思いを馳せる。

もっとみる
映画『ラストマイル』

映画『ラストマイル』

火野正平さん、ありがとうございました。
宇野祥平さんとの親子役は、脇役贔屓の映画ファンとしては最高にワクワクし、萌えに萌えました。
他に火野正平さんの作品で思い出されるのは「そこのみにて光輝く」です。ちょい役でありながらストーリーを底支えする深みがあり、とても素敵でした。出演作品、また色々見ますね。

さて、「ラストマイル」の感想。

ちょうど今 あちこちで告知がさかんだ。「ブラックフライデー」と

もっとみる
映画『リトル・ダンサー』

映画『リトル・ダンサー』

名作をスクリーンで観るというのは、本当にこの上なく贅沢な時間だ。

上映館が限られているため 初めての映画館に足を運んだ。二重の意味でドキドキが止まらない。

名作とはいえ今流行ってるわけではない、デジタルリマスター版だ。週末だが 私の両隣の席は空いたままだ。全体的によい塩梅で席が埋まっている。最高だ。

作品名は知っていたが、正直内容はあまり知らなかったし 今回も事前情報はほとんど入れずに鑑賞し

もっとみる
映画『ミッシング』

映画『ミッシング』

この作品は、何度か映画館で「予告」をみていた。

「監督に直談判」「体当たり演技」ということを 石原さとみ本人が言えば言うほど、予告が流れれば流れるほど、なぜか萎えに萎えた。

(もちろん私の個人的な好みや性格に所以する話…)

石原さとみをキライではないが、結局映画館では観ることはなく、とはいえ「そんなに言うなら…」「吉田監督だし…」と 配信開始後 すぐにとびついた。

子どもが行方不明になり

もっとみる
映画『ぼくのお日さま』

映画『ぼくのお日さま』

日曜日の映画館は久しぶりだった。

安くて空いている平日の映画館が一番好きなのだが、今回は日曜日。張り切って電車を乗り継ぎ、家から少し遠くの映画館へ行った。

推しのライブも 推しのラジオイベントも ことごとく落選し続けていたのだが、先日めでたく「当選」の通知を受け取ったのだ。

チケットを発券してから、チケットに書かれたタイトルと日付けと上映開始時間を 何度も確認していた。
「映画『ぼくのお日さ

もっとみる
映画『市子』

映画『市子』

この作品は、監督である戸田彬弘氏が作・演出を行った舞台「川辺市子のために」を映像化したものらしい。

いつの市子も市子であり、一人の人間の奥深さを感じながらも、人は、どこで、誰と、どのように生きるかで作られていくのだと、自分の人生を振り返らざるを得ない作品だった。

思えば、一緒に住んでいる夫のことすら 出会う前のことは良く知らない。夫本人や、親戚たちから聞く話の範囲でしか知らない。

なんなら、

もっとみる
映画『そばかす』

映画『そばかす』

私は、たぶん、アサダアツシの脚本作品が好きなんだな。

うん、間違いないな。

よくいる主人公、よくある家族、よくある仕事、よくある価値観、をベースに穏やかに描きつつ、

誰にでもあるような、ないような、誰にでもすぐ側にいそうな、いなさそうな、でも簡単には理解してもらえないようなマイノリティーに触れている。

押し付けでもなく、劇的でもなく、穏やかに。

主要な登場人物だけではなく、園児や議員など

もっとみる
映画『春夏秋冬そして春』

映画『春夏秋冬そして春』

金獅子賞「嘆きのピエタ」を観る前に、と。

凄く凄く観たかった「嘆きのピエタ」。でも私の知る限り、当時は上映もされておらずTSUTAYAにもなかった。
配信で見つけたが、鬼才キム・ギドクの金獅子賞、先に一本挟んでおきたかった。

私の好きな癒しの風景が目に入り、何気なく観始めたのだが、入り込んでしまった。

春夏秋冬、人生だった。
冬が終わったら、春。また次の人生が始まる。

何気なく観た作品だが

もっとみる
映画『MANDYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』

映画『MANDYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』

面白かった。そして笑った。
いやー、よく作り込まれていて感心した。

鑑賞後、まずは、見聞きしたことのなかった制作会社「CHOCOLATE 」について気になり過ぎて、検索しまくった。

私は一昔前のいわゆるベンチャー企業で働いたこともあるが、もう私には付いていけない程にキラキラワクワクの今どきの企業だった。

公式サイトを見る限り、完全に世界を意識しているし、メンバーは若く、みなフリーか。
クリエ

もっとみる
映画『カラオケ行こ!』

映画『カラオケ行こ!』

映画館で観てからまだそれ程時間が経っていない気がする。Netflixで見つけ、また観てしまった。

あの子が歌う「紅」がまた聴きたくて。

綾野剛は好きな俳優の一人ではあるが、原作は知らなかったし、タイトルに惹かれなかった為スルーしていた作品だった。

が、以前やっていたX(旧Twitter)で同じ不登校児の母であるフォロワーさんが「思春期の息子がいる人にお勧め」と書いていた。
更に、調べてみたら

もっとみる
映画『ハウスメイド』

映画『ハウスメイド』

面白かった。
韓国映画で、久しぶりに見応えがあった感じがした。

見応えがあったという事は、ストーリーが分かりやすかったとも言える。

(ちなみに私が使う「面白かった」は、笑える方ではなく、intrestingの方「興味深い」の方である)

ポン・ジュノ、パク・チャヌクという名監督たちに影響を与えたと言われている「下女」のリメイク作品。
キム・ギヨン監督は、評価され始めた直後、ベルリン映画祭へ旅立

もっとみる
映画『別れる決心』

映画『別れる決心』

うーむ。
久しぶりに感想を書く手が進まなかった。

カンヌで監督賞を受賞しており、期待値が上がっていたのもあったとは思う。

加えて、私の中では、タン・ウェイが「ラスト、コーション」を超えてこなかったというか、「ラスト、コーション」が強く残り過ぎていたからかとも思う。

ストーリーとしても映像としても、私の好みである雰囲気や繊細な描写はあったはずなのだが、何だか取りこぼしている感覚だ。

作り手の

もっとみる
映画『SUGA Agust D TOUR D-DAY THE MOVIE』

映画『SUGA Agust D TOUR D-DAY THE MOVIE』

応援上映ではなかったが、体や頭を揺らさずにはいられなかったし、「は〜、かっこいい〜」と思わず声が漏れていた。

そりゃ漏れるさ。
軽く20回は漏れただろう。

私の漏れてしまった声は爆音にかき消され周りの迷惑にはなっていないだろうし、

どうしても揺れてしまうのは「Yet To Come in Cinema」で経験済みだったから、

空いている回の一番後ろの座席を確保はしていた。

いやーーー、

もっとみる
映画『オッペンハイマー』

映画『オッペンハイマー』

うむむ。

自分の無知さやちっぽけさに軽く打ちのめされた感覚で映画館を出た。

「オッペンハイマー」を観てきた。

薄々分かってはいたが、感傷に浸る作品でもなければ、戦争の悲劇を嘆く作品でもない。

もちろん、広島と長崎に原爆が投下され、降伏したことは知っている、世界中でまだ戦争があることも知っている。

ただ、私が知っていることは、世界規模、原子レベルで考えたら、鼻クソ以下だ…(笑)

クリスト

もっとみる